親同士のもめごとに疲れて破談

結婚直前のカップルが別れてしまう意外な理由とは

結婚直前のカップルが別れてしまう意外な理由とは

晩婚や未婚が進む今、婚活に励む人もたくさんいて、無事に婚約まで進む事ができれば一安心。そう思っているカップルも多いかもしれません。でも、ここで油断をしていると思わぬ結末が待っていることもあるのです。一般的に言われる「破談」です。

破談といっても、今になって急に増えたわけではなくて、昔から一定数が存在します。このごろは、当人同士の問題というよりは、親御さんたちがもめることが多くなっているといいます。たとえば式場選びや結婚式の様式(和式、洋式)へのこだわり、参加人数、仲人さんをどうするかなどです。両家で人間関係も違いますし、仕事場での立場も違います。そのため、招待する人数に大きな差ができてしまうこともあり、それがもめ事に発展してしまうのです。

またプライドが高い親御さんの場合、世間体を気にして立派で知名度がある式場を選ぶこともあります。そうなると結婚式の料金が高額になってしまい、式場にこだわりがない親御さんからすれば「ここまでこだわらなくても……」となります。お金の問題については、仲人さんへのお礼金額もそうです。高い安いとごたごた言い出し、なかなか折り合いがつかないこともけっこうあります。

披露宴で出す料理でもめる両家。そんなこともけっこう起きている。

披露宴で出す料理でもめる両家。そんなこともけっこう起きている。


さらに、披露宴での料理や引き出物など、どれにするかでケンカをすることもあるほどです。日本列島は長いので、同じ地域でないとしきたりも習慣も異なるために、妥協ができないというわけです。そういった親同士のいざこざが起きてしまい、なかなか決まらないことが多すぎることに疲れてしまい、「結婚しなくてもいいかな」と当人同士の気持ちが冷めてしまって破談になることもあるのです。


非協力的な相手の態度を親に愚痴ったところ……

結婚式を挙げるとなると、決めなければならないことが山のようにあります。毎週のように式場に足を運び、担当者と打ち合わせ。本来ならば2人で一緒に行って決めるのですが、「週末は仕事なんだよ」とか「僕はなんでもいいから君の好きなようにすればいい」と言うだけ。最初は「私の自由に決めていいのね」と嬉しさの方が勝っていたのですが、次第に「無関心なだけなのでは?」と思うようになり、最終的には「非協力過ぎる!」と大げんかが勃発します。

そして、「何もしない彼と結婚をしたら、その後が大変。なんでも私ひとりでやらなければならない」と悟り、それを親に愚痴ったところ家族を巻き込んでの大事になってしまうケースもあります。親は自分の子どもがかわいいので、どうにか守ろうと奮闘します。

一方、もう片方の親も思いは同じです。子どもを守ろうとして「うちの子は忙しいのだ、お嬢さんの好きにしていいと大きな心で自由にさせてあげたのに、お説教とはなんだ!」と大騒ぎになり破談になったカップルもいるのです。


破談した後のお金の問題

付き合って間もないカップルが別れるのと、婚約をして結婚式の準備が進んでいるカップルが破談になるのでは、お金の面で大きな違いがあります。以下は実際にAさんが経験したお金にまつわるトラブルです。

もともとAさんはおとなしい性格で自己主張もしないタイプでした。でも、ある日理想の人と出会い結婚をしたいと願っていたところ、お付き合いが始まります。間もなくプロポーズされて結婚の準備をスタートするわけですが、彼の前だと緊張して自分の意見を言えないのです。でも、この人を逃すと次がないのではないかと焦ってしまい、どうしても彼の意見に従ってしまいます。このままでいいのかと思う反面、結婚は親の希望でもあったので、別れることもできません。そうしているうちに、ストレスがたまって爆発寸前までいってしまいました。見かねた両親が結婚を取りやめたところ、相手から訴えられてしまったのです。

相手は結婚を断られて心が傷ついたということで慰謝料や賠償請求をしてきました。それに式場のキャンセル料、招待状や引き出物を用意してしまったら、その分の請求もきてしまいます。ちなみに、式場のキャンセル料の目安は以下です。

結婚式5か月から3か月前まで    見積額の20%
結婚式3か月前~2か月前まで    見積額の30%
結婚式2か月前~1か月前まで    見積額の40%
結婚式9日前~前日前まで       見積額の80%
当日                見積額の100%    


結婚式の費用はご祝儀頼りの部分もありますが、式を挙げなければ、ご祝儀もありません。これを全部支払うことになれば、相当な負担になるのは間違いないでしょう。


相手と相手の親をちゃんと見ることが大切

破談を防ぐためには、式の準備が始まる前に相手のことはもちろんですが、親の性格も把握しておく必要があります。数回会うだけではわからないので、頻繁に会って食事をしたりするのがオススメです。そうすれば食の好みもわかりますし、食事は人の気持ちを緩やかにするので本音が見えることもあるでしょう。そうやって距離を縮めると同時に、相手の手の内を見ることが破談を防ぐ方法のひとつです。