石田陽子の恋愛コラム

男の価値は何で決まる? あなたが結婚に求めるもの

「男の価値は何で決まる?」という究極の恋愛テーマです。女性にとって気になる「男の価値」と、その答えによって求める愛のカタチを探っていきましょう。男性の価値をどこに何に感じるかによって、あなたが結婚に求めているものが見えてくるのかもしれません。

石田 陽子

執筆者:石田 陽子

恋愛ガイド

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あなたはどう考える? 男の価値とは

男の価値は何で決まるのか

国によって、時代によって異なる恋愛への意識。私たちは自分で思っている以上に他人の視線や先入観に左右されがち

あなたは男の価値とはなんだと思いますか?

『男の価値は年収より「お尻」!?』(著:サンドラ・ヘフェリン、流山りんこ)というコミックエッセイが話題になりました。日本人とドイツ人の恋愛観・結婚観の違いが紹介されいるのですが、なかでもおもしろいのがタイトルにもある、「男の価値」について。

ドイツ女性は、質実剛健、真面目で堅実な男性を好みそうなイメージがあったのですが、実際は違う!? とのこと。もちろんすべてのドイツ人女性に当てはまることではないと前置きしつつも、彼女たちが男性に求めるのは、意外なことに地位や名誉よりも「色気」! お尻や匂いに本能的に惹かれるとのこと。「へぇ~!?」と驚きつつも、勢いのある文章と漫画に説得力があって妙に納得してしまいました。

お国柄だけでなく、それぞれの女性が価値として感じるものは違うものですが、あなたは「男の価値」とは何だと思いますか?

見た目や年収、もしくはそれらの釣り合い? それとも、ドイツ女性たちのようにお尻やフェロモンに価値を感じますか? 男性の価値をどこに何に感じるかによって、あなたが結婚に求めているものが見えてくるのかもしれません。

いっしょに考えてみましょう。
 
<目次>
 

男の価値は「見た目・顔・身長」派

・ おしゃれが好き
・ 美意識が高い
・ロマンチックなサプライズの演出に弱い
⇒周囲の人から祝福される結婚を求めている。


男の価値は「見た目・顔・身長」だと言う人は、自身がおしゃれで、流行にも敏感なタイプかもしれません。周囲の人の反応やリアクションに細やかに対応できる人なので、相手にも同じように気配りやセンスを求めがちです。「みんなに良く思われたい」という気持ちが強いため、自分の本心をどこかに置いてきてしまうことはありませんか? とくに大きな決断の前には急に自信がなくなってしまうようです。迷ったときに誰かに相談するのは悪いことではないけれど、あくまでも「相談」にとどめて。後悔しないためにも、自分の幸せは自分で決める……くらいの強い気持ちを持ちましょう。
 

男の価値は「年収・地位・名誉」派

・ 勝ち負けにはこだわる
・ 将来に対する漠然とした不安を解消したい
・ 情報収集が得意
⇒より豊かで安定した生活が送れる結婚を求めている。


男の価値は「年収・地位・名誉」だと言う人は、負けず嫌いで、目標を設定したらまっすぐに進んでいくタイプかもしれません。ただ肩書きに弱く、情報やイメージで理想の相手だと思い込んで、勝手にイメージと違った部分を見ると相手にガッカリしてしまうこともありそう。また、どこかで他人と比較して自分の状況に不満を抱いたり、何かが足りないと気持ちが焦ってしまうのが気になるところ。相手には相手の事情がありますし、自分の思い通りに物事が進まないときほど慎重な対応で挑みましょう。逆に、あまりにも条件が良すぎる都合のいい相手には裏があるかもしれません。理想の相手とめぐりあうためにも、冷静な目で判断していきましょう。
 

男の価値は「器の大きさ・人柄」派

・ コミュニケーションを大事にしている
・ 好き嫌いがハッキリしている
・ 仕事でも趣味でも自分のペースを大事にしたい
⇒お互いに居心地の良い空間で尊重しあえる結婚を求めている。


男の価値は「器の大きさ・人柄」だという人は、「結婚とはこうあるべき!」というこだわりがあまりないタイプかもしれません。結婚は人生のひとつの通過点だと冷静にとらえていたり、そもそも結婚願望が薄かったりするのかもしれません。
お互いを尊重し合えることを優先するので、かえって自分が求める愛のかたちを手に入れるには時間がかかるかもしれません。
一方で、理想のカタチがない分、解決すべき問題から目をそむけてしまうことも……。自分の楽しいことを優先するあまり、嫌な思いをしたくない、ケンカや意見の衝突を避けたいからと過剰になると、物事が解決に向かえないこともあります。言葉にしなければ思いは伝わらないように、きちんと意思表示しなければ分かり合えないこともあります。伝えたい気持ちはうやむやにせず、焦らず自分を信じていきましょう。
 

男の価値は「性的魅力(お尻、厚い胸板、筋肉)」派

・ 匂いには敏感
・ 性欲強め
・ 「情熱的だね」と言われるし、情熱的な人が好き
⇒理屈ではなく運命的に引き寄せられる結婚を求めている。


出会った瞬間、もう恋におちてる……という直感を大切に愛に生きるタイプ。付き合っているうちに「えっ!? こんな人だったの?」と、我に返って改めて相手がどんな人なのか気づくこともあるのでは? 周囲の目を気にしたり、他人から「やめなよ」と言われたくらいで恋心が冷めることはないのですが、自分で「違った」と思った瞬間からの変わり身の早さはさすが野生のカン、です。「恋愛と結婚は別だから」とムリに自分を繕って後で後悔することのないよう、覚悟をもって結婚相手は選びましょう。


理想や価値を求めることは決して悪いことではありません。理想の結婚のカタチが自分のなかにあるから、その相手として価値があるかを見極めたくなるし、何を求めているか気づくことで自分の欲望を知ることもあります。ただ、「男の価値は◯◯」と決めつけてしまうと、その人の魅力や相性の良さまで打ち消してしまう可能性があります。

いろいろな角度から検討し直す、相手の良さを見つめ直すというのも、幸せな恋愛、結婚への近道になるはずです。先入観にとらわれることなく、最高の愛を手に入れてください。
 

『おとなの恋の測り方』に学ぶ、男の価値の見出し方

おとなの恋の測り方

男の価値は、何で決まる? 南仏を舞台にした大人のラブストーリー『おとなの恋の測り方』 (c)2016 - VVZ PRODUCTION - GAUMONT - M6 FILMS

フランス映画『おとなの恋の測り方』でも、「男の価値は、何で決まる?」という究極のテーマが描かれています。

簡単に紹介しますと……美しく聡明な弁護士ディアーヌが、大きな家に住む有名な建築家アレクサンドルに出会うという物語。

ディアーヌがレストランにケータイを置き忘れたことがきっかけで、拾ってくれたアレクサンドルに会いにいくことに。彼はリッチで優しい雰囲気……でも、身長はディアーヌよりもずっと低かった……! ネットで検索しても探せない秘密の隠れ家的なお店に連れて行ってくれたり、スカイダイビングを体験させてくれたりとデートもユーモアのセンスも抜群……だけど、ただ身長の差だけが2人の間に立ちふさがって……。お互いに離婚歴もある大人のカップルのラブストーリーなので、ただロマンチックで甘いだけでなく、辛口エピソードも散りばめられています。

あなたはディアーヌのように「男の価値」として、見た目の釣り合いを気にしますか? それとも、ドイツ女性たちのように「お尻?」に価値を感じますか? 

男性の何に価値を感じるかによって、あなたが結婚に求めているものが見えてくるのかもしれません。
 

作品情報『おとなの恋の測り方』

おとなの恋の測り方

完璧や正解をただ求めるのではなく、人はそれぞれに違うもの……という当たり前のことを認めることから始めてもいいのかも。 (c)2016 - VVZ PRODUCTION - GAUMONT - M6 FILMS

監督:ローラン・ティラール 脚本:ローラン・ティラール&グレゴワール・ヴィニュロン
出演:ジャン・デュジャルダン、ヴィルジニー・エフィラ

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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