埼玉の観光・旅行/埼玉の観光スポット

南関東では貴重! 秩父で見られる冬の絶景“氷柱”(2ページ目)

冬の埼玉、秩父には南関東では珍しい氷の柱が、自然のアートを作り上げるスポットがあります。「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」では、荒川沿いの岩肌からしみ出る石清水が氷柱を作ります。幅約30メートルの岩壁は、個性的な形をした氷柱で埋め尽くされます。「あしがくぼの氷柱」では、公園のような敷地一面に氷の華が咲き乱れます。無色透明の氷の柱は、様々な角度から光を受けて七色に輝きます。

大林 等

執筆者:大林 等

埼玉ガイド

遊歩道の左右に氷の華が咲く「あしがくぼの氷柱」

三十槌の氷柱の南東に、もう一つ氷柱が絶景を作るスポットがあります。西武秩父線の芦ケ久保駅から西に徒歩約10分のところにある「あしがくぼの氷柱」です。幅約120メートル、高低差30メートルの公園のような敷地が、一面氷の世界となるのです。「あしがくぼの氷柱」は、園内の木々にまいた水が氷柱となるのです。水をまくのは人の手ですが、氷の彫刻を作り上げるのは自然の冷気です。

西武秩父線芦ケ久保駅からあしがくぼの氷柱に繋がる歩道

西武秩父線芦ケ久保駅からあしがくぼの氷柱に繋がる歩道


園内でカーブを描く遊歩道、氷柱へのいざないロードの左右には氷の華が咲き乱れます。緩やかな傾斜を登っていると氷の柱が、上から、下から、横からと角度を変えて目に入ります。一つの氷柱でも異なる方向から眺めると、その度に豊かな表情で応えてくれます。

人手でまかれた散水が凍ってできるあしがくぼの氷柱

人手でまかれた散水が凍ってできるあしがくぼの氷柱


幅約120メートル、高低差30メートルの公園に咲く氷の華

幅約120メートル、高低差30メートルの公園に咲く氷の華


角度によって表情を変える氷の柱

角度によって表情を変える氷の柱




冷えたら広場の甘酒やおでんで体を温めて

公園の最上部の広場には椅子が並べられているので、座って氷の世界を見下ろすことができます。売店には体を中から温めたい人のために、甘酒やおでん、味噌田楽などが準備されています。

最上部の広場の眼下に広がるあしがくぼの氷柱

最上部の広場の眼下に広がるあしがくぼの氷柱


甘酒などの暖かい飲食品を準備する最上部の広場の売店

甘酒などの暖かい飲食品を準備する最上部の広場の売店

<DATA>
開催期間:2016年1月4日(月)~2月28日(日)
※ライトアップは毎週金・土・日曜日の日没~午後8時まで
環境整備協力金:200円(中学生以上)
住所:埼玉県秩父郡横瀬町芦ケ久保
アクセス:西武秩父線芦ケ久保駅から西に徒歩約10分
地図:あしがくぼの氷柱
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます