プランターで野菜を作るのに、秋は最適の季節です。この時期に作る野菜を、「秋冬野菜」と称しますが、葉物野菜や根物野菜など実に多くの種類があります。今月は、この秋冬野菜の栽培時期、プランターのサイズ、土、肥料などを解説いたします。さらに、秋冬野菜につきやすい害虫の説明とその対策、便利アイテムについて紹介いたします。

プランターやコンテナで作れる秋冬野菜

秋冬野菜

プランターやコンテナでも作れる秋冬野菜

プランターやコンテナで作れる秋冬野菜には、次のようなものがあります。これらのうち、ミニハクサイ、ミニキャベツ、ミニカリフラワー、ミニダイコンのように名前に「ミニ」とつく品種を栽培した方がプランター栽培には最適です。

■葉物野菜
コマツナ、ホウレンソウ、ミズナ、チンゲンサイ、タカナ、カラシナ、リーフレタス、サンチュ、シュンギク、ベビーリーフ、ミニキャベツ、ミニハクサイ、茎ブロッコリー、ミニカリフラワー、葉ネギ、ナバナ、タマネギ

■根物野菜
ミニニンジン、ミニダイコン、ラディッシュ、ミニゴボウ

■果菜類

イチゴ、ソラマメ、エンドウ

それでは、プランター菜園で人気の秋冬野菜、ミニダイコン、コマツナ、ミニハクサイの作り方を紹介します。

ミニダイコンの作り方

ミニダイコン

品種もたくさんあるミニダイコン

●プランターのサイズ
深型のプランターで、幅60cm×奥行30cm×深さ30cm以上が望ましいです。深さに余裕がないと、根が伸びなかったりまっすぐにならなかったりします。

●用土
用土は、野菜用の培養土(肥料入り)が一番です。まず、プランターの底に鉢底石を底が見えなくなるくらい入れ、次いで培養土をプランターの縁から2~3cmくらいまで入れます。

●種まき
15~20cm間隔で水ようかんの(もしくは底が平坦な)空き缶などを土に押し付け、1cmくらいの深さのまき穴を作ります。そこに種を4粒ずつまきます。まいたら、土をかけ軽く手で押しつけます。まき終えたら水をやります。水やりは芽が出るまでは毎日行います。
点まき

(左)15~20cm間隔で水ようかんの(もしくは底が平坦な)空き缶などを土に押し付け、1cmくらいの深さのまき穴を作ります (右)穴に種をまきます


●間引き
双葉が開いたら3本に、本葉が2~3枚で2本に、本葉が4~5枚で1本にします。弱った苗や成長が遅い苗を間引きするときは、隣の苗が抜けないように気を付けてください。

●追肥
追肥は第2回目の間引き後から2週間に1回ずつ、1株あたり5g程度の化学肥料をプランター全体に施し、水やりします。

●種まき時期と収穫時期
種まき時期は8月下旬~9月下旬。収穫は10月下旬から12月上旬頃まで。根の直径が6~7cmになったら収穫です。収穫が遅れると内部にすきまができます。

●病害虫
アブラムシ、アオムシ、ヨトウムシ、キスジノミハムシ、コナガなど

コマツナの作り方

コマツナ

種まきから約1カ月で収穫できるコマツナ

●プランターのサイズ
コマツナを作るプランターは、幅65cm×奥行20cm×深さ20cmの標準プランターで大丈夫です。

●用土
鉢底石をプランターの底に敷いて、底が見えなくなったら用土を入れます。用土は、野菜培養土(肥料入り)を使います。プランターの縁から2~3cmまで土を入れます。

●種まき
土に10~15cmの間隔で割り箸や細い棒などで深さ1cmのまき溝を2本引きます。そこに種を1cmに1個の間隔でまきます。まき終えたら土をかけ、軽く押さえ、水をやります。水やりは芽が出るまで続けます。
すじまき

(左)土に10~15cmの間隔で割り箸や細い棒などで深さ1cmのまき溝を2本引きます (右)筋に種を1cmに1個の間隔でまきます


●間引きと追肥
芽が出たら3~4cm間隔に間引きます。間引き後、1週間したら1株あたり5g程度の化成肥料をプランター全体にまき、追肥します。コマツナは、夜、外灯などの光が当たる場所で栽培するととうが立ちやすいです。ベランダで育てる場合は、室内の光が当たらないよう注意してください。

●種まき時期と収穫時期
種まき時期は9月~10月。収穫は10月~12月中旬まで。収穫は草丈が25cmになった時です。収穫が遅くなると葉が固くなります。

●病害虫
アブラムシ、アオムシ、コナガ、白さび病、キスジノミハムシなど

次は、ミニハクサイの作り方とプランター菜園での害虫対策です。