続々と登場する低価格のタブレット。どれを選ぶべき?

レノボ YOGA Tablet 2 8

レノボ YOGA Tablet 2 8


低価格帯のWindows 10タブレットが続々と登場し、国内保証の付いた端末が3万円以下で購入できるようになりました。どれにしようか迷ってしまうほどモデルが出揃っていますが、いずれも我慢しながら使うようなものではなく、一般的な用途であれば十分満足して使えます。たとえば、2台目以降のタブレットとして、家族それぞれが1台ずつ持つことも考えられます。また、用途で使い分けたり、よく行く場所に置いておき必要なときに使ったりする方法も考えられます。

道具として使いやすく、買いやすくなったWindowsタブレットを見逃す手はありません。今回は、国内で入手しやすく安心して購入できるタブレットをピックアップしてオススメを選び出しました。

オススメのタブレットを選び出す前に

20万円近いハイエンドクラスのPCとは違い、3万円以下で購入できるタブレットは、スペックシートを確認しても似た数字が並んでいたり、見慣れない表記があったりします。しかし、少し内容を理解すると、ぐっと見え方が変わるので、まずはスペックシートを見る際のポイントを取り上げます。

■ストレージにある「eMMC」とは?
タブレットのストレージには「eMMC」と書かれているのをよく見かけます。これは、SSDと同様にフラッシュメモリを応用したもので、HDDのような可動部分がないので振動などの衝撃に強く、書き込み/読み込み処理の時間が短いのが特徴です。また、SSDと比較すると消費電力が低いのが特徴で、バッテリー容量が少ないタブレットでは、駆動時間を延ばすためにeMMCが使われます。ただし、SSDと比較すると書き込み/読み込み速度がやや遅いのが難点です。

■Wi-Fiのスペックを見るポイント
タブレットの多くは、2.4GHz帯の電波を使う802.11 b/g/nに対応しています。正しくは、802.11b, 802.11g, 802.11nと3つの規格で、802.11nが最新規格です。通信速度は、それぞれ11Mbps, 54Mbps, 300Mbpsになります。802.11nに対応していれば、公衆無線LANサービスでも使えるので不自由することはありません。中には、802.11aに対応するタブレットもあります。これは802.11bと比較すると5倍(54Mbps)の通信速度になり、5GHz帯の電波を使うので電波干渉を受けにくいのが特徴ですが、利用できる範囲が狭いのがデメリットです。

■画面解像度の見方
ドット

ディスプレイ画面は小さなドット(点、素子)が集まって構成されています

画面解像度によっては、文字が精細に表示されるタブレットがあります。Windowsは 「96DPI」が標準となっています。これは、1インチの幅の中に96個のドットが含まれていることを意味しています。これよりも高いDPIで表示できる環境のことを「高DPI」と呼びます。たとえば、8インチで1920 x 1200の解像度を持つタブレットは、96DPIで表示すると文字が小さく見づらいので表示を200%に拡大します。すると192DPIになり1インチ幅の密度が高くなるために、精細で読みやすい文字でウェブの閲覧や電子書籍が楽しめます。こうした用途で使いたい場合は解像度にも着目してください。

3万円以下のタブレット5台を選択

ピックアップしたのは以下の5端末です。いずれも国内で購入しやすいタブレットです。


比較表も作成しているので、こちらも参考にお使いください。
タブレット比較表

タブレット比較表


それでは、用途別にオススメタブレットを選び出します。

性能と価格のバランスを重視するなら『旭エレクトロニクス SG080iBK』

性能と価格のバランスを重視するなら『旭エレクトロニクス SG080iBK』がオススメです。


これはビックカメラグループの専売モデルで、ビックカメラの他、コジマ、ソフマップで購入できます。現物が確認できるのは他にはない魅力です。また、本体のカラーもブラックとシルバーが選択できます。また、2万円を切る価格ながら、画面解像度が1920 x 1200、ストレージは64GBと不満はありません。唯一、惜しいのが約360gの端末重量で軽量とは言えません。軽いタブレットが欲しいのであれば、『mouse WN802』が約314gと最軽量で最新CPUのAtom x5-Z8300を搭載しています。

予算がないなら『Acer Iconia Tab 8W W1-810-A11N』

価格重視ならば『Acer Iconia Tab 8W W1-810-A11N』です。


取り上げたタブレットの中では頭ひとつ抜けた価格で、1.7万台(原稿執筆時点)で購入できます。3万円以下のタブレットは、なじみの薄いメーカー製が多い中で、Acerは、2014年第1四半期のパソコン世界出荷台数では、Dellに続く4位に付けるほどの有力メーカーです。スペックは、メモリ1GB、ストレージ32GB、画面解像度1280 x 800と見劣りしますが、子どもに使わせる安価なタブレットが欲しいといった用途にはこれがピッタリとはまります。

利用シーンが明確なら『レノボ YOGA Tablet 2 8』

使い方が動画や電子書籍と決まっているのであれば『レノボ YOGA Tablet 2 8』がオススメです。


ほかのタブレットと比較すると搭載OSがWindows 8 with Bingですが、2016年7月まではWindows 10に無償アップデートできるので心配ありません。

ハードウエアは十分現役で、搭載CPUのAtom Z3745は、他で使われているAtom Z3735と違いメモリ帯域幅が広くより高性能なものが搭載されています。実際に触ってみるとキビキビと動作します。

YOGA Tablet 2 8は、使い勝手の面でもオススメです。ホールド・チルト・スタンド・ハングと4つの利用スタイルを備えており、シーンに応じて使い分けできる工夫がされています。

Yogatablet

スタンド状態にして、ノートPCのようにキーボード入力をすることも可能


たとえば、スタンドでは画面を机などに立てた状態にしておけるので、huluやGyao!などの動画配信サービスを楽しむのに最適です。もうひとつのホールドでは、バッテリーを格納しているシリンダーの膨らみが片手で持つときに良いグリップになります。いずれも明確な利用シーンとともに端末の使い方が提案されており、他よりも頭一つ抜けた存在です。

また、見逃せないのがOffice 2013が付属している点です。OSと同様で古いバージョンですが十分現役で使えます。この価格で、このハードウエアとソフトウエアが手にできるのはお買い得です。

筆者が最もオススメの1台は

ここまでオススメ3台をピックアップしましたが、なかでも筆者が最もオススメなのは、最後の「YOGA Tablet 2 8」です。型落ちのモデルですが、それだけ価格もこなれています。また性能も申し分ありません。筆者はこれの10インチモデルを1年以上所有していますが、非常に満足度の高い1台となっています。



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