吉井奈々の恋愛コラム

わがままはモテる?男性も女性も「駆け引き」は不要な理由!

「わがまま」という言葉に、多くの人が悪いイメージを持っていると思います。実は「わがまま」は一概に悪いとは言えません。上手な「わがまま」は相手へのプレゼントにもなります。コミュニケーションに「わがまま」を活用するとモテる理由をお伝えします!

吉井 奈々

執筆者:吉井 奈々

恋愛ガイド

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わがままはモテる? 相手へのプレゼントになるかも

わがままはモテる?

わがままはモテる?

みなさん、ワガママに生きていますか?

ワガママというと、悪いイメージを持つ人も多いかと思いますが……上手なワガママは、相手へのプレゼントにもなるんです。

今回はワガママをコミュニケーションにうまく活用する方法とその大切さについてお話しさせていただきます。
   

不要な駆け引きや気遣い、遠慮、我慢で、損してない?

ワガママ、というと「面倒臭い」「相手に迷惑をかける」などという悪いイメージを持つ人は多いのではないでしょうか?

でも、あえてワガママを言うことが恋愛コミュニケーションや人間関係を円滑にする、相手へのプレゼントになることもあります。

例えば、こんな場面を想像してみてください。

大好きな彼氏にご飯を作ってあげたいと思った彼女は、「ねぇ、何か食べたいものある?」と聞きました。
すると彼は、「○○の作るものならなんでもいいよ」と答えました。
彼女はその返事を聞いて、
「なんでもいいって、何作ればいいんだろう……」と悩み考え込んだ結果、男性が好みそうな「肉じゃが」を上手に作ってあげました。
すると、食後にリラックスした彼は、ポロッとこんな事を言ってしまいます。
「俺、肉じゃがも好きだけど、がっつりハンバーグを食べたい気分だったんだよねぇ~(笑)」
すると、彼女は思わずイラッ! 「それ、最初に言ってよ!(怒)」。
「えっ、ハンバーグは手間がかかるかなと思ったから気をつかっちゃってさぁ……」なんてフォローしても彼女のキゲンは治りません。

お互いがお互いに気をつかって、自分の気持ちを抑えたことによっておきたすれ違い。とっても悲しいですよね。

彼が最初から「ハンバーグが食べたい!」と彼女に伝えていれば、彼女は悩むことなくハンバーグを作って、彼のお願いを叶えることができたし、彼も彼で自分の食べたいものを食べることができていたのです。

ここで言う「ワガママ」は、自分の気持ちを相手に伝えること。それは、相手にとっても自分にとってもプラスになることもあるのです。
 

「したい」お願い型のわがままのメリット

これは、食事の場面だけではなく、デートでもとても重要になります。

例えば、彼に「週末どこか行きたいところはある?」と聞かれたとき「君と一緒ならどこでも楽しい! どこでもいいよ!」などと返答していませんか?

この答え、男性が「どこに行けばいいんだ……!」と言いたくなる、実は、一番言われたら困る回答なのです。

遊園地に行きたいとか、ショッピングモールに行きたいとか、水族館に行きたいとか、ワガママを言ってもらえたほうが、男性は彼女の行きたい場所に連れていってあげることで彼女の願いを叶えることができるので、男性も楽な気持ち、幸せな気持ちで対応することができます。

「お願いをしたら、相手に迷惑をかけちゃうから彼に合わせます!」「ワガママを言うと嫌われちゃうかも!」と思っているかもしれませんが、むしろ「ワガママ」を言うことで、相手の手間を省き、楽にさせてあげられることはすごく多いんです。

「合わせる、合わせる」ではなく、自分の行きたいところをはっきり伝えることで、趣味や考え方も伝わって、お互いの理解も深まっていくという利点もありますよ。
 

「したくない」お願い型のわがままのメリット

ハッキリ主張することで、より効率的になることも

ハッキリ主張することで、より効率的になることも

これは職場などグループでの人間関係でも同じです。例えば、何人かと協力して、グループで一つの仕事をすることになりました。

その中でも資料係、リサーチ係、メール係と振り分けられたとき、リサーチが得意なのに、苦手なメール係をふられたらどうしますか? 

「えっ、私リサーチの方が得意なんだけどなぁ……」と内心で諦めてメール係になるのではなく、「メールよりリサーチの方が得意なので、ぜひやりたいです!」と伝えてみるワガママは双方にとって大事なことです。

なぜなら、あなたは得意な仕事を担当することでやりがいや効率がアップしますし、もしかしたら、あなたがワガママを言うことで、実は「よかった、私はリサーチ苦手で、メールのほうがよかったんだ!」という人も出てくるかもしれません。もしみんなが「私もリサーチがいい!」となったとしても、お互いの良い点や得意なことを共有しあえて、「なるほど、○○さんのほうがリサーチが得意そうなので、譲ります!」と気持ちよく分担できるかもしれません。これをやりたい、これはやりたくないというワガママをみんなが言い合えることで、結果、みんなが得意なことを受け持ち、仕事を円滑に進めることが理想ですよね。

このようにあなたが「したくない」と主張するワガママがきっかけとなり、まわりの人にとってのプレゼントになるかもしれないのです。

もちろん、代替案もなく、ただ「あれはやりたくない」「これはいや」とだけを主張するのはNGです。「あれよりも、これをやってみたい! これなら自信があります」などときちんと主張し、責任を持つことが重要です。
 

わがままは、自分らしくいること

「好き」「嫌い」「やりたい」「やりたくない」――そんなあなたのワガママ、自分の気持ちを全部大切にしてみませんか?

恋愛でも、本当は気持ちや思いを聞いてみたいけれど、相手の気持ちを聞けずに駆け引きしたり、被害妄想に陥ったりしていませんか?

または、「どれを選んだらいいのか」「どれにするべきか」「どれを選んだら間違いないか」と、あるべき論に縛られて、自分の意見を忘れていませんか?

そうではなく、今、自分は「何をしたい」のか、「どう思っているのか」を考えて、伝えましょう。

もしかしたら、自分の意見を言って、選択するということは、それを拒否されたり、否定される可能性があり、とても勇気がいることかもしれません。とくに恋愛ではそうですよね。

でも、あなたが選択をすることは、自分の感情や想い、そして、自分自身のを大切にするということで、選択を相手にゆだねない優しさでもあります。

また、ただ我慢をしてしかたなくやりたくないことや嫌いなことばかりやるのは、無意識に自分を無視して、大切にしていないサインかもしれません。

大人になると、「ワガママは言っちゃダメ」「もっと大人にならなきゃ」という感情も大切かもしれませんが、自分の思いを素直に出すことはいくつになっても大切なことです。

ただし、ワガママのせいで人に迷惑をかけたり、協調性のない行動を勧めている訳ではもちろんありませんので、間違えないでくださいね!
 

どうしても「わがまま」が言えないならトレーニングを!

私は、今日は何をしたい?

私は、今日は何をしたい?


それでも、なかなかワガママを言えないという人はワガママトレーニングをしてみましょう。

例えばランチに行く時、みんなが何を食べるのか顔色を伺うのではなく、自分が行きたいお店を提案したり、好きなメニューを頼んでみましょう。

「休みの日は何をしたいか」「今日はどんな服を着たいか」を自分に聞くことをクセにする。

このようなちょっとしたことから自分の気持ちを大切にして行くことで、少しずつ「ワガママ」を言えるようになって、それがプレゼントにしていけますからね。

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