スタンプの位置によっては書類不備とされ、お金が返ってこない…

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楽しいショッピングのあとは、きちんとTAX REFUNDの手続きを


ヨーロッパを数カ国まわり、スペインから船でモロッコに入ったときのことです。ヨーロッパで免税を受けられる買い物をしたので、スペインの港で手続きをすることに。大きな国際空港とは違い、スペインの港ということで一抹の不安を抱えながらも、問題なく必要書類に輸出証明のスタンプを押してもらえました。帰国後そのスタンプが押された書類を投函すればいいだけなのですが、念のため関西空港にあるグローバル・ブルーのカウンターで(現在カウンターはなく、投函用のポストのみです※2015.10.30時点)、書類不備等を確認してもらうことに。すると不安が的中! スペインの港で押してもらった輸出証明のスタンプは、所定の位置に押されていないとのこと。もしかしたら免税が受けられない、つまりお金が戻ってこない可能性があるらしい。でもグローバル・ブルーのオフィスは海外にあるため、送ってみないとどう判断されるか分からないそう。念のためコピーをとって、原本を投函することに。数ヶ月経っても払い戻しされない。グローバル・ブルーのオフィスに電話すると、書類に不備があったため手続きが却下されたと言う。それでも「私の責任ではなく、スタンプを押したスタッフの間違いだ」と食い下がると、検討してくれることに。それから約1ヶ月後、ようやく連絡があり、やはり向こうの責任なので払い戻されると言う。結局お金が戻ってくるまでに、約1年もの歳月を要したのでした。

ここでは皆さんにはガイドの経験をもとに、TAX REFUNDの基礎知識と気をつけるポイントをご紹介します。
 

TAX REFUNDってなに?

TAX REFUNDとは海外で買い物をした際に、その商品に含まれている税金が戻ってくる制度です。世界37カ国、グローバル・ブルーの24万店もの加盟店で、各国が定める金額以上の買い物をした場合に、税金の払い戻しを受けることができるのです(2016年2月現在)。
 

免税の返金額はいくら?

たとえば、ドイツなら25ユーロ以上の買い物で最大14.5%の還元率。フランスなら175ユーロ以上の買い物で最大12%など、その国々によって最低購入金額も、還付率も異なります。また申請期限も各国異なりますが、たいていは購入月末日より3ヶ月と定められているところが多いようです(ドイツ・フランスのデータは2016年2月現在)。
 

TAX REFUND・税金払い戻しを受けるための手続き方法

出国する空港に着いたら、航空会社のチェックインカウンターでチェックインの手続きをおこないます。その際、税関で商品を提示する必要がありますので、TAX REFUNDを受ける商品を入れた荷物ごと預けないように注意。TAX REFUNDを受ける旨を航空会社のスタッフに伝え、チェックインをして航空券を受け取り、TAX REFUNDの商品が入ったスーツケースを持って、レシート、パスポートを提示し税関で申請。輸出証明のスタンプを押してもらいます。その後、空港内にあるグローバル・リファウンドのカウンターに書類を提出すると現金で戻ってきます。またグローバル・リファウンドのカウンターがない場合、帰国後に郵送で申請し、クレジットカードでの払い戻しが可能です。
 

免税手続きで気をつけるポイント

1カ国の直行便での旅行で、大きな国際空港で出国する場合はあまり関係ないかもしれませんが、以下の3つの場合は特に注意が必要です。

・ヨーロッパへの旅行の場合
通常は出国の際に税関での申請が必要ですが、EU加盟国で免税が受けられる買い物をした場合は、輸出証明のスタンプを最終出国地となるEU加盟国で受けます。ご自身の旅行先がEU加盟国か、またトランジットはどこを経由するのかなど、どこで輸出証明スタンプをもらうべきか確認しておきましょう。

・国内線が主たる空港の場合
国内線が主たる空港は、私見ですが免税手続きに慣れていないことがあるように思います。大きな国際空港と違ってカウンターに人が常駐していなかったり、そもそもカウンターがどこにあるのか分かりづらかったり、間違った情報を言われた経験がある人もいるようです。不安な場合は一人の意見を鵜呑みにせず、航空会社のスタッフなど他の人にも聞いてみてもいいかもしれません。

・空路ではなく、陸路や海路で出国する場合
空路ではなく、陸路や海路で出国する場合は特に注意が必要です。ガイドの場合、インターネットには船内で手続きができると書いていましたが、不安だったので港で税関を探したところカウンターがあり、輸出証明スタンプを押してもらえました。(そのスタンプの位置が間違っていてトラブルになったのですが……)分からなければ自分で判断せず、書類を見せながら聞いてみることをオススメします。
 

返金されない事態を防ぐために万が一に備えて対策を!

グローバル・リファウンドのカウンターで、現金で受け取る場合は関係ありませんが、クレジットカードの場合、TAX REFUNDの書類は、郵送する前に必ずコピーをとっておきましょう。面倒ならカメラで撮ってもいいので、万が一に備えてちゃんと証拠を残しておくことが大切です。特に以下4点は必須です。

・税関のスタンプ
・チェック番号Doc ID(バーコードナンバー)
・購入国
・投函日

 

もし返金されなかったら?日本語が通じる問い合わせ先はある?

クレジットカードの場合、投函日から2、3ヶ月経過してもお金が戻ってこない場合は、グローバル・ブルーのカスタマーセンターに問い合わせをしましょう。日本語で対応してくれるので安心です。

グローバル・ブルー カスタマーセンター(日本語対応)
電話 03-4530-3623
Email taxfree@globalblue.com
Website http://localservices.globalblue.com/jp_jp/
営業時間: 平日10:00-19:00 ※土日祝休み

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