掃除/窓・玄関掃除

今すぐできる結露対策。カビ、ダニ、悪臭…原因撃退!(2ページ目)

寒さが本格化し、暖房器具を使うことの増えたこの時季、毎朝のように生じてしまう「結露」。どうすれば避けられる? できてしまったものの対処法とは?

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

結露対策の肝は「空気」にアリ

エアサーキュレーター

エアサーキュレーター。安価なもの、小さなものも多く市販されています

こういったケースでの結露対策としては、手っ取り早いところでは「換気」。それから、「エアサーキュレーター」などで一晩中、結露する窓や壁に微風を送り続けることをお勧めします。

「換気」は、24時間換気システムがあれば終日回し続けることでもある程度効果的ですが、特に寝室の結露が酷いような場合には、寝る前の数分だけでも窓を2カ所以上開けての「自然換気」を促すのが良いでしょう。

夏の扇風機をしまい忘れている場合など、ぜひすぐにでも「窓や壁に向けての送風」は試してみて下さい。強風である必要はありません。窓周辺の空気が一晩中、微かにでも動き続けていることが肝要なのです。


床にできる結露にも注意して

ベッド

ベッドでも結露やカビが生じないわけではありませんので注意! マットレスがカビると経済的にも打撃が大きいので、普段から乾燥がちになるよう、通気や換気を心がけて下さい

また、結露ができるのは「窓」や「壁」だけではない点にも注意して下さい。健康に直結する、いちばんまずい結露は「床」、それも布団と床との間にできるものです。

フローリング床に直接布団を敷き、寝ている方。それも万年床にしている方。ただし「万年」も期間は関係ありません。直近1ヶ月、布団を畳んでない場合にはもう危険域ですので敷き布団をめくってみて下さい。

裏側がじっとり湿っている場合、結露が生じています。すでにカビが散見できるかも知れません。またそのようになっている場合には布団内部にはすでにダニが多数生息していると考えて良い状態です。アレルギー系の不定愁訴(花粉症っぽい症状、だるい、頭が痛いなど)の原因がこういったカビ・ダニ布団にあるケースが近年増加しています。

健康上、カビの生えてしまった布団は買い替えたほうが無難です。そのうえで、ライフスタイル的に布団の天日干しが難しい場合には「布団乾燥機」の導入、また布団と床の間にベッド、が難しければせめて「除湿マット」を敷くことをお勧めします。

もちろん除湿マットをいくら敷いていてもその除湿能力を超える水分が溜まればマットごとカビますので、万年床をせめて「週一床」くらいにして下さいね。


 

 

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