スペイン語

スペイン語を通してみるホテル事情と旅の便利フレーズ(2ページ目)

世界有数の観光大国スペイン。バルセロナ、バレンシア、セビリア、イビサ島、マジョルカ島など、名の知れた観光地も沢山あり、マドリードやバルセロナはビジネス目的の出張先としても多くの外国人を受け入れています。伝統的なホテル以外にも様々な宿泊施設が揃っています。

執筆者:吉澤 史絵

歴史ある建物を改造したparador

トレド

トレドのパラドール

Parador(パラル)は、修道院や貴族の館など、歴史ある建物を国営の宿泊施設に改造してあります。建物だけではなく、内部の装飾も贅を凝らしたもとなっており、スタッフのサービスにも定評がありますが、質の割には普通のホテルよりも割安で泊まれる魅力的な施設になっています。そのため、予約が取りにくいのが難点です。インターネットで予約できるので、旅の日程が決まったら、早めに押さえておきましょう。http://www.parador.es/es

 

スペイン人はCasa ruralに泊まる

近年、景気の悪化に伴って、都市在住のスペイン人は、国外旅行の代わりに、家族や友人のグループでCasa rural(カサ ルル)やCasa de campo(カサ デ ンポ)と呼ばれる田舎の一軒家を貸し切って自然を満喫する旅行を楽しんでいるようです。このような施設は、「田舎の家」という名前のとおり自然に囲まれた田舎の村に存在するため、近くにレストランがない場合には、自分達で食料や飲み物を持ち込んだり、市場で調達したりして料理をするので、アウトドア的要素も含んでいます。

日本でも話題の民泊、piso turístico

最近、日本でも何かと話題になっている民泊ですが、スペインでも、長期滞在者のために分譲マンションや賃貸マンションの又貸しの形で普及しています。やはり、日本と同様に施設が安全基準を満たしていなかったり、長期滞在する外国人が夜な夜なフィエスタをして騒いだりするので、騒音などで近隣住民とのトラブルにも発展しがちです。語学留学などでの中・長期滞在で、piso turístico(ピソ トゥスティコ、ツーリスト・アパートメント)を借りる場合には、仲介業者が信用できるかどうかを確かめ、マナーよく滞在しましょう。

予約するとき使うスペイン語の文例

それでは、このような宿泊施設を利用するときに使えるスペイン語を学んでいきましょう。

Quiero una habitación para una persona durante tres noches.
ロ ウナ アビタシン パラ ウナ ペルナ ドゥンテ トス チェス
一人で3泊予約したいのですが。

Me gustaría tomar el desayuno aquí.
メ グスタア トル エル デスアジノ ア
朝ごはんもつけてください。

スペインの宿泊施設は、だいたい14時ころからチェックインが可能で、チェックアウトは12時までと遅めになっています。

Llegaré a eso de las dos de la tarde.
ジェガ ア エソ デ ラス ドス デ ラ ルデ
14時ごろつきます。

ホテル・宿泊施設で使うスペイン語の文例

Dejaré la habitación a las diez de la mañana.
デハ ラ アビタシン ア ラス ディス デ ラ マニ
10時にチェックアウトします。

¿Podría avisarme a las ocho de la mañana, por favor?
ポドア アビルメ ア ラス チョ デ ラ マニナ、ポル ファ
8時にモーニングコールをお願いします。

Gracias por traernos las maletas.
シアス ポル トラルノス ラス マタス
スーツケースを運んでくれてありがとう。

¿Hay algún supermercado cerca?
イ アルン スペルメルド ルカ
近くにスーパーはありますか。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます