男のボディケア

男性の中年太りを解消しよう!やめるべき5つのNG習慣とは

中年太り防止・解消のために男性が見直したい5つのNG習慣を紹介します。生活習慣病を招く恐れもあるので要チェックです!NG習慣を見直し、食生活の改善やストレス発散を上手にすることは、無理にダイエットや運動よりも簡単に始められますよ。

和田 清香

執筆者:和田 清香

ダイエット・ボディケアガイド

中年太りを加速する悪習慣を今すぐ見直そう!

中年太り防止のために男性が今すぐ止めるべき5つのNG習慣

中年太りを防止するためには、生活習慣の見直しが重要

今回は「中年太りを加速させる5つのNG習慣」について解説していきたいと思います。中年太りを放っておくことは、さまざまな生活習慣病を招く恐れもありますので、「中年太りは自然の流れ」とうやむやにせずに、しっかり対処していきましょう。
   

中年太りのNG習慣1:炭水化物の重ね食べ&大盛りが止められない

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重ね食べ&大盛り、してませんか?

炭水化物の重ね食べとは、
  • ラーメン×白米
  • ラーメン×チャーハン
  • 蕎麦(またはうどん)×ミニ丼
  • サンドイッチ×おにぎり
  • ハンバーガー×ポテト
  • 焼きそばパン
  • コロッケパン
等、ランチメニューなどでよく目にする組み合わせ。上記のような重ね食べの問題点は、栄養バランスが悪いだけではありません。糖質が過剰なため、血糖値が急激に上がることでインスリンが多く分泌され、脂肪が身体に蓄積されやすくなります。そんな重ね食べを防ぐためには、魚や野菜などをバランスよく摂れる和定食がベスト。低カロリーで高たんぱく質、食物繊維が豊富なメニューが多いうえ、カロリーや糖質もコントロールしやすい点が◎です。

また、当然ですが「大盛り無料サービスがあるとついつい頼んでしまう……」というのもNG。若い頃とは違い、運動する機会が減る人も多く、基礎代謝も落ちているわけですから、「多く食べた分は脂肪に変わる」と肝に銘じましょう。
 

中年太りのNG習慣2:飲酒量が多い

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過度な飲酒はダイエット効率を悪くします!

飲酒量が若い頃と変わっていない、または増えた!というのもNGです。「アルコールはエンプティーカロリーだから、おつまみをヘルシーなものにすればOK」「蒸留酒なら大丈夫」等とも言われますが、アルコールを摂取すると、肝臓ではアルコールを分解すると同時に有毒性の高いアセトアルデヒドが作られ、これが肝臓内にあるミトコンドリアを破壊すると言われています。

このミトコンドリアには、脂肪を代謝してエネルギーに変換する働きがあるため、大量にアルコールを摂取することでミトコンドリアが破壊されると脂肪が代謝されず、脂肪が蓄積されやすくなるというわけです。また、アルコールは胃で約20%、小腸上部で約80%を吸収するのですが、アルコールには殺菌作用があるため、腸内にいる様々な細菌、例えば善玉菌までもが減ってしまい、腸内環境の悪化にもつながります。

さらに、過度の飲酒は、筋肉の元となるタンパク質合成が低下するため、飲み過ぎの状態が続くと筋力はどんどん低下するそう。これでは、せっかく筋トレなどの運動習慣がある人も効果が出にくくなってしまう恐れがあるので、飲酒は適度な量・頻度を守ることが大切です。
 

中年太りのNG習慣3:夕食時間が遅い

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規則正しい食事・生活が基本

夕食時間が遅い不規則な生活は中年太りを加速させてしまいます。エネルギーの消費に関係する副腎皮質ホルモンは朝が一番活発で、夜になるにつれてどんどん少なくなっていきます。よって、夜遅くに食べる習慣は、脂肪に変わりやすくなるとされています。また、夜の10時以降はBMAL1(ビーマルワン)というタンパク質の一種が増えます。BMAL1には脂肪の合成を促したり、血中のブドウ糖の量を増やす働きがあるため、これもまた夕食時間が遅いと太る大きな原因となります。

さらに、適度な睡眠時間と質の高い睡眠はストレス解消に役立つため、寝る3時間前までには夕食を済ませ、きちんと寝るという規則正しい生活は、ストレスによる暴飲暴食を防ぐことにもつながります。ただし、どうしても夕食時間が遅くなってしまうという場合には「分けて食べる方法」が効果的。夕方ぐらいにおにぎり1個を食べておき、夜の遅い時間帯には温かい汁物と豆腐など、消化のよいものを摂るようにすると良いでしょう。
 

中年太りのNG習慣4:年齢や体型を意識しない

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数字とイメージで意識を高めることも大事

「加齢とともに太りやすくなり体型もくずれる」という事実をきちんと把握し、正しい情報を知ろうとする努力も必要です。そして、中年太りを防止するために、目標となるゴールを意識することも大切です。ゴールを定めることでやる気も出ますし、達成感も得られると思います。

ゴールを定める際には、数字のゴールと言葉(イメージ)のゴールの2種類を用意すると良いでしょう。数字のゴールでは、身長とのバランスからBMI値を割り出して、適正体重になるためには一体どれぐらい痩せたらいいのか、目安の数字を計算するのも◎。また、言葉(イメージ)のゴールでは、痩せたら自分にとってどんなメリットがあるのか、痩せてどんなふうになりたいのかを具体的にイメージし、書きだすこともポイントです。

例えば「若い頃に履いていたパンツをもう一度!」「脱中年太りをして若返り、同窓会で優越感を得る」等を書いたものを常に持ち歩き、食べたい欲望が高まったら、この紙を見返すのも良い手です。「こうなりたい!」という数字とイメージを心と脳に刻み込むことで、ダイエットへ意識が高まり、中年太りを防止しやすくなるでしょう。
 

中年太りのNG習慣5:ストレスを上手に発散できない

ストレスは基礎代謝を低下させる!?

ストレスは基礎代謝を低下させる!?

女性のほうが男性よりストレスの影響を受けやすく、ストレス太りになりやすいと言われていますが、男性もストレスが溜まると男性ホルモンが低下し、これが基礎代謝ダウンにもつながるのです。つまり、ストレスは中年太りの原因にもなるというわけ。

男性ホルモンは、競争や競争後の達成感では増えるという特徴があり、仕事がうまくいっているときは増えるのですが、結果が出ないと抑制されてしまうと言われています。よって、「認められなかった」「失敗してしまった」というネガティブな感情が続くと、男性ホルモンが低下すると同時に基礎代謝も低下、内臓脂肪増加にもつながるのです。

この男性ホルモンの低下を防ぐためには、筋肉を使って体を動かすことが重要。つまり、好きな運動をして気分転換を図れば、エネルギー消費も高まり中年太り防止にも大いに役立つというわけです。また、運動以外でも、暴飲暴食以外で自分なりのストレス発散法を見つけて上手に発散していくことは、心と身体の健康に重要だと言えるでしょう。

いかがでしたか?「中年太りを加速させる5つのNG習慣」について自分に当てはまる物があれば、生活習慣を見直していきましょう。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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