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二世帯住宅で暮らす/【実例】二世帯住宅の間取り・プランニング

【実例】敷地30坪台、二世帯住宅の費用と負担

娘夫婦同居の二世帯住宅を訪問しました。今回はお金にまつわる事情を紹介しましょう。親子とはいえ、建築費を親子でどう分担するかは気になるところ。また、光熱費をしっかり分割するには、プランニングの段階から考えておくべきことがあるようです。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
松本 吉彦

執筆者:松本 吉彦

二世帯住宅で暮らすガイド

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子どもの誕生がきっかけで新築を決断

妻の親と暮らす二世帯住宅を建築したTさん。いずれは、自分の家を持ちたいと考えていたそうで、子どもが生まれたこともあり、新築を決意。20代と若いTさん夫妻は、奥様のご両親に相談を持ちかけ、親世帯とともに二世帯住宅を建築することになりました。

家づくりは土地探しから始まりました。共働きのご夫妻は自分たちとお父様が通勤しやすいこと、子どもの教育環境や日常生活の利便性などを考慮して、現在の土地をみつけました。
子世帯のダイニング・キッチン

子世帯のダイニング・キッチン。3階の窓から階下に日差しが入るように階段の位置を工夫した。この家が完成してから来客が増えたという


二世帯住宅の建築費は親子で分担

建築費用は、Tさんご夫妻だけでは負担が大きかったので、親世帯と子世帯で分担。お父様にも住宅ローンを組んでいただいたそうです。「住宅ローンのことも初めからざっくばらんに両親に話をしました。おかげで、都心にも近く、通勤にも都合のよい場所に、思い通りの住まいを持つことができました」とTさん。
3階の主寝室にあるベランダ

3階の主寝室にあるベランダ。手すりの壁が高いので、隣家からの視線は全く気になりません。天気のよい休日は長椅子に寝そべってゆったりと過ごせそう


ご両親の以前の住まいは賃貸住宅でしたが、ちょうど引越しを考えていたのだとか。子どもであるTさんの奥様(子世帯の妻)や、その妹などが結婚により独立した後は、夫婦二人にしては広すぎたからです。そういった意味では子世帯と親世帯のタイミングがうまく合致したともいえるでしょう。

親世帯の場合は、以前の住宅の賃貸料が高額だったので、二世帯住宅の建築により新たに住宅ローンを組んだとはいえ、毎月の返済額のほうが少なくなり、住宅に関する費用も圧縮できました。それまで、転勤が多くて家を建てることをあまり考えていなかったため、こうして自分の住まいが持てたことを喜ばれています。

個別にメーターを取り付けて光熱費はきっちり分ける

二世帯住宅の建築費を両世帯で分担しているのと同様に、光熱費も親世帯と子世帯できっちりと分けています。

プランニングの段階で、電気やガス、水道などのメーターをそれぞれの世帯ごとにつけて、どちらの世帯の光熱費なのかわかるようにしたのだそうです。一つの建物にメーターを2つずつ取り付けると、それだけ費用がかかるわけですが、「メーターを世帯ごとにしておいてよかった」とのこと。

生活に直結することだけに、気兼ねや遠慮のない暮らしをするためには、大切なことのようです。
トイレ

 


洗面所

スペースは1階と2階で分かれているので、自分たちの生活リズムで暮らせるようになっています。休日は世帯ごとに過ごすことも多いそうです


お金には代えられない充実した暮らし

二世帯住宅を建てたことのメリットについて聞いてみると「緊急時の安心感」とTさんご夫妻は声を揃えて答えました。

子どもが2歳とまだ小さいうえに、共働きのTさんご夫妻にとって、急な仕事でお迎えに間に合わないことも。そんな場合でも、お母様にお願いすることができるのは、大きな安心感があるそうです。勤務の都合上、ご夫妻ともに土曜日が休日ではないこともありますが、その場合のお迎えをお願いすることもあるのだとか。

二世帯住宅に住む以前は、仕事に合わせて土日だけ、別の保育園に子どもを預けていましたが、今はその必要もなくなりました。日曜日はお父様も在宅なので、子どもは保育園に行かず、1階で過ごすそうです。困ったときはいつでも声をかけられるところに親世帯がいるのは心強く、大きな安心につながっていることでしょう。
親世帯のLDK

親世帯のLDK。対面式キッチンは料理をしながらテーブル付近にいる家族と会話ができるので孤立感がないところがいいところ


また、実は、親世帯にも大きな効用があったようです。例えば、お父様は仕事や毎日の暮らしに張り合いが生まれ、数年前に比べて仕事に対する意欲が増したとおっしゃいます。「まだまだ頑張らないといけないなあ」とうれしそうに口にされることも。そして、毎日、仕事を終えると以前より早く帰ってくるようになりました。

同じような変化はお母様にもありました。毎日、孫を含めた大人数の食事を担当するにあたって、栄養のバランスを考えるようになり、テーブルに並ぶたくさんのお皿がテーブルに並びます。「最近、母の料理のレパートリーが増えたんです。これまで食べたことのないメニューが出てくることもあるんですよ」と笑顔で語る子世帯の奥様。孫を交えて子世帯と触れ合う暮らしは何ものにも代えがたいのではないでしょうか。

娘の立場から見ても、両親の変化は意外に大きく、喜んでいるそうです。また、二世帯住宅を建てたことで、妹さん夫婦もよく遊びに来るようになりました。結果的に、家族が顔を合わせる機会が増えたということです。

二世帯住宅を建てる場合は、建築費や生活費など、お金に関することは事前に親子でしっかりと相談を重ねておくことが肝心です。面と向かって切り出しにくい時は、設計担当者や営業担当者を交えて話すことのもよい方法。

ヘーベルハウスでは、1975年から、さまざまな親子同居のあり方を追求してきました。二世帯住宅の実績が多く、いろいろなケースを扱っているからこそ、よりよい解決策を導き出せるでしょう。親世帯・子世帯のどちらも幸せな二世帯住宅を建ててほしいと思います。

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