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「彼氏にめんどくさいと思われたくない」症候群を卒業しよう!

「嫌われたくない」からと、不満や辛さをひとりで抱え込み、いい子を演じてはいませんか? しかし、よかれと思ってやっているあなたの態度は逆効果かも。「彼氏にめんどくさいと思われたくない」症候群から抜け出し、楽しくお付き合いするためにはどうすればいいか指南します。

島田 佳奈

執筆者:島田 佳奈

恋愛ガイド

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彼氏にめんどくさいと思われたくない……どうすれば良い?

彼氏にめんどくさいと思われたくない

女友達に愚痴をこぼすばかりで彼の前ではいい子のフリ……。そんなうわべのつき合いだと知ったら、彼は悲しむのではないでしょうか。

両想いのはずの恋人同士でも、ふたりの気持ちに温度差が生じることは少なくありません。

毎日あったはずのメールが数日おきになり、あなたは返事を待つばかり。
毎週末していたデートも、「忙しい」を理由にだんだん回数が減っていく。

「もっと会いたい」「毎日話がしたい」と思っているのに、彼は同じようには考えていないのか……と想像し、ひとりで勝手に落ち込んでいるとしたら、すでにあなたは“面倒な女”の仲間入り。

「私は“面倒な女”だと思われないよう、連絡だって控えているし、会えなくても文句は言わないようにしているから大丈夫」
果たして本当にそうでしょうか?

あなたがすでに“面倒な女”化しているのは事実です。いくら言葉や態度に表わさないよう気をつけようと、きっと彼はあなたの微妙な変化に気づいているはず。
逆にいえば、あなたの変化を察しないほど鈍感な彼はもう、つき合いはじめ(あなたがまだ面倒な女になっていなかった当時)よりもあなたへの愛情が薄れてしまったのかもしれません。
あるいは、察していてもあえて気づかないフリをし、問題がクローズアップすることを避けていることも考えられます。

あなたが面倒な女に変化したのには、必ず何らかのきっかけがあったはず。うわべだけ取り繕うのではなく、その原因を知り対策を講じなければ根本解決はできません。
まずは、会えない時間を有効に活用し、じっくり内観して問題を整理してみましょう。
 

ふたりの温度差が招く「愛情の重さ」という罠

「遊ばれてる?」「都合のいい女になりたくない」「本気の恋愛ならば、結婚を前提とするはず」
お互い愛し合っているはずなのに、上記のような言葉で相手を責めてしまったり、言わずとも内心不満を抱えているような状態は、彼氏にとって「重い愛情」そのもの。

愛情が重圧になってしまうのは、ふたりの愛情ベクトルの不一致が原因です。
たとえば、彼のほうはシンプルな「好き」だけで楽しくつき合いたいのに対し、彼女はそのつき合いに「好き」以上の深い意味(結婚など)を要求しているとしたら、ふたりの間に温度差が生じてしまうのは当然のこと。

恋人関係でいることにあれこれ条件をつけられたら、面倒を嫌う男性はきっと困ってしまうでしょう。もしまだ恋人未満な関係ならば、たとえ彼女のことを好きでも「だったらつき合わないほうが楽」と敬遠してしまうかもしれません。
 

“面倒な女”はなぜ男性から嫌われるのか

犬は飼い主に従順です。いつだってあなただけを愛し追いかけてきます。だけど人間は思い通りにはなりません。恋人はペットではないのです。

犬は飼い主に従順です。いつだってあなただけを愛し追いかけてきます。だけど人間は思い通りにはなりません。恋人はペットではないのです。

あなたの彼氏に限らず、多くの男性は恋人とのつき合いにおいて面倒を嫌う傾向にあります。
面倒がイヤなのは、恋人とのつき合いを含め「恋愛」に対するプライオリティーが高くないから。決して愛情がないからではないのです。
もしも彼が「人生において何よりも恋愛が大事」と思う人ならば、あなたの些細な変化にいちいち口を出したり束縛するなど、あなた以上に“面倒な男”となってしまうかも。

……ここまで読んだあなた。
そろそろお気づきではないですか?

そう、あなたが“面倒な女”に変化してしまった原因のひとつは、彼が(または恋愛が)
あなたの人生において相当にプライオリティーが高くなっていることにあるのです。
彼との愛情の温度差よりも、むしろその優先順位の差異こそが、あなたを“面倒な女”に変えてしまったのです。
 

不満や要求も“面倒なもの”にしなければ伝わる

「面倒な女だと思われたくない」症候群は、ただの面倒な女よりは数段進歩しています。彼が望む「いい恋愛のカタチ」を理解しているからこそ、これまで嫌われない振る舞いができたのです。

腹を探りつつ穏便に振る舞うおつき合いは、まるで国のトップ同士の外交です。
あなたと彼が衝突しても戦争が起きるわけではありません。せいぜい口論やケンカになるだけの話(笑)

だけどすでにケンカを繰り返し、あげく「面倒なことを言わないほうがいい関係を保てる」という顛末で今の状態になっているのだとしたら、解決方法はただひとつ。
あなたがいい子を演じることで溜まっていく不満がいつか爆発したり、重く蓄積された愛情が彼を押しつぶさないよう、ガス抜き的に優しく放出する術を会得することです。

デートをドタキャンされたら、即座に「わかった」と許すのではなく「えー楽しみにしてたのに!」と小さく怒ってみる。
忘れた頃にメールの返事がきたら「あんまり待たせるとおばーちゃんになっちゃうよ!」と返してみる。
1ヵ月以上放置されたら「あなたの匂いを忘れてしまわないうちに、会う時間作ってね」と可愛く要求する。

彼への不満や期待が重くなるのは、その大きさや形状のまま伝えてしまうから。
ギュッと圧縮し、さらに甘くコーティングしたりソフトに包んでからポンと投げかければ、彼だって受け止めやすくなります。

言葉遊びにも似たメッセージは、むしろふたりの恋愛にとっては適度なスパイス。
「物わかりのいい」あなたでいるよりも、面倒に思われない角度で不満をぶつけたほうが、ずっとふたりの関係はよくなりますよ。


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