ヴィレッジヴァンガードで流れていたエレクトロスウィング

ガイド:
Saoriiiiiちゃん、お久しぶりです。前回、下北沢で取材したのが2014年末ですから、もう1年以上経つとは、時の流れは早いです。復活からアルバム・リリースまでの道のりは長かったですね。

帰ってきたSaoriiiiiに独占インタヴュー (All Aboutテクノポップ)

Saoriiiii:
本当お久しぶりです! 今年やっとアルバムがリリースできることがとても嬉しいです。本当は昨年の夏頃にリリース予定だったのですが、私の事情で遅れてしまって、もうだめかなぁ……とぼんやり考えてしまう事もあったので、無事かたちになって沢山の方に感謝です!!
saoriiiii

Saoriiiii


ガイド:
シングルを幾つかリリースして、僕はてっきりその延長線上でアルバムを発表するのかと思っていました。以前のバイレファンキ路線の時もそうでしたが、Saoriiiiiちゃんは良い意味で裏切ってくれますね。3月23日発売のアルバム『NOSTALGY』では、エレクトロスウィングにも挑戦! エレクトロスウィング自体、ルーツは90年代初期に遡るようですが、2010年頃からヨーロッパとアメリカでじわじわと来ているジャンルですね。これを機に、一度All Aboutでも紹介しようかと、今回この作品を聴きながら思いました。前置きが長くなりましたが、これはどこからやってきた発想なのですか?

NOSTALGY (Tower Records)
nostalgy

NOSTALGY


Saoriiiii:
私もシングルを出したいと思っているのですが、なぜか毎回アルバムになることが多いですね、昔から(笑)。エレクトロスウィングはヴィレッジヴァンガードでたまたま流れてて、「なんか古いっぽいのにカッコイイ!」と思って、KANICRAFTさんやあんどりいらんど。の山本さんに話したら、いいねと言ってくれて取り入れることになりました。

ガイド:
エレクトロスウィングは、Saoriiiiiちゃんの発案だったんですね!
オープニングの「Retro Train」では、「trip trip trip future」という歌詞を聴いていて、前回のインタヴューで「放浪者です(笑)。」と言っていたのを思い出しました。僕が誘導した発言でもありますが、依然として「放浪者」のような毎日を送っているのですか?

Saoriiiii:
放浪者のような毎日って(笑)! 最近はライヴもあんまりできていなかったので大阪にほとんどいましたが、3月からライヴをコンスタントにやっていく予定です。

記憶にあったチャップリン

ガイド:
エレクトロスウィング歌謡と言いたくなる「チャップリン・オーケストラ」のチャップリンは、あまりに古くて流石に僕もリアルタイムではないのですが、若いSaoriiiiiちゃんはどのようにチャップリンを知ったのですか?

チャップリン・オーケストラ (YouTube)

Saoriiiii:
チャップリンという名前とステッキを持ったチャップリンの映像はどこかで見た記憶があったのですが、失礼ながらチャールズ・チャップリンがどういう人かというのは歌詞のテーマにしようと決めてから調べました。チャップリンが浮かんだのは、この歌詞の舞台がヨーロッパの古い町並に設定するつもりだったからです。チャップリンの作風が喜劇だとも知り、チャップリン・オーケストラの歌詞は人生の浮き沈みを重くならないように前向きに生きて行こうってメッセージを込めています。辛い時期に書いたので自分への応援歌にもなっているかもしれません。

ガイド:
チャップリンは、今回のジャケットでのSaoriiiiiちゃんのコスチュームのモチーフですね。ステージ映えしそうですが、チャップリン・ファッションは気に入りましたか?

Saoriiiii:
とても気に入ってます! 今回スタイリストさんにレトロなイメージとお願いしたのですが、合わせていくうちにチャップリンみたいになっていました(笑)。

スコッチウイスキー大好き

ガイド:
続く「バランタインtonight」でもエレクトロスウィング全開! バレンタインではなく、バランタイン……スコッチウィスキーの代名詞ですね。僕はあんまり量的に飲める人ではないのですが、お酒は好きですか?

Saoriiiii:
バランタイン含めスコッチウイスキー大好きなんです。私も量的には飲めませんよ。バランタインという言葉がこのスウィング独特のメロディーにぴったりハマったので使わせてもらいました。

おまじないは効かないが、ジンクスは気にする

ガイド:
KANICRAFTさんが作曲した「オ・マ・ジ・ナ・イ」は、(良い意味で)ストレンジなエレクトロニカに仕上がっています。「世の中の儚さ」を歌うような、Saoriiiiiちゃんの持ち味でもある(笑)ネガティヴなパワー(こちらも良い意味にとってください)を感じます。あまり、おまじないは効きませんか?

Saoriiiii:
あんまりおまじないをやったことありませんけど(笑)、効かないと思っています。でも臆病なのでジンクスなどは結構気にしちゃいます。これをやらなかったら失敗する、とか。
saoriiiii

Saoriiiii


作詞者としての産みの苦しみ

ガイド:
今回のアルバムは、作詞はSaoriiiiiちゃん、作曲はKANICRAFTさんとInimmaさんとが中心になり出来上がっています。Inimmaさんが作曲した「Dancing Through the Night」は、アルバムの中では珍しくタテノリのグルーヴ感に溢れています。歌詞からは、もがきながらも未来に向かっていく気持ちが伝わります。今の自分の心境とかが反映されているのでしょうか?

Saoriiiii:
この曲はテーマが中々定まらなくて、歌詞に一番時間かかった難しかった曲です。復活するまで、してから、これからを歌詞に乗せて思いを書きました。ファンの方へのメッセージも込めています。みんなでライヴで盛り上がれたらいいなぁと思う曲です。

私が好きな港町

ガイド:
「港町ラブストーリー」は、昭和初期的なノスタルジーの世界。さすらいの風来坊みたいな(笑)。日本には港町が多いですが、どこが好きですか?

Saoriiiii:
そうなんですよ! 1つの古い白黒映画みたいにしたくて。この歌の舞台はヨーロッパの昔の港町のイメージなのですが、歌詞に出てくる「彼」はヨーロッパ版寅さんみたいな人をイメージしてほしいです(笑)。私が好きな港町はやっぱり自分の生まれ育ったところです。海が近くて車で少し走れば空港が見えて飛んでいく飛行機をぼーっと見るのも好きです。
saoriiiii

Saoriiiii


もうすぐリリースパーティー

ガイド:
4月1日にはリリースパーティーも予定されていますが、是非抱負を聞かせてください。個人的には、岸和田弁でのMCを期待しています!

Saoriiiii:
リリースパーティーなんて何年ぶりだろう! 沢山の方に協力してもらってできた、とても大切なアルバムができました。1曲1曲に思いを詰め込みました!! みなさんにも気に入って頂けると嬉しいです。そして4月1日はみんなで楽しくパーティーできたらいいなと思っています!!ぜひ遊びに来て下さい(^^)

岸和田弁のMCは、考えておきます。ファンの方に引かれないかが不安で(笑)……

ガイド:
少なくとも僕は岸和田弁で引きません(笑)。リリースパーティーの成功を祈ります!

Saoriiiii (公式サイト)
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