暮らしの歳時記/正月の行事・楽しみ方(年末年始)

2016年(平成28年)の干支~申・猿の豆知識

2016年(平成28年)は申年です。申や猿の豆知識(文化的特徴、猿にまつわることわざや慣用句など)を、年賀状や新春の話題に活かしてみましょう。

三浦 康子

執筆者:三浦 康子

暮らしの歳時記ガイド

2016年は申(さる)年

「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿

「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿

2016年(平成28年)は申年で、動物にあてはめると猿になります。そこで、申と猿に関する豆知識を紹介しますので、年賀状や新春の話題にご活用ください。

※本来、干支は十干と十二支を組み合わせたものなので、2016年の干支は「丙申」(ひのえさる)となりますが、一般的には十二支のほうをさすため、ここでは「申」をとりあげます。


十二支としての申について

・十二支の9番目。
・申の方位は西南西 (正しくは西南西よりやや南寄り)。
・申の刻は、午後4時およびその前後2時間。
・申の月は旧暦7月。

<申年生まれの特徴>
器用で明朗活発。好奇心旺盛で要領がいい反面、落ち着きがないといわれています。


申という字の成立ち

「申」という字は稲妻の形で、左右に光が屈折している形を縦線の横に並べて「申」という形になったといわれています。この稲妻は天の神の威光を表した形で、神の発するものであるという考えから「かみ」の意味となり、「申」が「神」のもとの字になりました。また、背骨と肋骨の形から成り、背中のまっすぐ伸びた形を表しているという説もあります。

※参考『常用字解』(著/白川静、平凡社)、『漢和辞典』(編/赤塚忠 阿部吉雄、旺文社)

申という字の成立ちは、とても神聖なのですね。では、猿はどうなのでしょう?
猿を文化的にみてみると、これまた神秘的なのです >>>

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