新築やリフォームをするときに、収納を充実させたいと希望しているのは女性。日々片付けをしている経験をもとにしたリクエストは様々です。そこで今回は、多様な要望を叶えるLIXILのシステム収納「Vietas」(ヴィータス)について、LIXIL ショールーム東京にて、開発に携わった女性メンバーに使いやすくて美しい収納プランのポイントを伺いました。

「みせる」「つかう」「しまう」3つのカタチで収納をつくる

見えない所に隠したい人もいれば、お気に入りを飾って楽しみたいという人もいます。インテリアとしての収納を際立たせたいのか、部屋に馴染ませたいのか?まずは、わが家の使い方や好みをしっかりと把握することがポイント。ライフスタイルや習慣から、「みせる」「つかう」「しまう」3つのカタチで、住まい全体の収納バランスを考えていくことが重要なのだそうです。
見せる収納隠す収納

上:ライン状の一枚棚で「みせる」カタチとキャビネットで「しまう」カタチに。キャビネットの上も「みせる」場になる。 下:頻繁に使うモノは扉のない「つかう」カタチで機能的に

たとえばリビングはギャラリーのように「みせる」カタチをメインに、寝室は「しまう」カタチで落ち着いた空間にするなど部屋ごとに収納のしかたを変えたり、「つかう」と「しまう」カタチを組み合わせたりすることで、使いやすくて美しい収納に仕上がるというわけです。
整理収納法

ヴィータスのカタログを見て収納のことを考えよう


鉄則1.「みせる」カタチでこだわりを表現する

収納を計画するときに心が躍るのは、趣味や自慢の品々を飾ることを考えるとき。何をどう並べようか、部屋のどこに置いたらキレイに見えるのかなど気合が入ることでしょう。
リビング収納

上:リビングと和室を「みせる」カタチでつなげるプロのテクニックを参考にしたい。下:目線から外れる下のほうに棚を付けて、さり気なくモノを置いておく収納法を真似したい

こだわりを表現するには棚のつくりに着目。インテリアショップのように横のラインを強調した一枚棚で、ディスプレイをスマートに見せたいのです。そこで、ヴィータスでは棚を支える金具が露出しないようにと考え、「みせる」カタチのオープン棚内部に仕掛けを施したのだそうです。その結果、棚を壁のアクセントとして強く印象づけることができます。

鉄則2.「つかう」カタチで片付けをラクにする

子どもたちがよく使うおもちゃや絵本をしまうのは、扉のない「つかう」カタチのキャビネットにすると、自分たちで片付けられるようになるのでお勧めしたいスタイルだとか。子育てをしながら共働きをしている開発メンバーならではの提案です。
子どものお片付け収納

カタログの収納プランを見ていると使い方のイメージが膨らむ

キッチン収納

調理家電には「つかう」カタチがピッタリ。常にアクティブな収納になる

また、ヴィータスのキャビネットは、内側まで外側と同じ素材で仕上げているので、扉がなくても見た目にキレイな仕上がり。床や部屋のドア、置き家具の素材にあった収納を、トータルコーディネートできるのも特徴的です。

鉄則3.「しまう」カタチでスッキリと整える

家事室やランドリーコーナのようなワークスペースには、作業に必要な生活用品がいろいろあります。よく使うモノは扉のない「つかう」カタチで収納したほうがいいのですが、洗剤や入浴用品のストックなどは、「しまう」カタチにして雑多なスペースにならないようにしたいものです。
ランドリー収納

使うときだけ引き出せるスライドランドリーバーは仮掛けに便利

家族や来客と過ごすことがあるリビングダイニングには、家族で共有する持ち物がたくさんあります。収納量をしっかりと確保しながらインテリアと調和するように、「しまう」カタチで部屋を整えたいところです。
ダイニング収納

左:扉を2色使いにして上部キャビネットの圧迫感を軽減。右:「みせる」カタチを取り入れたカウンタートップ。収納とインテリアのバランスを考えたい

収納の量や配置、扉の色の組み合わせを考えて、「みせる」カタチを取り入れながらわが家らしい空間にまとめるのがポイント。間接照明を加えると、さらに演出効果が高まります。

鉄則4.片付くインテリアでは収納の高さをアレンジする

「洗濯物を取り込んだら、その流れで立った姿勢でたたむ作業がしたい」とメンバーは言います。共働きの女性をはじめとして、子育て中のママたちは何かと忙しいのです。
家事収納

左:デスクカウンターにキャビネットを組み合わせて、使う場所の近くに収納。右:家事コーナーではアイロンがけやたたむスペースとしてトールキャビネットの一部をオープンに。ランドリーボックスと収納庫を設けてその場で片付けたい

家事というのは、何かしながら別のこともするといった同時進行の仕事が多いので、「作業台として使える高さに設定できる収納があると助かる」のだと言います。そのためキャビネットの一部をオープンにして作業スペースにしたり、デスクやキッチンカウンターに合わせた高さのキャビネットを組み合わせたりして、用途に合わせてアレンジできると便利なのだそうです。
間仕切り収納

上:ベッドとベッドの間にキャビネットを置いて、どちらからも使える収納に。下:ソファに座った姿勢で、メガネやリモコンなど使いたいものに手が届くスタイル

カウンター収納は、空間を緩やかに仕切りたいときに活用したいスタイルです。たとえば、両面から使える収納キャビネットをまんなかに置いて、夫婦それぞれ の空間づくりや子ども部屋の仕切りにしたり、リビングとダイニングのエリア分けをしたりといった具合。視線を交わしたり外したりできる高さでアレンジするのがポイントです。いつもいる場所や使う場所の近くに収納できるので自然と片付きます。

鉄則5.動線に合わせて片付くシステムづくり

家が完成したあとに、納戸をつくればよかったと後悔する声を聞いたことがあります。とりあえず何でもしまっておける場所があると、安心できるからなのだそうです。一方で納戸のある家の場合には、いつもいる場所から一番遠い場所にあるので、いったんしまうとそのままになりやすいとか。家のどこにどんな収納を設けたらいいのでしょう。それは「暮らし動線」から考えるのがいいのだと開発メンバーは言います。
集中収納

適材適所を考えて収納をプランしたい。カタログに使われている収納用品も参考になる

リビング、キッチン、バスルームなど、家事動線上にまとまった収納を設けるのがお勧めだそうです。ソファにランドセルを放り出されてイラッとしませんか?と言う共働きママの開発メンバー。さらに帰宅と外出の動線と重ね合わせた、「暮らし動線」のまんなかに収納を計画する「コアストレージプラン」にすると、モノが多くて整理が苦手だと思っていても片付けやすくなるとのこと。ひとりで頑張って片付けるのではなく、家族それぞれが協力し合える収納は女性が強く望んでいることなのです。

収納はたくさんあったほうがいいと思いがちですが、間取りから収納を考えることが大事なのだと開発メンバーは強調していました。何をどうしまう?どこにどんな収納があったらいい?を考えながら収納をプランして、「片付けやすく、暮らしやすく、ストレスフリーな毎日」にしていきたいですね。
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