最初に住居費・生命保険・通信費を見直して

家計管理の世界でよく言われることですが、貯金は「余ったらしよう」では貯まりません。貯金分は先取りするに限ります。貯金ゼロ家庭は、これができていないか、できていても毎月の支出が多くて貯金を取り崩してしまうことが多いようです。ですから、先取り貯蓄と、それを取り崩さない習慣を身につけましょう。50代から貯金の本格的スタートでは遅いですが、やらないわけにはいきません。

家計費を見直して貯金できる体質に改善しよう

家計費を見直して貯金できる体質に改善しよう



貯金ができない家庭にいきなり手取り月収の20%~30%を先取り貯金しろと言うのも酷なので、まずは10%を目標にしましょう。その10%をねん出するために、最初に、効果が高いとされている住居費・生命保険・通信費を見直してください。

住居費は、賃貸住まいなら家賃の安いところに引っ越すことを検討して。ただ、最寄駅から遠すぎて帰りのタクシー利用が増えることがないように、物件を選びましょう。

住宅ローンを借りている家庭は、金利は低いレベルか確認を。高めのようなら、借りている金融機関に金利を下げてもらう交渉をするか、借り換えを。ただ、借り換えはコストがかかるので、コストとの見合いで効果があるかの見極めが必要です。なお、借り換えは、返済額を減らすより、返済期間を短くしてなるべく早く返済が終わるようにしましょう。

生命保険は、かけ過ぎていないかチェックを。50代なら子どももある程度、成長しているので死亡保障を減額できるはず。そして、貯蓄性のある保険は保険会社に予定利率を確認し、2.75%以下なら払済保険に変更するか解約しましょう。

通信費はスマホを利用している人が増えていることで高止まりしている家計費目です。家族で同じ携帯会社にして家族割を受けたり、データを分け合ったり、あるいは思い切って格安スマホに変えればかなりの節約ができます。

その他の費目も見直したい

前段の3費目で、目標の10%をねん出できない家庭は、下記の費目を少しずつ節約してみてください。ねん出できた家庭も、貯金に回すお金を多くするため節約を実行して。

食費、水道・光熱費、日用品、衣料費、レジャー・教養費、おこづかい

車を持っている家庭は、本当に必要かよく考えて。週末しか使わないなら、レンタカーやカーシェアリングを利用する方法もあります。

節約しにくいのは、子どもの教育費でしょう。しかし、節約の聖域をなくさないと貯金はできません。塾代などがかさんでいるようなら、子どもと相談してやめる決断も必要でしょう。

一方、節約しない方がいいのは医療費です。こじらせて大病になって入院したり、働けなくなると貯金どころではないからです。ただ、過剰診療にならない程度を心がけてください。

このようにして貯金に回すお金の目標を20%、30%と上げていきましょう。50代から家計費をスリム化しておけば、60歳や65歳で再雇用になって収入が減っても、対応しやすいでしょう。

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