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目が小さくなったのは加齢のせい?! 原因と予防・対策

20代から年齢とともに15年で約20%も目が小さくなることが明らかになりました。目が小さくなると目ヂカラが弱くなり、老けた印象になります。でも大丈夫!加齢に負けない、目元ケアを知って、それを実践すれば、いつまでも目元の綺麗な大人の女性でいられます!

宇山 恵風

執筆者:宇山 恵風

アンチエイジングガイド

「加齢・老化とともに目が小さくなる」は本当だった

年齢とともに目の大きさが小さくなる?

年齢とともに目の大きさが小さくなる?


「最近、自撮り写真がキマらない」「まぶたが下がった」「目ヂカラが落ちた」などと気になっている人は、スキンケア不足や目の疲れなどで、目のまわりの老化が進み、本当に目が小さくなっている可能性があります。
   
<目次>
 

15年間で約20%も目のサイズが縮小することが明らかに!

化粧品メーカーSK-IIは、美しい肌を持つといわれる秋田県の女性約100名に関して、10年間以上にわたって肌の変化を追跡調査した「秋田10年肌研究」を実施しています。

その研究に参加した77人のデータによると、20代から目元は小さくなっていき、15年間で約20%も目のサイズが縮小することが明らかになりました。

目が小さくなると、見た目が老けた印象になります。年齢とともに少しずつ目ヂカラが衰えてしまうのは、ある程度は仕方がないことですが、次のようなポイントに注意しながら生活することで、少しでも目が小さくならない、そして目ヂカラが弱くならないように維持することができます。
 

目のまわりの皮膚は薄く乾燥しやすい

目のまわりの皮膚0.1ミリで、およそラップ10枚分を重ねただけの薄さ。頬や額の皮膚は1ミリ程度ありますから、顔の中でも最も薄くて乾燥しやすいのです。だからしわやたるみも一番目立ちます。

目のまわりの皮膚0.1ミリで、およそラップ10枚分を重ねただけの薄さ。頬や額の皮膚は1ミリ程度ありますから、顔の中でも最も薄くて乾燥しやすいのです。だからしわやたるみも一番目立ちます。


どうして目が小さくなるのでしょうか? 医学的には眼球が15年で20%も小さくなることはありません。それよりも目の大きさを握るカギは、目のまわりの皮膚にあります。

実は、目のまわりの皮膚の厚さは0.1ミリで、ラップを10枚重ねた程度しかありません。頬や額などほかの部分の皮膚は、0.6~1ミリあるので、それらに比べても、特に薄く、もろいのです。

さらに、汗腺や皮脂腺もないので、汗や皮脂が出にくく、乾燥しやすいのです。その上、毎日の化粧落としのときにはデリケートな肌をごしごしこすって刺激しています。
 

保湿&バリア機能強化のスキンケアを

薄くてデリケートな目のまわりは、保湿力やバリア機能が高い目元専用のスキンケアでしっかり守ってあげましょう。

薄くてデリケートな目のまわりは、保湿力やバリア機能が高い目元専用のスキンケアでしっかり守ってあげましょう。


対策としては、目のまわりの皮膚を乾燥させないように、しっかりと保湿スキンケアを行うことが重要です。

目のまわり専用の保湿性の高いアイクリームを使ったり、洗顔後に化粧水をたっぷり含ませたコットンで、目のまわりを保湿パックしたりして、目のまわりは、少していねいに特別なスキンケアを行ってください。仕上げに皮脂や汗腺が少ないため、皮膚のバリア機能をサポートするオイルなどを塗っておくことも大切です。
 

メイク落としは、こすらず落とせるものを

目のまわりはデリケートなのに、アイシャドウ、アイラインなどで強く刺激を加えがち。メイクのときもあまり強くこすったりせず、クレンジングのときも、刺激を最小限にする工夫を。

目のまわりはデリケートなのに、アイシャドウ、アイラインなどで強く刺激を加えがち。メイクのときもあまり強くこすったりせず、クレンジングのときも、刺激を最小限にする工夫を。


アイシャドウやアイライン、マスカラなどのアイメイクを落とすために、クレンジングでごしごし皮膚を刺激したり、化粧落としのときに力を入れて目のまわりを刺激しないようにしましょう。

できればクレンジングをコットンやティッシュに含ませて、こすらずにパックのように浸み込ませるだけで、化粧が浮き上がって落とせるタイプのクレンジングシートなどを利用して、目のまわりの皮膚をこすったり、押したり、叩いたりしないようにしましょう。

生活の中での目の疲れや乾きが原因でクマが目立つ

パソコン画面や仕事に集中するとまばたきの回数が減り目が乾いて疲れ目の原因になります。

パソコン画面や仕事に集中するとまばたきの回数が減り目が乾いて疲れ目の原因になります。



私たちは普段の生活の中で、スマートフォン、パソコン、テレビ、自動車の運転、読書などで目を酷使しています。見えにくければ、目を細くして眉間にシワを寄せてスマホを凝視したり、同じ姿勢のまま、目を休ませることなく何時間もパソコン作業をしていることもあります。

つい真剣に何かを凝視すると、私たちの目はまばたきの回数が減ってしまいます。普通だと1分間に20回程度のまばたきをするところ、仕事やゲームに夢中になって、10回に減ってしまうと、目をおおう涙の量が減って、目が乾きやすくなり、ドライアイになります。

まばたきが減り、目を動かさなくなると、自然に目のまわりの血行が悪くなり、古い血液が毛細血管にたまってよどみ、それが薄い目のまわりの皮膚から透けて見えるようになって、目の下のクマが目立ち始めます。
 

1時間に5分は休憩!目を休ませて小さくなるのを予防

目の疲れを溜め込まないためにも、1時間に5分程度の休みを入れて、目のまわりをほぐすマッサージを行いましょう

目の疲れを溜め込まないためにも、1時間に5分程度の休みを入れて、目のまわりをほぐすマッサージを行いましょう


デスクワークやスマホ操作、読書や運転などで目の疲れを溜めこまないように、1時間に5分程度はお休みを入れて、遠くをぼんやり見つめたり、目のまわりを指先で軽くトントンとマッサージしたり、温かい手やタオルなどで目のまわりを温めて、目のコリをほぐし、血行を促進させましょう。
 

体重増加、加齢、ハードコンタクトでまぶたが下がる

ずっと同じ姿勢で無表情に仕事をしているのも、目のまわりの筋肉が衰えて、目が小さくなる原因になりますから要注意!

ずっと同じ姿勢で無表情に仕事をしているのも、目のまわりの筋肉が衰えて、目が小さくなる原因になりますから要注意!


体重増加で太ったり、皮膚が老化することでも、まぶたが下がって目が小さくなります。皮膚の土台となるコラーゲンなどが年齢とともに減ったり、劣化することで、土台が不安定になり、まぶたの皮膚がたるみ始めてシワが増えます。ハードコンタクトレンズを長年使っている人にも、まぶたのたるみが悪化する傾向が見られます。
また一日中同じ姿勢で無表情のままデスクワークをし続けていると、顔の筋肉が萎縮して、目の動きを支える筋肉の量が減ってしまいます。できるだけ休憩を入れて、その間に眼球をぐるぐる動かしたり、大きくゆっくりとまばたきしたりして、目のまわりの筋肉をほぐすなど、日ごろの習慣をつけて、目を小さくしてしまう行いを改善していきましょう。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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