子育て/子育てスタイル

認め合える兄弟・姉妹関係を育むために親がすべき事(2ページ目)

兄弟姉妹のなかの立ち位置や関係によって、性格形成や人生の進路、生き方まで影響を受けることがあります。認め合えるきょうだい関係を育むための子どもたちとの向き合い方について、考えてみました。

執筆者:千葉 美奈子

 

「平等に接する」ではなく「個々の子どもと向き合う」

同じ我が子、きょうだいという間柄であっても、様々な個性を持つ別の人間。そもそも、平等に接するなんて無理なのに、親というものは「同じように色々やってきたのに」と思いがちです。それはもちろん、「我が子たちみんなに同じように愛情を持って接している」という思いからなのでしょうが、子どもたちにとって嬉しいのは、「平等に」されることよりも、自分の持つ個性や自分自身を、認められること。自分自身の個性を認めてもらえていると感じられると、他のきょうだいのことも認められるようになっていくのではないでしょうか。
 

きょうだいで何かに取り組む経験を

兄弟で遊ぶ

きょうだいの共有体験も大切にしたいですね

きょうだいそれぞれの個性を発掘し、生かすには、きょうだいで何かに取り組む経験をさせることも有効です。レジャーの計画を立てさせる、料理を共同で作らせる、一緒に買い物に行かせる……。子どもが小学生以上にもなってきたら、どんどん何かに共同で取り組ませてみましょう。そんな体験の中でお互いに、「相手(兄は、姉は、弟は、妹は)のこんなところがすごい」と、敬う気持ちが生まれることもあるでしょう。

時にはうんざりすることもあるかもしれないけれど、運命で出会ったきょうだいという仲間。幼いころきょうだいで体験したことや、一緒に見た景色を、大人になってから皆でまた一緒に振り替えることができるよう、子どもの時期の関係を親がサポートしていけたらいいですね。

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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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