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高速も走れる三輪バイク!トリシティ155試乗レポ

ヤマハの三輪バイク・トリシティに155ccエンジンを搭載して高速道路まで走れちゃうトリシティ155が登場!フロント二輪、リア一輪の構造が生み出す抜群の安定感が新たな二輪ユーザーを生み出したトリシティ。155ccになって走りはさらに進化したのか?街中で試乗してインプレッションします。

相京 雅行

執筆者:相京 雅行

バイクガイド

大島優子を起用したCMが話題になったトリシティ

トリシティ155フロントビュー

トリシティ155フロントビュー


近年バイクの販売プロモーションに芸能人を起用することは少なくなりましたが、ヤマハが2014年にリリースしたトリシティのプロモーションには元AKB48の大島優子さんや俳優の菅田将暉さんを採用するなど大きな話題となりました。

トリシティ155は前のタイヤが二本!

トリシティ155は前のタイヤが二本!


トリシティはそれまで日本では販売されていなかった前側のタイヤが二本、後ろ側には一本の合計三本のタイヤを装備した三輪バイクだったこともあり普段バイクを取り上げないメディアも話題にしました。

また二輪に比べて三輪の方が安全性が高いというイメージもあり、新たなユーザーの獲得に成功したバイクともいえます。実際に二輪用品店などの店員にトリシティのユーザーの印象を聞いてみると、

「今までの二輪ユーザーと違ってバイクの基礎知識がない方が多く、快適性を重視した製品をお買い求めになる方が多い」

という話でした。

カスタムについては、マフラーや外装などよりも体への風当たりを軽減するウインドスクリーンやナックルガード、携帯電話を充電する為のUSBチャージャーや積載量を増やすためのリアキャリアとリアボックスなどを選ぶユーザーが多いようです。

以前にトリシティを試乗した際には、安定感があり、重い車体のわりに加速性能も悪くない印象でした。しかし反面80km/hを超えると加速が頭打ちしてしまいました。重い車体を加速させるために低速重視のセッティングになっている事が要因でしょう。

しかし今回試乗したトリシティ155は排気量をアップさせて高速道路の走行もできちゃうモデルです。トリシティ155の80km/h以上の加速性能はどうなのか? 街中と高速道路両方を走ってインプレッションします。

まずはトリシティ155の装備をチェック!

トリシティ155undefinedサイドビュー

トリシティ155 サイドビュー


見た目は似ているトリシティ155とトリシティ。両車の異なる装備をチェックしてみましょう。

トリシティ155のLEDヘッドライトはロービームのときは上の三つのバルブが点灯

トリシティ155のLEDヘッドライトはロービームのときは上の三つのバルブが点灯


まずトリシティ155はヘッドライトがLED化しています。黄色っぽいバルブの光と違ってLEDは青っぽい白の光なので上品な印象です。

ハイビームの時は追加で下の二つのバルブが点灯する

ハイビームの時は追加で下の二つのバルブが点灯する


ロービーム時は3つのバルブが点灯し、ハイビーム時はさらに2つのバルブが点灯します。LEDは消費電力が少ないのが特徴ですが、トリシティ155のLEDヘッドライトは明るさも一般的なヘッドライトよりも明るい印象があります。

ハンドル右下にDCジャック内蔵の小物入れでスマホの充電などが可能

ハンドル右下にDCジャック内蔵の小物入れでスマホの充電などが可能


次にハンドルの右下にはDCジャック内蔵の小物入れができました。トリシティのインプレッションの時にUSBの給電ができると良いと書きましたが、嬉しい追加装備です。ただ個人的にはDCではなくてUSBで良かったのではないかと思います。

坂道で効力を発揮するパーキングブレーキ

坂道で効力を発揮するパーキングブレーキ


さらにハンドルの左側にはパーキングブレーキがつきました。坂道などで停車する時などに役に立ちそうです。

ブルーコアエンジン搭載のあかし!

ブルーコアエンジン搭載のあかし!


最後に、トリシティ155最大の魅力はエンジンがブルーコアエンジンとなっている点です。ヤマハが威信を掛けて開発したパワーと優れた環境性能を両立させたエンジンで最高出力はマジェスティSと同等です。

国内ではNMAXに搭載されていますが、海外では様々な車種に搭載される実績のあるエンジンで、今回の試乗でも燃費を測定してみたところ33.25km/Lと悪くない数値でした。

トリシティ155の走りをチェック!

相変わらずステップは狭い

相変わらずステップは狭い


トリシティに試乗した際にも感じたことですがトリシティ155でもやはりステップは狭く感じました。

一般的なスクーターは前の方に足を投げ出せるようになっている

一般的なスクーターは前の方に足を投げ出せるようになっている


ハンドルから下のカウル部分が垂直になっているので足を前に投げ出すことができないことが狭さを強調させています。

パワーは排気量があがっているのでかなり余裕があります。もともとトリシティは車体が重いものの、あまり使わない80キロ以上の速度域をすっぱりと諦めてセッティングを低速重視にしています。

トリシティ155は走り出しもさらにパワフルになりましたが、特筆すべきは速度が80km/h以上に達してもしっかりと加速する点です。155ccという排気量はその気になれば高速道路も走ることができる排気量ですが、実際に走行しても問題なさそうです。

一般的なバイクに比べてブレーキが一個多い!

一般的なバイクに比べてブレーキが一つ多い!


ブレーキもトリシティ同様に二つの前輪に一つずつと後輪に一つの計三つ付いており車体は重いものの、高速走行からの思い切ったブレーキングでもしっかりと減速できました。トリシティ155はABSも標準装備となっています(トリシティはABSありと無しが選べる)。

ただ排気量が上がってちょっと気になったのが前後の足回りです。高速道路の継ぎ目などを乗り越える際に前後サスペンションがストロークしすぎてしまい、衝撃がかなり大きいのです。

下道しか走れないトリシティと違いトリシティ155は高速走行もするので、足回りはもう少し硬めのセッティングでも良かったかもしれません。

トリシティ155は汎用性が大幅アップ!

トリシティ155undefinedリアビュー

トリシティ155 リアビュー


足回りのセッティングやステップ部分の改良など、さらに煮詰めて欲しい点はありますが、パワーアップして快適装備も追加されたことで使い勝手は大幅に良くなっています。

リーニングマルチホイールと呼ばれる独自の三輪機構による走行安定性は健在で、横風の強い橋の上の走行時にもメリットを感じました。

150ccクラスというとPCX150やマジェスティSなど大人気車種が既に揃っています。バランスに優れたPCX150。走行性能に特化したマジェスティSとそれぞれ違った魅力を備えていますが、トリシティ155は三輪が生み出す安定感が魅力といえるでしょう。

高速道路も走行することを考えれば間違いなくPCXやマジェスティSの方をオススメします。ですが下道を快適に走るのであればトリシティ155の方が優れた点は多いように感じます。

魅力がそれぞれ違う150ccクラス。どの車両を選ぶかはあなたのライフスタイル次第です。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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