借金を頼まれても期待を持たせずすぐに断わるべし!

「お金を貸して!すぐ返すから」

友人・知人から言われたことはないですか?困っている時はお互い様で、助けてあげたいものです。しかし、お金に関しては別です。貸すのを断ると人間関係が壊れると思う人もいるでしょうが、実際は逆です。貸し借りをすることで人間関係が壊れます。そもそも本当に大切な存在だと思っている人のところへ、借金の依頼をしに行くでしょうか?お金を借りる人は、貸してくれる人がいたら誰でも良いと思っています。もし自分のところへ依頼してきたなら、お金がありそうとか断られないだろう等、要は都合の良い人だと思われているだけです。

借金を依頼されたら、間髪入れずに完全に断ることです。「お金は何があっても貸さない主義」「親から友人とお金の貸し借りは絶対してはいけないと言われている」等です。「お金がない」と言うと「キャッシングできるはず」とか「親(身内)に頼んで」等と返ってくるので避けた方が無難です。少しでも期待させてしまうと尚更断りづらくなるので、頼まれた時にはすぐにNO!と言うべきです。

どうしても断れない時は、貸すのではなくあげた方が良いです。勿体ないと思う人もいるかもしれませんが、貸したとしてもほとんどの場合お金は返ってきません。可能性が低いのに返ってくるのを期待して待ち続けるのは辛いですし、返済を催促するのも辛いです。お金を受け取ったことに感謝してくれるような人なら、あげたとしても返してくれるものです。

※一緒に飲みに行って、小銭がなかったり財布を忘れたりして払えなかった分を立て替えるくらいのことは、貸し借りしても特に問題はないでしょう。毎回では困りますが、数千円程度ならおごりおごられるのも悪いことではないです。

経済的に余裕のない人が増えている

借金に関係のありそうなお金の統計を少し見てみましょう。図表は世帯当たりの平均所得の推移(1985年~2014年)を表したものです。1985年(昭和60年)に493.3万円だった平均所得が、1994年(平成6年)には664.2万円へ10年で171万円も増えました。しかし、1994年を境に減り始め、直近の2014年には541.9万円となり、20年で122万円も減ってしまいました。月単位で考えたら10万円のマイナスであり、経済的に余裕のない世帯がかなり増えていると考えられます。

一世帯当たりの平均所得金額の推移

一世帯当たりの平均所得金額の推移

資料:厚生労働省「平成27年国民生活基礎調査」

収入が大きく減ってしまった場合、それに合わせて支出を大きく減らすことができれば良いのですが、かなり難しいものです。一度上がってしまった生活水準を下げることは、相当な覚悟が必要だからです。支出を収入よりも少なくできなければ貯蓄を切り崩していくことになり、貯蓄がなければ借金をすることになります。

貯金のない世帯は意外と多い

次の図表は、世帯の年間所得金額別に貯蓄がない世帯の割合を表したものです。横軸は世帯の所得金額を分けたもので、一番左の棒は所得が100万円未満の世帯です。右へ行くと世帯所得が増えていき、一番右の棒は所得が2000万円以上の世帯となっています。所得が少ないほど貯蓄のない世帯の割合も高く、100万円未満の世帯では34.2%の世帯で貯蓄がありません。500~600万円の世帯でも11.1%の世帯で貯蓄がありません。

貯蓄がない世帯の割合

貯蓄がない世帯の割合

資料:厚生労働省「平成25年国民生活基礎調査」

貯蓄のない世帯は不測の事態が起きた時にやりくりできなくて、借金に頼ってしまうことになりやすいです。

厳しい経済状況が続いていることで収入も貯蓄も厳しい状況にあり、借金をしないと生活が成り立たない人も多いのではないでしょうか。借金が本当に必要で返済可能なら、借金をすること自体は特に問題ありません。ただ、借りる場合でも教育ローンやリフォームローン等の低金利なローン商品や公的融資等に限り、高金利なローン商品や他人から借りるのは極力避けたいものです。

お金を貸すと、お金が返ってくるまでとても辛い日々を送ることになります。約束通り満額返ってくるのか常に心配であり、借りた人がそのお金で遊んでいようものなら、相当イラっとします。

遊びたいのを我慢して頑張って貯めたお金は、他人に貸すために貯めたのですか?自分のために使う目的があって貯めたお金ですよね!貸しても辛いことばかりです。借金を頼まれてもすぐに断るようにしましょう!


※生活に困窮している人に対しては様々な助成制度があります。そのような人から借金を頼まれたら、市役所等へ相談するようアドバイスして下さい。

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