小粋に見せてくれるmanipuri(マニプリ)のスカーフ
スカーフが着こなしのキープレーヤーになっています。首周りでの巻き方を工夫しておしゃれのアクセントにする人も増えてきました。中でもノスタルジックな柄で上質な風合いを帯びたスカーフは装いの全体のこなれ感をアップ。ヴィンテージスカーフに着想を得た「manipuri(マニプリ)」のスカーフは装いにタイムレスなムードをまとわせてくれます。女優・石原さとみさんがドラマでも「マニプリ」のスカーフを巻いていて話題になりました。国内のみならず、世界各国でも注目が集まっている人気ブランドです。今回は、「マニプリ」2017春夏コレクションのおすすめルックをご紹介します。
【CONTENTS】
Page 1:◆アクセサリー感覚で巻く
Page 2:◆ありきたりを超えるアイデア
アクセサリー感覚で巻く
首にぴったり巻くネックレスの「チョーカー」が復活していますが、スカーフでも似たような巻き方が楽しめます。こちらのようにジャケットルックのアクセントになるよう、首もとにちょこんとコンパクトに結んでもいいでしょう。リボンボウのような品格を呼び込めます。服との間で色や柄のコントラストを際立たせるのがコツです。
無造作っぽいアフガン巻きは着こなしを選ばないから重宝します。大判のストールよりも面積の小さいスカーフだから、首周りのかさばり具合がコンパクトにおさまります。ボリュームが出すぎないおかげで上品に見える効果もあります。カジュアルめの服にもなじませやすい巻き方です。
トレンドになっているオーバーサイズの服は間延びして見えやすいのですが、スカーフを使って見え具合を引き締めることができます。前で結んで、首の周りに紐のように垂らしています。実は細長いスカーフを3枚結んでつなげたもの。身頃に重ねて長く垂らすことによって、縦落ち感を引き出しています。
次のページでは、ありきたりを超えるアイデア!
ありきたりを超えるアイデア
スカーフの定位置は首の周辺ですが、居場所を広げるアレンジが活気づいています。手首にバングルのように巻けば、軽やかでこなれたムードに。コットンのバンダナより、シルク素材のスカーフはフェミニン感や上質さを印象づけられます。金属ではないので、じゃらじゃら音がしないうえ、しっかり結べばずれたり動いたりしないのも便利ですね。手首を華奢に見せてくれる効果も見逃せません。
プリント柄を生かして、まるで服を着るかのようなまとい方も試せます。上質なシルクだからこそ、このような緩やかに流れ落ちる風情が生まれます。3枚の正方形スカーフを結んでつなげました。異なる柄がハーモニーを生んで、シンプルな服にも華やぎを乗せてくれます。ヴィンテージライクな風合いも装いに深みを与えます。
ボディを斜めに横切る「たすき掛け」がバッグや小物で注目を集めています。ダイナミックな動きが意外感を呼び込みます。大判のスカーフを肩から斜めに掛ければ、鮮やかな柄が服に重なって、レイヤードのような立体的着映えに。割とさっぱりした印象の服にも、スカーフがつやめきを添えてくれます。
「マニプリ」は、ヨーロッパで1940~70年代に使われていたヴィンテージスカーフの魅力を、新たなアレンジで現代に伝えています。メイド・イン・ジャパンにこだわった丁寧なものづくりでファンを増やしてきました。コットンが主流のバンダナまでシルクで作り、上品さを際立たせています。
スカーフは割と見慣れたアイテムだけに、みんなとは違う巻き方や、特別なモチーフなどで差を出していきたいもの。ヴィンテージ柄が落ち着きをもたらす「マニプリ」はオンリーワンの装いに導いてくれます。これからの季節の変わり目にもスカーフは欠かせないだけに、ワンパターンに見えない操り方を覚えておいて損はなさそうです。
【画像協力】
FLAPPERS
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