DIY・日曜大工/収納家具の作り方

折りたたみテーブルをDIYで作る!キャンプで大活躍まちがいなし!

折りたたみテーブルをDIYで手作りしてみましょう!今回は、見た目もおしゃれで便利なキャンプ道具の折りたたみテーブルの作り方をご紹介します。キャンプやアウトドアでちょっと物を置いたり、移動したりするときにとても使い勝手が良く、活躍まちがいなしです!

番匠 智香子

執筆者:番匠 智香子

DIY・日曜大工ガイド

折りたたみテーブルをDIYで手作り!キャンプやアウトドアで活躍!

折りたたみテーブル・机をDIYで手作りしましょう!

見た目もおしゃれな折りたたみテーブルをDIYで手作りしましょう!

折りたたみテーブルを、DIYで手作りしてみましょう! キャンプやアウトドアをしていると、ちょっと物を置いたり、移動したりするときにあるといいなと思うのがサイドテーブルです。でもかさばるものだと持ち運びも大変ですよね。そこで便利なのが、折りたたみテーブルなのです。

見た目もおしゃれなキャンプグッズをDIYで手作り、これもキャンプにまつわる楽しみのひとつになるはず。作り方を細かく写真付きで解説しますので、ぜひチャレンジしてみてください。  
   

その1:材料の準備

材料はホームセンターですべて揃います。材料をカットしたりなどの下準備が大変!という方は、材料のカットや穴あけをおこなってくれる店舗(有料)もありますのでホームセンターで相談してみてください。カットしてもらえると後の作業の手間が省けてとても簡単になります。DIY初心者の方に嬉しいサービス、ぜひ活用しましょう。きっとDIYが楽しくできると思います。

他にもホームセンターによっては電動工具のレンタルサービスもあります。数百円で借りることができるので、たまにしか使わない方には助かるサービスです。
 

その2:材料の木取り

ホームセンターで手に入りやすい、折りたたみテーブルの材料

ホームセンターで手に入りやすい材料

折りたたみテーブルの材料です。主にワンバイ材を使って作ります。
  • 1×4材:7枚600mm
  • 1×3材:2枚510mm
  • 2×2材:4本750mm
  • 20Φ丸棒:5本600mm
  • 真鍮釘:長さ25mmと45mm
 

その3:作り方と設計図

■1:穴あけ
下の図のように2×2材に3つ、1×3材には2つ、穴をあけます。2×2材は脚の材料となります。1×3材はテーブル板を固定する桟となります。
折りたたみテーブル・穴あけ図

穴あけ図

すべて貫通の穴をあけるので、使わない板を捨て板として、下に置いてください。捨て板と一緒にクランプで固定すると、よりきれいにあけることができます。何も置かないと穴をあける反対側の木が割れてバリバリになってしまうことがあります。
折りたたみテーブルのDIY・穴あけが終わった材料

穴あけが終わった材料

フリーハンドで垂直に穴をあけることはとても難しいことです。ドリルガイドやボール盤、ドリルスタンドなどの工具を使った方が、垂直な穴をあけることができます。

ホームセンターによっては自分で加工できる工房を提供してくれるところもあります。そこにボール盤がある場合もあります。道具を持っていない場合はそういった場所を活用するのもひとつの手です。

場所も工具も持っていない場合は、垂直に木をあててガイドとして使ったり、誰かにドリルの角度を見てもらいながら穴あけをしてみましょう。
折りたたみテーブルのDIY・ドリルスタンドを使用して穴あけ

ドリルスタンドを使用して穴あけ


■桟の角加工
1×3材の板の両端に下側になる角に斜めに線をひきます(穴の幅が狭い方が下)。のこぎりを使う場合は直線で、ジグソーなどの工具が使える場合は曲線でもOKです。
折りたたみテーブルのDIY・写真は45度の線

写真は45度の線

■3:桟の穴加工
1×3材の片方の穴に下側に向かって、穴の外周から垂直な線をひいて切ります。
折りたたみテーブルのDIY・円の外側に合わせます

円の外側に合わせます

のこぎりかジグソーでカットします。ジグソーを使う場合はブレード(刃)が動いてから材料にあてて切り始めてください。1×3材・2枚とも同じ加工をします。もしカットした面がガタガタになってしまったら……粗めのヤスリで整えましょう。

1×3材のカットした穴に丸棒が入るかチェックしてください。スムーズにはいらない場合はヤスリで調節します。
折りたたみテーブルのDIY・桟の加工が終わりました

桟の加工が終わりました


■4:組み立て
1×3材の加工していない方の穴に丸棒を入れます。そして2×2材の上から40mmの方の穴に差し込みます。木槌などで軽く叩いて入れていきましょう。
折りたたみテーブルのDIY・きつい場合ヤスリで調整します

きつい場合ヤスリで調整します

丸棒は2×2材の板幅分出るようにします。
折りたたみテーブルのDIY・2×2材の板幅分は約38mm

2×2材の板幅分は約38mm

2×2材の真ん中の穴に2枚重ねて丸棒を入れていきます。2つの材料を丸棒でつなぎます。下側の面とピッタリするまで丸棒を入れてください。底面になる2×2材の穴にも丸棒を差し込みます。外側は丸棒がピッタリになるまで、内側は2×2材の板厚分丸棒が出るまで入れてください。
折りたたみテーブルのDIY・下側の面とピッタリするまで丸棒を入れて

下側の面とピッタリするまで丸棒を入れて

下側になっている材料と同じように1×3材、2×2材と穴に丸棒を差し込んでいきます。先に組み立てた下側の脚と、内側と外側が同じになるようにします。材料を木槌で叩くと傷がついてしまうので当て板するといいですよ。
折りたたみテーブルのDIY・左右対称になるように組み立てます

左右対称になるように組み立てます


■5:仮組み
2×2材の脚をクロスに立てて、1×3材のカットした穴を丸棒にはめます。ちょっときつかったら、ヤスリで調節してくださいね。
折りたたみテーブルのDIY・1×3材が天板側になります

1×3材が天板側になります

折りたたんでみます。寸法通りだと1×3材のカットした穴がクロスをつないでいる丸棒にはまります。丸棒にピッタリはまると、その分折りたたんだ時にコンパクトになります。もしはまらなくても使用には問題ありませんので気にしないでくださいね。
折りたたみテーブルのDIY・穴あけ位置が重要です

穴あけ位置が重要です

組み立つと下の写真のようになります。
折りたたみテーブルのDIY・仮組するとわかりやすくなります

仮組するとわかりやすくなります


■6:釘打ち
真鍮釘を丸棒が抜けないように10カ所に打っていきます。内側の2×2材の真ん中は可動部分なので、とめないでください。
折りたたみテーブルのDIY・可動部分には打たないでください

可動部分には打たないでください


■7:脚の調整
2×2材の脚を地面と平行になるように切断します。平らなところにテーブルを組み立てた状態で置いて、ワンバイ材を置き、それをガイドに線をひきます。4カ所、同じように線をひいてください。
折りたたみテーブルのDIY・必ず平らな所で

必ず平らなところで

先に脚から出っ張った丸棒をのこぎりで切ります。のこぎりの上の部分を指でぴったりと押さえつけながら切ると、上手く切ることができます。今回は同じ長さの丸棒を材料として揃えましたが、始めから2本短い長さで用意してもOKです(その場合600mm3本、524mm2本)。
折りたたみテーブルのDIY・材料を傷つけないよう慎重に

材料を傷つけないよう慎重に

そして本体を横に倒して平行にひいた線をのこぎりでカットします。
折りたたみテーブルのDIY・2×2材を下にひくと安定します

2×2材を下にひくと安定します

■8:天板
天板を1×3材の桟に片側2カ所ずつ真鍮釘でとめていきます。両端の板は桟より19mm(板厚分)出るようにします。桟に木工用接着剤をつけてから、下穴をあけて真鍮釘でとめてください。同じ間隔になるように2.5mmのベニヤをはさみます。
折りたたみテーブルのDIY・ネジでもOKです

ネジでもOKです

■9:完成!
折りたたんで、持ち運びラクラク。使わない時は折りたたんでコンパクトに収納。色を塗ったり、自分好みのサイズにアレンジを楽しんでみてください。
折りたたみテーブルのDIY・折りたたんだ状態

折りたたんだ状態


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