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恋愛経験なしの女性と結婚した男性から聞く夫婦生活

恋愛経験のない女性と結婚した男性は、どんな結婚生活をしているのだろうか。結婚するまで男性経験のない女性との生活で、子供が生まれてから、夫を男として恋愛対象としてみるようになった妻。うまくいくのか、いかないのか。そんな男性に夫婦生活について話を聞いてみた。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

恋愛ガイド

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恋愛経験のない女性との結婚

恋愛経験なしの結婚とは

恋愛経験がない妻と結婚した男性にインタビュー。その夫婦生活は? そして、夫側の気持ちとはどんなものなのか。

恋愛経験がないままに結婚した女性の話に続き、そういう女性と結婚した男性にも話を聞いてみた。

トモカズさん(37歳)が結婚したのは7年前の30歳のとき。相手はひとつ年下で、親戚からの紹介だった。

「僕はそれまで人並みに恋愛していたんですが、どの女性とも結婚には至らなかった。あまり結婚したいと思っていなかったせいもあって、振ったり振られたりしていました。ただ、30歳を前にして急に結婚したくなったんですよ。友人たちが次々に結婚していったし、父が急逝したこともあって、自分も家族を作りたいと思って」

だから親戚に紹介された女性と会ってすぐに結婚を決意した。人柄がいいのは親戚から聞いていたし、見た目も魅力的だったからだ。

「3回目くらいのデートで、もう結婚しようという話をしていました。それでホテルへ誘ったんです。そうしたら、『結婚するまではイヤ』と。結婚してからセックスが合わないというのも困るなあと思ったけど、もう決めたのだからと結婚生活に突入しました」

結ばれたのは新婚旅行先だ。

「ベッドに入ってから、実は初めてなんだと打ち明けられて。それだけじゃなくて大人になってから、恋愛もしたことがないと聞いて、正直、びっくりしました。初夜で泣かれてまいったけど、一応、ちゃんとできましたよ」

日常生活が始まってからも、数回したものの、すぐに妊娠が判明。彼女はセックスを拒絶するようになった。

「初めての妊娠だし、僕もお腹に子どもがいる状態でセックスするのは怖かったから、子どもが産まれるまで、いっさいそういう関係はありませんでした。え? 僕? 浮気はしませんでしたよ。時折、風俗には行っていましたが」

子どもが産まれてからは、妻の全神経は子どもに注がれた。もちろんトモカズさんも子どものめんどうは見たが、むしろ妻には嫌がられたという。

「僕は“イクメン”になりたかったんです。でも、妻は何もかも自分でやりたかったようです。そして自分が疲れてしまう。見かねて、『何もかもひとりでやろうとするなよ』と言いましたが、あまり受け入れてもらえなかった」

当然のように第一子の育児中、セックスの関係はほとんどなかった。それでも彼は、妻が忙しそうなときは何も言わずに家事育児を率先しておこなった。
 

結婚後に夫を男として恋愛対象に

ひとりめの子育てが落ち着き、ふたりめができたとき、妻が変わった

ひとりめの子育てが落ち着き、ふたりめができたとき、妻が変わった

子どもが2歳になったころ、めずらしく彼女から誘いがあった。久々にセックスすると、またすぐ妊娠。

「ところが安定期に入ると、彼女が急に『したい』と言い出して。ふたりめだから余裕もあったんでしょうが、ママ友から『あまりセックスを拒否すると夫が浮気に走る』と入れ知恵されたことで危機感を持ったと後に話してくれました。正直、僕にとってはありがたいことでした」

ふたりめが産まれると、彼女はトモカズさんの協力を仰ぐようになった。そのあたりも先輩ママ友からいろいろ言われたらしい。

「ふたり産んでから、彼女が急に僕にベタベタしてくるようになったんです。あるとき、『私、最近、あなたのことが本気で好きでたまらない』と言ったんです。うれしかった。彼女の中に初めて生まれた恋愛感情だったみたいです。

実は最初の子が生まれてから、僕は彼女とはずっと一緒に生活していくのは無理かもしれないと悩んだこともあったんです。でも彼女に言わせれば、『普通は子どもが産まれたら、父親と母親になっていくのかもしれないけど、私は子どもを産んで初めて、あなたを私の“男”だと意識したの。恋愛がどういうものかよくわからなかったけど、今はあなたの顔を見ると、ただただうれしいのよ』と。そういうこともあるんですね」


今では、子どもを彼の実家に預けてふたりきりでデートすることもあるという。
恋愛経験がないことで、甘え方がわからないケースも。

恋愛経験がないことで、甘え方がわからないケースも。

「僕が彼女を変えたわけじゃない。ただ、悩んだものの、彼女との関係をあきらめなくてよかったと思います。今思えば、彼女は自分の中の恋愛感情を把握するのが苦手で、なおかつ甘え方がわからなかったんでしょうね。何年か夫婦をやってきて、甘えてもいいんだと、やっと思えるようになったのかもしれない」

産休や育休を経て、彼女は完全に社会復帰。6歳と3歳になった子どもたちは完全にパパッ子となっている。

「こういう関係もあるんだなあと他人事のように不思議に思います。彼女が僕のことを好きでたまらないと言ってくれたことによって、僕自身も彼女を大切に思う気持ちが強くなった。

恋愛してこなかった女性と結婚したとしても、何も問題はないと思います。むしろ、彼女にとって唯一の男となれたことがうれしいですね。ただ、恋愛感情を意識したということは、彼女が他の男を好きになるとも考えられる。浮気されないようにしなくては、と思いますよ」


最後は笑いながらそう言ったトモカズさん、とても満たされた表情を見せてくれた。トモカズさんの場合は、結婚してから恋愛することができた。それは運がよかったのか、はたまた、もともと相性がよかったのか。

一方で、恋愛未経験の女性と結婚し、子どももいるのにいまだに妻とは、「どこかすきま風が吹いている関係」「気持ちが寄り添っていないが、子どもがいるから別れられない」と言う男性もいた。

いずれにしても男女の関係は、「なまもの」だ。刻一刻と気持ちも変わっていく。それをパートナーがどう受け止めるか、どう関係を育てていくかが大事なのかもしれない。

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