男の子育て/ワークライフバランス・男の育児休暇

超多忙な父親が最低限すべき2つのこと

どうにもこうにも忙しく、子育ても家事も妻にまかせきりになってしまっているという父親は多いでしょう。それが当たり前になってしまっては困るのですが、そういう時期があることはしょうがない。ではそんなとき、家の中ではどんなことに気をつければいいでしょうか?

執筆者:おおた としまさ

責任感が強い父親ほど苦しい

毎日朝から深夜まで、いろいろな人に気をつかいながら、大きな責任を背負いながら仕事をするのはそれだけで大変な負担です。本当ならもっと家族と一緒にいてリラックスしたいのはやまやまでしょう。しかもまじめな父親ほど、家族をほっぽらかしにしている罪悪感を強く感じてしまい、自分を責めてしまう。場合によっては自己嫌悪まで感じてしまう。美徳であるはずの責任感が、自分を追いつめることがあるのです。
まじめな父親ほど、家族をほっぽらかしにしている罪悪感を強く感じてしま

まじめな父親ほど、家族をほっぽらかしにしている罪悪感を強く感じてしまう

本当はもう少し肩の力を抜くことができれば理想ではありますが、そういう父親に「責任感を忘れてみましょう」なんていっても、絵空事にしか聞こえません。できもしない正論をぶつけられることは、悩んでいる人にとっては、さらに肩の上に重しを載せられるようなものです。

そこで、その責任感を活かしつつ、超多忙な状態にある父親にぜひ心がけてほしい2つのことを紹介したいと思います。

1 妻に見通しを伝える

パソコンで、重いデータをダウンロードするようなとき、どれくらいの時間まで待てますか? そこにものすごく影響するのが、ダウンロードの進行状況を表示するインジケーターです。画面に出ますよね。「○%」とか「残り時間5分」とか。あれがないと、いつまで待っていいのかわからずに不安になります。ついつい強制終了ボタンを押したくなってしまったりします。インジケーターがあることで、待てる時間が長くなる効果があります。

それと同じです。超多忙な夫を支える妻は、いつまでそんな状況が続くのかと不安です。ですから忙しいときこそ、その状態がいつまで続きそうなのか、見通しを伝えることが大切です。

たとえば「来月末に大事なプレゼンテーションがあるから、それまでは迷惑かけるけどごめんね」などと。見通しが立てば妻の不安も軽減されます。さらに「家のことしてくれてありがとう」と感謝を伝えたり、「プレゼンテーションが終わったら家族で旅行に行こうか」などと近未来のお楽しみを設定したりすると、待っているほうももっとがんばれます。

次ページでは「子供とのコミュニケーション方法」について、紹介します。
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