食事ダイエット/野菜・フルーツダイエット

ホット梅干し・焼き梅干しでダイエット!1日3粒で効果的

梅干しを温めて食べる「焼き梅干し」や「ホット梅干し」には、バニリンやムメフラールといった成分が含まれています。これらの成分は脂肪燃焼効果があり美容やダイエットに良いと話題です! 今回は、「焼き梅干し」の効能や作り方、食べ方などを解説します。

和田 清香

執筆者:和田 清香

ダイエット・ボディケアガイド

梅干しを温めた「ホット梅干し・焼き梅干し」にダイエット効果が!

ホット梅干し・焼き梅干しダイエットとは

梅干し3粒で痩せるって本当? その理由とは?


私たち日本人に馴染み深い梅干し。そんな梅干しを温めるだけで、ダイエット効果がアップする「焼き梅干しダイエット」または「ホット梅干しダイエット」が話題です。

そこで今回は、「梅干しを温めるだけでどうしてダイエット効果がアップするのか?」「その方法は?」「上手な食べ方とは?」等について、詳しく解説していきたいと思います。
   

「焼き梅干し」に期待できる効果は

「焼き梅干しダイエット」とは、レンジやコンロなどで温めた梅干しを1日3粒食べるという方法です。梅干しは、そもそも1粒で約3~6kcalと低カロリーなうえ、健康&美容に役立つ成分がたくさんのジャパニーズ・スーパーフード!

梅干しを温めることで、どのような効果が期待できるのかを、次から詳しく紐解いていきましょう。
 

「焼き梅干し」の効能1 バニリンで脂肪燃焼を促進しダイエット効果

バニリン効果で脂肪燃焼促進

バニリン効果で脂肪燃焼促進


梅干しの中にはバニリンという成分が含まれており、そのバニリンという成分に脂肪燃焼効果があることが、近年の研究によって分かりました。

摂取されたバニリンは小腸で吸収され、脂肪細胞を刺激。その刺激によって脂肪が燃焼されやすくなり、ダイエットにつながると言われています。

また、梅干しの中には脂肪燃焼効果のあるバニリンの他に、バニリンとよく似たバニリングコシドという成分が含まれています。このバニリングコシドという成分には脂肪燃焼効果がないのですが、加熱することでバニリンに変化することが分かってきました。

結果、梅干しを温めることでバニリングルコシドがバニリンに変化し、バニリンの量が20%もアップ! より脂肪燃焼を促進することで、ダイエットに役立つというわけです。

ちなみに、バニラアイスの中に含まれるバニラビーンズにもバニリンが含まれています。アイスを選ぶ際に気を付けることは、「アイスミルク」や「ラクトアイス」ではなく、乳脂肪が12%以上の「アイスクリーム」を選ぶこと。近年の研究で、アイスクリームに含まれる乳糖には、皮下脂肪や内臓脂肪を抑える効果があることが分かりました。

ただし、乳脂肪分が高いものはカロリーが高く糖分も多め。ごはん代わりに食べることや、日常的なおやつとしてアイスクリームを勧めるわけではありません。食べ過ぎはもちろんNGです。
 

「焼き梅干し」の効能2 ムメフラールでむくみ解消

梅干しを温めることで生まれる成分、ムメフラール。

梅干しを温めることで生まれる成分、ムメフラールでめぐりのよい体に!


梅に含まれるムメフラールという成分にもダイエットや健康効果が期待できると言われており、このムメフラールという成分も、梅干しを温めることで生まれる成分であることが研究によって分かっています。

ムメフラールはクエン酸と糖が結合し、つくられているもので、血流改善効果が期待されています。血流がよくなることでダイエットの大敵であるむくみや冷えの改善にもつながります。さらに、血流がスムーズになることで体も温まり、代謝もアップ。ダイエット効果も高まります。
 

クエン酸で便秘解消も! 梅干しの注目すべき効果

梅干しを温めるだけでダイエット効果がアップ!?

梅干しを温めるだけでダイエット効果がアップ!?


「焼き梅干し」を作る場合は、電子レンジやコンロ、網やフライパンを使って温めます。上記で解説したバニリンという成分は、冷めても減ることがないため、まとめて加熱して冷蔵庫に保存するのも◎です。

例えば、梅干し10個の場合、500Wの電子レンジで1分加熱し、冷蔵庫に保存。梅干しは熱を加えてもほとんど味に変化がないので、そのまま食べたり、炒めものやソースに混ぜて使ってもOKです。また、白湯に入れて飲むのもオススメで、ほんのりとした梅の酸味に、心も体も癒されます。

ダイエットや健康に役立つ梅干しですが、塩分濃度は高いので食べ過ぎには注意! 食べ過ぎると胃酸過多になったり、むくみの原因にもなるので、1日3粒までとしましょう。

塩分について補足すると、1日3粒食べると、梅干しの大きさにもよりますが、それだけで5g近い塩分を摂ることになります。現在、食事摂取基準で定められているナトリウム(食塩相当量)については、高血圧予防の観点から、18歳以上男性: 8.0g/日未満、18歳以上女性: 7.0g/日未満となっているので、他の食事で調整するなどして塩分の摂りすぎに注意しましょう。

そのほかの活用法について、まとめ記事『「初耳学」で話題!梅干しを温めて痩せるダイエットのやり方とレシピ』も合わせて参照ください。
 

バニリンやムメフラールだけじゃない! 梅干しの注目すべき効果

梅干しは腸活にも役立つ!

梅干しは腸活にも役立つ!

梅干しにはバニリンやムメフラール以外にも、ダイエット・美容・健康に役立つ成分がたくさん含まれています。そんな優れた成分と効能を紹介します。

■クエン酸で血液サラサラ
梅干し特有のすっぱさはクエン酸という成分によるもの。クエン酸には血管の拡張、血行を改善するなどの効果があります。また、疲労物質である筋肉中の乳酸を分解し、筋肉のこりをほぐす働きもあります。

■便秘解消
クエン酸は腸の動きを活発にし、排便を促すサポートをしてくれます。便秘が解消し、腸内環境がよくなると代謝アップにもつながり、ダイエット効果も高まります。

■酸化を防いでアンチエイジング
梅干しに含まれるフラボノイドとクエン酸には抗酸化作用があります。シミやシワなどの肌老化の原因になる酸化を防ぐことで、美容効果も期待できます。

簡単に作れて手軽に取り入れることができる「焼き梅干し」で、梅干しの持つ効果をさらに高め、ダイエット&美容に役立てましょう!

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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