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誰でも1000万円貯金を目指せる!家計見直し術

いつかは1000万円を貯めたいと思っている人もいるでしょう。大きな目標を達成するためにまず、押さえておきたい貯金の基本は「支出を見直すこと」です。特に見直したいのが光熱費と通信費です。年間24万円の削減効果があることも。

井戸 美枝

執筆者:井戸 美枝

マネープラン・もらえるお金ガイド

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1000万円を貯金したい場合、手取りのうちどれくらい貯金する?

以前のコラム「1000万円貯めるためのマネープラン」で、貯金1000万円を貯めるためには収入の中からどのくらいを貯蓄に回せばよいのか、その目安をご紹介しました。
 
家計の見直しで貯金を増やすコツ

家計の見直しで貯金を増やすコツ



ざっと復習しますと……独身で一人暮らしの人は手取りの10%程度、実家暮らしの人は30%程度(実家にお金を入れている場合はそれを含める)。結婚していて子どもがいない場合は15%程度。将来住宅購入を考えている場合は20%程度。

子どもがいる人は、小学生未満で10%、小学校を卒業するまでは8%、中学校を卒業するまでは6%、高校を卒業するまでは3%を目安に貯蓄しましょう(教育費にもっともお金がかかる大学生の間は、無理に貯蓄する必要はありません)。

もちろん、これ以上の割合で貯金ができている方は、より安心です。このコラムを読む必要は無いかもしれません。

そんなに貯金できないよ!という人は、まず「光熱費」「通信費」を見直しましょう。これらは毎月必ず支払いますので、一度見直すと大きな節約効果があるのです。
 

家計の支出の中でも、光熱費を見直そう!

ご存知のとおり、2016年4月から電力の小売りが自由化されており、以前よりも料金プランは多種多様になっています。その中から自分にあった電力・ガス事業者や料金プランを見つけることができれば、今よりも光熱費を安く抑えることができます。

たとえば、昼間家にいないのであれば、夜の電気料金が安くなるプランを選びましょう。

東京電力の「夜トク12」という料金プランでは、午前9時~午後9時の電気代が1kWhあたり34.39円、午後9時~午前9時の電気代が1kWhあたり22.97円に設定されています。従来の「従量電灯B」プランでは、1kWhあたりの料金は30.57円(300kWh以上使う場合)ですので、夜に多く電力を使うのであれば新しい料金プランの方がおトクになりそうです。
※2019年11月分以降の価格

基本的に電力・ガスを多く使う家庭ほど、割引率が高くなる傾向にあります。月に300kWh以上使う家庭は、一度比較・検討してみることをおすすめします。料金プランの比較は、エネチェンジのウェブサイトが便利です。

注意したいのは、事業者を切り替えるときに契約内容をよく確認することです。2年など複数年使い続ける契約の場合、期間中に解約すると違約金が発生するケースがあります。

そのほか、家庭電力の1/3は照明器具だといわれています。照明器具をLEDなどの省エネタイプのものに変更すれば、電気代そのものが安くなります。
 

通信費を見直そう!

次に通信費を見直しましょう。

ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアの月額使用料は値下げされつつありますが、MVNOの価格にはまだ及びません。MVNOとは、大手通信会社の回線を借りて、割安な値段で通信サービスを提供する仮想移動体通信事業者のこと。「格安スマホ」と呼ばれているものですね。

「楽天モバイル」では月間データ量2GBで月額900円(税別)。これはデータ通信料のみのプランですが、通話プランでも3.1GBで1600円(税別)。大手と比べると安く設定されています。

ただし、こうした格安スマホは通話料が高く、ほとんどの会社で30秒/20円前後かかります。通話が多い人は、3大キャリアの電話かけ放題プランの方が安くすむ場合もあるので、事前に計算しておきましょう。

料金プランの比較は 価格.comのウェブサイトが便利です。
 

塵も積もれば……

このように毎月支払う光熱費と通信費を、たとえば月に2万円見直すことができれば、1年間で24万円、10年間では240万円もの節約になります。少額だから……といって放ったらかしにせず、チェックすることをおすすめします。
 
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