ウォーキング/ウォーキングの基本知識

スニーカーでウォーキング、効果的な姿勢と綺麗な歩き方は?

今回は、ウォーキングの効果が上がるスニーカー選びから、ダイエットなどにも効果的なウォーキングのポイントや綺麗な歩き方を紹介します。ウォーキングは体に良い! ということは、ご存じの通りですが、美容や健康の効果を得るには、「歩き方」が大切になってきます。

長坂 靖子

執筆者:長坂 靖子

ウォーキング・姿勢ガイド

スニーカー選び・綺麗な歩き方……ウォーキングの効果を上げる⁉

スニーカー選びと綺麗な歩き方

スニーカーでウォーキング!

「ウォーキング」は手軽にできる美容・健康法。歩くと筋肉が使われ、巡りが良くなり、健康面・美容面へ良い影響をもたらします。また、一定のリズムでからだに刺激を与えることで、脳から出る幸せホルモンの分泌にも影響するとも言われています。

多くの良い影響があるウォーキングですが、「ただ歩いてるだけ」では、ウォーキングの効果を得ることができません。

同じ「歩く」ならば、効果が得られる方法で歩いてみませんか。

今回は、ウォーキングの効果が上がる、スニーカー選びから、ダイエットに効果的なウォーキングのポイントや歩き方を紹介します。
 
<目次>
 

そもそも、ウォーキングの効果とは?

スニーカーウォーキングとお伝えしていますが、「靴ひもがあるペタンコ靴でのウォーキング」のことです。このような形状の靴は、歩く時に足裏全体を使った歩き方をしやすいのです。

足裏全体を使った歩き方をすると、血の巡りが良くなり、冷え症やむくみが改善、筋肉を使うので基礎代謝がアップし、脂肪燃焼効果があります。

ウォーキングのような適度な運動は、肩コリ、腰痛解消にも効果的。さらに、コレステロール値、血糖値のコントロールにもウォーキングが効果的であると言われています。

このように、様々な良い効果があるスニーカーウォーキングですが、正しい歩き方でなければそれらの効果を得ることはできません。
 

間違ってない? あなたのスニーカー選びと履き方

ウォーキングを行う時に、もっとも気をつけていただききたいのが「自分の足にあった靴をはくこと」です。

衝撃を吸収し、足裏の筋肉の収縮をサポートできるようなウォーキングシューズを選びましょう。

また、用途に合った靴を選んだとしても「履き方」が間違っていては、靴の持つ効果を得ることができません。

下記に「ウォーキングシューズの正しい着用法」をご紹介します。


【ウォーキングシューズの着用法】

1.靴に足を入れ、かかとを合わせる

かかとを合わせましょう

かかとを合わせましょう

紐を緩めて、靴を履いたらかかと側に合わせて靴を履きます。この時、座って行うとかかとの位置を合わせやすいです。左右両足着用します。

2.靴ひもをしめる

靴ひもは足の甲から絞めましょう

靴ひもは足の甲からしめましょう

靴と甲をフィットさせましょう。この時、きつすぎないように、足を曲げたり片足で立ったり、ウォーキングの際の動作を行い、甲を圧迫しすぎていないか確認しましょう。

甲には、血管、リンパ管が張り巡らされていますので、絞めすぎは巡りを妨げ、トラブルの原因になります。

また、靴ひもはその都度締めましょう。面倒だからと靴ひもを結んだまま着脱するのはNGです。

3.靴ひもを結び、履き口のフィット感をチェック

足首周辺の履き口に隙間はありませんか?

足首周辺の履き口に隙間はありませんか?

足首周半がゆるい方がラク、と勘違いしてませんか? 足裏全体を使う歩きかたは、足と靴との一体感が大切です。

履き口が緩いとかかとのポジションがずれ、ウォーキングの効果も薄れますし、緩すぎるとかかとが外れ、転倒の恐れがあります。

4.片足で立ち、つま先に1センチほどの隙間を確認する

片足で立った時のフィット感もチェックして。

片足で立った時のフィット感もチェックして。

ウォーキングの際は、足裏で体重を支えたり、足指を使い体を前に送り出したり、様々な動作を行います。両足で立っているときよりも、片足で立つと体重が狭い面積にかかり、足裏の幅が広がるので、片足立ちの状態で余裕があるかどうかをチェックしましょう。

このとき、指が自由に動く程度の余裕が必要です。1センチ程度、余裕があるものを選びます。

スニーカーを履いたら、その場で歩いてみてフィット感を確認しましょう。本格的にウォーキングを始める方は、靴と同時に「ソックス」もそろえましょう。トラブル防止につながります。シューズ購入時には同時にウォーキング専用のソックスも着用することをおすすめします。ウォ―キングやランニングのソックスは厚手のものが多いからです。

また、ウォーキングシューズを買う時間帯は、足のむくみを考慮しましょう。朝いちや夕方以降はむくみやすいので、夕方前の「午後」がのぞましいです。
 

正しいウォーキングの姿勢と歩き方

スピードアップしたり、膝を曲げたり、ポールを使用したり……。様々なウォーキング法がありますが、今回は日本ウォーキングセラピスト協会が提唱する「基本の歩き方」を紹介します。

【スニーカーウォーキングの5つのポイント】
全身の動きや基本の立ち方などは、こちらの記事「基本のウォーキングテクニックも合わせてご覧ください。

今回は、ポイントをクローズアップしてご紹介します。

1.歩く前に、真っ直ぐ立つ!
日本ウォーキングセラピスト協会が提唱する「基本の立ち方」です。

日本ウォーキングセラピスト協会が提唱する「基本の立ち方」です。

まずは、「基本の立ち方」からスタート。さらに詳細は、ガイド記事「100m先で美しく映える姿勢のコツ」も合わせてご覧ください。

肩・腰・床が平行であることを意識して真っ直ぐに立ちましょう。身体を真っ直ぐにキープするためには、ウエスト部分の筋肉を意識して上半身を引き上げることがポイント。呼吸を止めずに、ゆっくりと行いましょう。

▼基本の立ち方 6か条
1:つま先は、正面に向け揃える
2:ヒップを引き締める
3:腹筋と背筋を使い背筋を真っ直ぐにのばす
4:肩甲骨を寄せるようにして胸を開き肩の高さを揃える
5:首の筋肉を意識し頭を真っ直ぐにする
6:腹筋の張力を落とさないようにキープする

2.かかとで着地
かかとは30度

かかとは30度

かかとで着地した時に、つま先は、どのくらい引き上がっていますか? つま先を引き上げる角度は30度を目安に引き上げてください。この角度が「ふくらはぎの収縮」を左右します!

3.つま先のポジション
つま先のポジション

つま先のポジション

地面に対して真っ直ぐに

地面に対して真っ直ぐに

つま先をすねの方に引き上げます。このとき、地面に対して均等にになるように引き上げて下さい。多くの方が、親指側が上がり小指側が下がる「外側重心」で歩いています。真っ直ぐに引き上げると、「内側重心」の歩き方になります。

4.つま先と膝の方向
斜めにならないように

斜めにならないように

つま先と膝の向きを同一方向にすることが大事。つま先が内側・外側を向くと膝を痛める原因となりますので気をつけましょう。

5.後ろ足でしっかり蹴りだす
蹴るように

蹴るように

後ろの脚でしっかりと蹴ります。このとき、後ろ足の膝が曲がらないようにしっかりと伸ばして前進します。
 

ウォーキングが綺麗を作るのは、毎日繰り返されるからこそ!

スニーカーで健康的なウォーキングを。

スニーカーで健康的なウォーキングを。

「歩く」という動作は毎日数千回も繰り返される動作です。
一日3000歩を歩くとして、3000回筋刺激が正しく行われているのと、そうでないのとでは、数か月後の体の状態が変わってきます。

運動強度が低く、無理しなくてもできるウォーキングだからこそ、続けやすい有酸素運動。健康で綺麗を手に入れるための最も近道が「正しいウォーキング」と言えます。

全部のポイントすべて取り入れるのが難しければ、1つから実行するのでもOKなので、早速始めてみましょう。

その一歩が綺麗を作る一歩となりますよ。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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