
木、石、紙などの素材が“和”の雰囲気を醸し出します(写真は三井ホーム「石神井モデルハウス」/以下同)
木やガラス、石などの自然素材が持つ「ゆらぎ」の心地よさ
まずは玄関ホールから。屋内に一歩入ると、木や石、ガラスといった自然素材がふんだんに使われた空間が広がり、不思議とリラックスした気分になります。内装材だけでなく、家具のセレクトにも注目。玄関にさりげなく置かれたベンチは、世界的に有名な家具デザイナー、ジョージ・ナカシマの『コノイドベンチ』。無垢の木材をそのまま生かした家具が、この空間にしっくり馴染みます。

玄関ホールとリビングの境は、ガラスのパーテーションでゆるやかに仕切られています。表面に凸凹のあるガラス素材は、向こう側がくっきりと見えないため、さりげなく気配を伝えることができます
リビングに入ると、天井に貼られたレッドシダー材の木肌と、吹き抜けの大きな白い壁が視界に広がります。壁は左官仕上げで、表面の凸凹が微妙な陰影を生み出しています。自然素材のもつ独特の“ゆらぎ”が、心地良さを与えてくれるようです。
その奥には、L字型に回り込む形で、大テーブルが置かれたダイニングが続きます。レッドシダーの天井と御影石の壁、障子窓が大人の落ち着きを感じさせる、くつろぎの空間です。このモデルハウスの間取りは部屋を仕切る壁やドアが少なく、ゆるやかに連続する空間が特徴です。

リビングには座る方向を自由に選べる、フリーアドレススタイルのソファを採用。リビングを多目的に活用できます

リビングに比して天井が低く、落ち着いた雰囲気のダイニング。家族や友人とゆったり語らうのにぴったり

ベッドルームとサンルームは、ガラスのパーテーションで間仕切りを。サンルームの床には石を貼り、屋外テラスの雰囲気を演出
和の魅力を引き出し、インテリアの完成度を高める匠の技
近年は、外資系の有名ホテルで和風のデザインが採用されたり、インテリアショップで日本の伝統工芸がラインナップされるなど、和を表現する自然素材や技術に注目が集まっています。その魅力をより引き立てるのが、匠の技です。熟練の職人による手仕事が、インテリアの完成度を一層高めています。たとえば、写真のリビング階段の吹き抜けには、ガラス職人によるネイチャーアートを配しました。この空間に相応しいものをデザインした一点物で、流れ落ちる滝を表現しています。左の化粧柱にはヤバネ加工を、框(かまち)部分にはスプーンカット加工を施しており、いずれも丁寧な手仕事によるものです。

柱のヤバネ加工は、弓矢の矢についている羽を意匠化したもの。框には、木材の表面にスプーンですくったような凸凹をつけるスプーンカット加工を施しています。いずれも職人の手技によるものです
「Essential Nature Style(エッセンシャル ネイチャー スタイル)」をご覧いただける石神井モデルハウスは、ロングセラー商品である『Oakley(オークリー)』を一新した、NEW『Oakley』。3連の木製窓や木製付梁などで構成される外観デザインはそのままに、天然木の魅力をさらに高め、1階にはコリドー風の「和テラス」を設けました。
ゆるやかな連続性をもたせた大空間を中心に、程よい距離感のもとで自由な過ごし方ができるプランニングで、幅広い世代でもくつろぎを感じられます。
■関連サイト
石神井モデルハウス
『Orkley(オークリー)』