前編では、僕の熱い気持ちをハビエラ・メナ(Javiera Mena)ちゃんに伝えたつもりですが、その勢いは止まりません。

ハビエラ・メナ(1)~チリが生んだポップの魔法女子 (All Aboutテクノポップ)

昨年11月に公開された彼女の最新のPVでは、南米のルーツが伝わります。


では、インタヴュー後編をお楽しみください。
javieramena

Javiera Mena


偉大なチリのニューウェイヴ、Los Prisioneros

ガイド:
2012年に、チリの映画『Joven y Alocada(Young & Wild)』のサウンドトラックに参加していますね。映画全編を見てはいませんが、タイトルの通りヤングでワイルドな内容みたいです。フランシスカ・ヴァレンズエラ(Francisca Valenzuela)と共に、あなたは、既発のアルバムから3曲、2つの新曲、1つのカヴァー曲と、サウンドトラックでは主導的な役割を担っています。どのようにこのサントラに参加することになったのですか?

Joven y Alocada
jovenyalocada

Joven y Alocada


Joven y Alocada Trailer (YouTube)

ハビエラ:
監督のマリアリー・リヴァス(Marialy Rivas)からの依頼です。映画も大好きだし、映画に私の曲が必要とされたので、とても嬉しかったわ。

ガイド:
「Amiga Mía(私の友)」のカヴァーはとても気に入りました。原曲は、チリのニューウェイヴ・バンド、Los Prisionerosによるものですが、彼らについて教えてください。

Los Prisioneros - Corazones (amazon.co.jp)
corazones

Corazones


Los Prisioneros - Amiga Mía (YouTube)

ハビエラ:
Los Prisionerosはチリで最も重要なバンドです。現在、ヴォーカリストは苦難の中にいます。彼は心臓発作を起こして、病に伏しています。すべてのアーティスト達は、私たちの国の最も偉大な作曲家でもある彼の回復を祈って、良いエネルギーを送っています。

ガイド:
あなたが好きなチリのアーティストやバンドがいれば、是非教えてください。

ハビエラ:
Astro、quieroStar、Mamacita、Alejandro Paz、MKRNI (Makaroni) などが大好きです。

他の国のフェスでつながる

ガイド:
あなたは、ゲストヴォーカリストとしてもとても人気がありますね。ジュリエッタ・ヴェネガス(Julieta Venegas)、Dapuntbeat、オルガ&ノヴィアス(Olga y Novias)などとコラボレーションをしています。チリだけでなくメキシコのアーティストも含まれています。チリのアーティストは、ラテンアメリカの他の国のアーティストともつながっているのでしょうか?

Julieta Venegas - Los Momentos (amazon.co.jp)
losmomentos

Los Momentos


※この曲、泣けます

ハビエラ:
はい。私たちはチリという国で孤立しがちなので、他の国のフェスにも積極的に参加しなくてはいけません。これがラテンアメリカからの他の国のアーティスト達とつながる、とても素晴らしい方法です。

仏教寺院に行きたい

ガイド:
あなたの最初の2枚のアルバムは、日本でもリリースされました。興味深いことに、他のリリース国と違って、日本はスペイン語圏ではないにもかかわらず。

ハビエラ:
とっても幸せです。最新作の『Otra Era』も是非日本でリリースしたいわ!
javieramena

Javiera Mena


ガイド:
日本に来たことはありますか?

ハビエラ:

まだなんです。私は仏教の支持者なので、日本に行けたら、仏教寺院に行ったり、素晴らしい日本文化について学びたいです。

3rdアルバム~フューチャリズム、エロチシズム、ローカリズム

ガイド:
最後に、あなたの最新作となるサードアルバム『Otra Era』について伺います。終わってから僕は気づいたのですが、このアルバム制作の際、クラフドファンディングを使いましたね。どうしてクラウドファンディングをすることにしたのですか?

Otra Era (amazon.co.jp)
otraera

Otra Era


ハビエラ:
ファンたちと接して、直接的な彼らのサポートでモーションを作る方法です。多くの人たちがクラウドファンディングを使っており、仲介なしで、アーティストとファンがつながることで、自信を得ています。
javieramena

Javiera Mena


ガイド:
Club Fonogramaでは、とても肯定的なレヴューがされています。もちろん、僕も大好きです! ノスタルジックなフューチャリズム、キュートなエロチシズム、南米的なローカリズム……すべての愛すべき要素が揃っています。制作はチリで行われたのですか?

Club Fonograma

ハビエラ:
長い期間に渡ったプログラミングと作曲はマドリッドでされ、次のステージはチリ、そして離れたマイアミで80%ぐらいのミキシングがされました。

J-POPの遺伝子

ガイド:
「Espada(剣)」は、僕の耳から離れません。これは、マツミ・シンノスケ君がリリックビデオのサポートをした曲でもありますね。あなたがJ-POPにインスパイアされて作った曲と聞いて、なるほどと感じました。この曲には確かにJ-POPの遺伝子があります。お気に入りの日本のアーティストを教えてください。




ハビエラ:
中田ヤスタカが作った作品がとっても好き。それと、カヒミ・カリィ、DE DE MOUSE、レコライドの大ファンです。

クレージュの眼鏡

ガイド:
アルバムからのタイトル曲「Otra Era」のビデオクリップでは、ジャケットと同じヴィジュアルを使った新しいアプローチを試みています。あなたが着けていた眼鏡が気になってしょうがありません。これはどのように見つけてきたのですか?


ハビエラ:
これは、アンドレ・クレージュ(Andre Courreges)という最近亡くなったフランスのデザイナーによるものです(補足:日本でもおなじみの「クレージュ」です)。スペインのデザイナーであるカルロス・ディエス・ディエス(Carlos Diez Diez)がレコードのために使うことを提案してくれました。受け取ったすべての品が気に入って、ビデオでも見せたくなったの。

ガイド:
「Que Me Tome la Noche(Take Me Night)」は、ノスタルジックなサウンドとダイナミックなグラッフィクがうまく組み合わさっています。2分14秒ぐらいのところで曲調が突然変わるのが、痛快なアクセントになっています。この変化は制作過程で思いついたのですか?


ハビエラ:
このアイデアは最初からありました。私の場合、ほとんどの構造的なアイデアは誕生の時点で生まれるのです。
javieramena

Javiera Mena


ガイド:
長いインタヴューに付き合ってくれて、ありがとうございます。大ファンでもあるあなたの記事が書けて、嬉しいです。是非来日する計画をしてください。待っています。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。