元会社員の年金、現在の平均額は月14万6000円
「平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」(厚生労働省)によれば、元会社員で厚生年金をもらっている人の平均額は月14万6000円(国民年金部分を含む)。元自営業者などで国民年金をもらっている人の平均額は月5万6000円です(数値は平成30年度末時点)。
50歳の人がもらえる年金額をチェック
あくまで平均値であり、現役時代の働き方や給与により違ってきますが、目安にはなりますね。これから受け取る場合はどうなるのでしょうか?
50歳の将来の年金、夫婦2人で23万2000円
公的年金の今後についての財政検証(厚生労働省)が5年ごとに行われています。直近では2019年が財政検証の年でした。2019年の財政検証からご紹介しましょう。1969年生まれの50歳(平成30年時点)が、65歳でもらう年金は、会社員の夫と専業主婦の同い年の妻の世帯で23万2000円となっています(平成30年財政検証関連資料、生年別に見た年金受給後の厚生年金の標準的な年金額(夫婦2人の基礎年金含む)の見通し、モデル年金ケースⅢより)。この見通しでは、5年毎の金額も示されていますので、紹介します。
1969年生まれの50歳(平成30年時点)が、夫婦でもらえる年金額の見通し
会社員の夫と専業主婦の妻のケース、夫婦2人の基礎年金含む
- 65歳(2034年)では …… 23万2000円
- 70歳(2039年)では …… 22万4000円
- 75歳(2044年)では …… 21万7000円
- 80歳(2049年)では …… 21万4000円
- 85歳(2054年)では …… 21万4000円
- 90歳(2059年)では …… 21万9000円
セカンドライフが近づいてきた50歳。身を引き締めてこれからの計画を立てましょう。
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