神秘的な青の洞窟へ突入!
浄土ヶ浜の巨岩に接近したさっぱ船は、いよいよ本題、「青の洞窟」へ入ります。「青の洞窟」の入口は、流紋岩が斜めに削られていて、さっぱ船が一隻入れる程度の大きさしかなく、海が静かな時しか入ることができません。
ウミネコたちがまわりで見守る中、さっぱ船はゆっくりと「青の洞窟」に進入していきます。
「青の洞窟」の中に入ると、まさに岩だらけ。ヘルメットがないと頭をぶつけそうな感じです。
潮の状況によっては、洞窟の奥にある穴から潮が噴き出すこともあるとのこと。ガイドが乗船した時は、タイミング良くそのシーンを見ることができました。 そして、振り返るとそこには太陽光が透過して青色に染まった海面が現れます。お天気や海の透明度に寄って見え方や色はかなり変わるとのことですが、神秘的であることは間違いありませんね。
神秘的な風景を記憶に残した後、さっぱ船は「青の洞窟」を脱出。ウミネコと一緒に浄土ヶ浜マリンハウスまで戻ります。
乗船時間は約20分と短い時間ですが、貴重な体験は旅の想い出に深く残ることでしょう。
白い巨岩と美しい海、そして神秘的な青の洞窟をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
宮古を含めた陸中海岸は、東日本大震災で大津波を受け、大きな被害を受けましたが、浄土ヶ浜の巨岩については7メートル弱の津波を受けたもののほとんど壊れることなく、復興のゆるやかな進みと共に観光にも少しずつ元気が戻ってきています。
思い立って行くには少し遠く感じる所ですが、遥か昔からあり続ける美しい自然の風景を堪能しに、浄土ヶ浜と青の洞窟を訪ねてみて下さいね。
浄土ヶ浜へのアプローチ
品川・浜松町と宮古を結ぶ夜行高速バス「BEAM-1」
アクセス:
<鉄道>
東北新幹線 盛岡駅から、山田線で宮古駅へ。
山田線は、列車の運行本数が1日数本と少ないため、盛岡から宮古へは岩手県北バス 106急行バスを利用するのが便利な場合もあります。
宮古駅からは、岩手県北バスで浄土ヶ浜ビジターセンターへ。一部は海辺近くの奥浄土ヶ浜まで向かうバスもあります。
浄土ヶ浜ビジターセンターから浄土ヶ浜マリンハウスまでは坂道を歩いて15分ほど、奥浄土ヶ浜までは坂道を含めて30分ほど歩きます。
夏季ピーク時の毎日と春から秋の土日祝日は、浄土ヶ浜園内循環バスでの移動も可能です。
<高速バス>
品川バスターミナル・浜松町バスターミナルと宮古、道の駅やまだを結ぶ夜行高速バス BEAM-1号(岩手県北バス・京急バスの共同運行)で宮古駅へ。
宮古駅から先は<鉄道>と同じです。
<車>
東北自動車道 盛岡南インターチェンジから国道4号線・国道106号線を経て宮古へ。宮古から国道45号線 久慈方面に向かい、浄土ヶ浜への案内に従います。
ビジターセンター近くの第一駐車場、浄土ヶ浜パークホテル近くの第二駐車場、奥浄土ヶ浜近くの第三駐車場の3ヶ所に駐車場があります。
【関連サイト】
- 浄土ヶ浜 (宮古旅手帳)
- 青の洞窟(さっぱ船遊覧)(浄土ヶ浜マリンハウス)