奥貫薫が向き合う、女性としての変化。そして、決意。

更新日:2016年07月12日

 
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ドラマ、映画で活躍し、40代を迎えてますます輝く女優・奥貫薫さん。大豆を乳酸菌で発酵させて出来上がったエクオール含有食品「エクエル」のテレビCMで、40代以降の女性におとずれる“ゆらぎ期”とポジティブに向き合う妻を、やわらかい空気をまといながらしなやかに演じている。結婚、出産を経た彼女に、その変化の過程にある現在、そしてこれからの決意について訊いた。


日々の小さな選択の積み重ねが人生になる
女優 奥貫薫の決断


――「ゆらぎ期」は女性ホルモン・エストロゲンの減少によって、様々な心身の変化を感じる時期ですが、ご自身はどんな印象を持っていますか?

とても自然なことだと思います。ネガティブな印象はないのですが、実際様々な変化に悩んでいる方もいらっしゃるので、私が今回CMの女性を演じることで、そういった方々の一助になれたらうれしいなと思います。

――年齢と共に訪れる変化に対して、ご自身もケアを考えていらっしゃいますか?

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大豆は毎日食べるように心がけていますが、なかなか量は摂れないですね。CMに出演させていただいたことで、とくにお肌の調子も気になるようになりました。ゆらぎ期は50代、60代も健康で元気にいられるために今までの生活習慣を見直すいい機会と、開発に携わった内山成人さん(大塚製薬佐賀栄養製品研究所主任研究員)に伺ったので、エクエルを摂ることも習慣のひとつとして続けたいと思っています。生活の基本という意味では、シンプルに早寝早起きは意識しています。




――日々の生活を見直すきっかけはありましたか?

個人的には、出産が生活のリセットの大きなきっかけになりました。自分自身にそんなに時間がかけられなくなった分、その中で何が出来るのか、本当に好きなものは何かが分かってきて、時間の使い方も以前よりは上手になった気がします。

――生活が変わる中で、仕事への向き合い方に変化も?

仕事においてはデビューしたころと同じ気持ちなんです(笑)。仕事に行く前はいまだに緊張しますし、その所在なさはなくならない。あまりにも変わらないので、私は成長できているのかな?って思うくらいです。

――それは意外ですね。緊張の正体は何なのでしょう?

結局、自分をよく見せようとするからより緊張するんですよね。そういう意味では、持っている以上のものは出せないから、ありのままの自分で100%頑張るしかない。そう開き直れるようになってからは、少し楽になりました。精神的にも体力的にも、なぜだかどんどん楽になっている感覚はあります。


自分に与えられた役割をきちんと果たしたい

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――女優業を続けてきた中で、ご自身に課してきたことはありますか?

いいことなのかどうかずっと分からずにいるのですが、これまで、自分自身が何かを発信したい、表現したいという欲求はあまりなかったんです。常に、作品の中で与えられた役割をきちんと果たしたいと思いながらやってきました。監督の望まれているイメージを、責任もって体現して帰ってきたい。いただいた宿題やテストをきちんとやって、できればその裏にも自分なりに何かをプラスして書いて提出できたらいいなという気持ちです。

――年齢を重ねて、求められる役は変わってきましたか?

私は母親役もわりと早くから演じていたので、大きな変化はあまり感じていないのですが、段々実感をもって演じられるようになってきたとは思います。逆に、恋愛ものはあまりやってこなかったのが残念で(笑)、トライしてみたいですね。そのためにも、これからもキラキラしていたいなって思います。

――ナレーターとしても、バラエティからドキュメンタリーまで様々なジャンルの作品に参加されています。ナレーションのお仕事はまた違った角度で臨まれていますか?

ナレーションは演じることに比べると、普段の自分のままで入っていける気がします。お芝居はお化粧をして衣装をまとってカメラの前に立つ、その過程で役に近づいていく。撮影や照明などいろいろなスタッフの力を借りて、ある意味フィクションの世界でキャラクターをつくり上げていきます。それに比べて、ナレーションのお仕事はつくり手の思いや意図に、そのときの私がどう寄りそえるかを考えながら、〈本当のことを伝える〉お手伝いが出来たらいいなって思ってやっています。ナレーションのお仕事は大好きなんですよ。


私の想像を軽々と超えていける自分に

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――これから50代、60代とどんな風に歳を重ねていきたいですか?

デビューした10代のころからずっと変わらないのですが、私はのんびりでもいいからお芝居を長く続けていきたいと考えてきました。そのために何が必要か?と問われると、それは『やめない』ということだけ。ですから、これからの仕事も、日常も、人生も、とにかく日々更新できる自分でありたいと思います。

――継続する難しさは感じませんか?

私はチャン・イーモウ監督(中国の映画監督。「紅いコーリャン」「あの子を探して」などで知られる)が大好きなのですが、彼があるインタビューでおっしゃっていたんです。「常に、目の前にある道を右に行くか、左に行くかという選択を一生懸命続けてきた。その選択を積み重ねた結果がいまの自分の人生だ」と。

――選択という決断を続けていくことが人生になると。

まさにそうだなと思いました。今日何を食べる?とか、どの道を通って帰る?とか。小さなディティールでも、目の前で起きていることをとにかく真剣に選びながら進んでいきたい。それが自分の人生になっていくんじゃないでしょうか。5年前の私は、いまの自分をまったく想像できていませんでした。だけど、「今の私は5年前よりももっと幸せだ」と思えています。だから、5年後、10年後も、私の想像を軽々と超えていくくらい、素晴らしい自分になっているといいなと願っています。



■奥貫薫(okunuki kaoru)
1970年東京都出身。1989年にスクリーンデビュー。数多くのドラマ、映画に出演する一方、幅広い番組のナレーションでも活躍。近作に、映画『岸辺の旅』『桜ノ雨』、ドラマ『○○妻』など。NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』、フジテレビ系『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』に7月より出演。

■エクエル公式HP
http://www.otsuka-plus1.com/shop/a/aequelle-all/

















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