庭木の間を通るとき、気づかないで顔にクモの巣が引っ掛かってなかなか取れず、不快に感じることがあります。また、クモの糸が目に入ると炎症を起こすことがあると言われていますし、クモの巣があると、クモがいるかもしれないという恐怖を感じます。そのため、クモの巣にひっかからないように頭を低くしたり、別の道を探したりと大変です。

このように、庭木やフェンスにかかるクモの巣には、不快感を覚える方が多いでしょう。そこで、クモの巣が張っていない美しいお庭を維持するクモの巣対策をご紹介いたします。

庭木に多いクモの種類

庭木に巣を張るクモ

庭木に巣を張るクモ

日本の庭木に多いクモの種類にはどんなものがあるのでしょうか。

クモというと毒があり有害なものと思われがちですが、毒グモを除きほとんどは無害です。家庭菜園やガーデニングをしている人の中には、害虫(農業害虫や衛生害虫)を捕食する「益虫」という印象を持つ人が多いのではないでしょうか。しかし、その姿形から印象が悪く不吉なイメージがあり、クモを嫌っている人も多いように思われます。

一口にクモといっても種類や生態は多種多様で、自ら出す糸で巣をつくって餌となる虫を捕捉するタイプ、巣をつくらずに徘徊して虫を捕捉するタイプなど様々です。

  • 巣を張るクモ:ジョロウグモなどがおり、秋に公園や雑木林などに大きな巣を張って、虫を捕捉する。本州以南に分布している。
  • 徘徊性のクモ:日あたりの良い庭や生け垣でよく見られ、家の中にも餌を求めて入ってくる。ハエトリグモなどがいる。

クモが与える影響

クモはその見た目から嫌われることが多く、また、クモの巣が張ってある家は手入れがされていないなどの悪い印象を与えてしまうことがあります。

アース製薬が行った調査で「家の周りで不快に思う害虫は?」と聞いたところ、「クモ」と答えた人は50.5%でした(2012年 アース製薬自社調査 n=3,056)。2人に1人は「クモを不快に思っている」ことがうかがえます。

外来種で毒を持っているセアカゴケグモ

外来種で毒を持っているセアカゴケグモ

また、近年話題になっている危険な毒グモといえば、外来種のセアカゴケグモでしょう。

本来は、東南アジアやオーストラリアに生息する毒グモですが、1995年に大阪府高石市で初めて発見され、2016年10月時点で42都道府県まで広がっています。

攻撃性はないため、素手で触らず刺激を与えなければ咬まれる可能性は低いです。しかし、咬まれると激しい痛み、局所の腫れ、めまい、嘔吐を伴うことが知られています。ベンチの下や側溝のふた、ガードレールの支柱など日あたりが良く適当な隙間がある場所に巣を張り生息しています。

次のページでは、クモを増やさない工夫と便利なアイテムを紹介します。