自由研究の最初の壁はテーマ決め!人とかぶらないテーマにするには?

夏休みの宿題の中でも、特に親を悩ませがちな自由研究。何度言っても手をつけないお子さんにイライラしてしまうという方いらっしゃいませんか? でも、もしかしたらお子さんは、やらないのではなく、どうすればいいか分からないのかもしれません。
人とかぶらない自由研究テーマ

自由研究の親の基本スタンスは、見守り、引き出す、です!親の上手な我が子研究で人とかぶらない自由研究テーマを見つけよう

自由研究のテーマ決めは、自由研究の大事なポイントの一つですが、案外難しいものです。

特に小学校低学年では、自分の考えを正確に言語化するのは困難ですし、なんとなく決めたテーマでは着地点が分からず、自由研究を進めること自体が難しくなります。

そんなときには、大人のサポートが必要です。親子で話をすることで、本人も気づかなかった興味・関心を掘り起こせることがあります。親にとって、自由研究はわが子研究でもあるのです。ぜひ親子で楽しく、自由研究に取り組んでみてください。
 

人とかぶらないテーマを見つける!自由研究の上手なサポートコツ

まずお子さんと一緒に自由研究のキーワードを決定します(キーワードの挙げ方・絞り込み方は「自由研究のテーマが決めやすくなるキーワードの探し方」をご覧ください)。

キーワードが決まったら、より具体的なテーマに絞り込んでいきます。
 

自由研究テーマ決めのポイント1― 「問い」の形にする

キーワードと5W1Hを組み合わせて、文章(疑問形)にしてみましょう。自由研究の目的、つまり何が知りたいのかが明確になり、研究の逸脱も防げます。

たとえば、子どもの関心あるキーワードが「サッカー」であれば、
  • サッカー選手も仕事なの?
  • どんなスタジアムがあるの? 全国徹底比較
  • 蹴りやすいスパイクはどれ?
などと文章化できます。
自由研究テーマ決め

「決まるシュートはどんなシュート?」などは、いろいろ実験もできそうですね

絞り込むときのコツは、キーワードに関連することばを使い、「サッカー> サッカー選手」のように、概念をより小さくしていくこと。「サッカー< スポーツ」のようにさらに大きな概念を持ってきてしまうと、漠然としたテーマになってしまいます。
 

自由研究テーマ決めのポイント2― 調べる

絞り込むときに、事典や図鑑・辞書を使うと、自由研究で調べたいことの全体像がつかめます。また、予備知識を得ることもできます。
 

自由研究テーマ決めのポイント3― 比べる

「今と昔」「昼と夜」「日本と外国」など、自由研究のテーマを色々な視点で比べてみましょう。比べることで、違いに気づき、違う理由などを知ることができます。

たとえば、
  • おじいちゃんの給食、ぼくの給食
  • 電車は夜どこにいるの?
  • 世界の夏休み調べ
など、いろいろな比較ができます。こちら「体で理解できる!『くらべる』図鑑を大比較」で紹介している図鑑は、比べ方の参考になります。

なお、中学生・高校生は、調べればすぐに答えがでるようなテーマではなく、探求に値するものを設定しましょう。
 

人とかぶらない!より深く面白いテーマに導く子どもへの質問のコツ

【テーマが個人的な事情に関わるものの場合】
たとえば「どうしてぼくのお小遣いは月1000円なのか」というテーマの場合、家計について触れることになりますから、抵抗がある方もいるでしょう。

この場合、全く異なるテーマを探してもいいのですが、まずは「お金って何だろう」と考えてみてください。お金の流れや製造・社会の仕組みなど「お小遣い」は、経済について学ぶことのできるよいテーマです。

個人的な事情に関わるものは、その背景に注目し、一般化できるテーマを考えてみましょう。

【キーワードからうまく自由研究のテーマにつながらないとき】
イメージが膨らむよう、質問の仕方を変えてみてもいいかもしれません。

たとえばキーワードが「ワニ」だとします。
  • よくある質問例:「ワニの何について調べたいの?」「どうしてワニについて調べたいの?」
  • イメージが膨らむ質問例:「どこでワニを見たの?」「そのワニは何をしていた?」
自由研究という視点でストレートに質問するのではなく、対象そのものについて聞くのがポイントです。

テレビで見た野生のワニの強さに驚いたのであれば、ワニの生態がテーマになり、ワニの乱獲のニュースに心を痛めたのであれば、絶滅危惧種の方向に進めることもできます。お子さんの関心がどこに向いているのかを探ってみましょう。
 

自由研究テーマがなかなか決まらないときには、実例を見てみよう

テーマが決まらないときだけでなく、自由研究に取り組むことに決めたときにもおすすめなのが、いろいろな例を見ること。

今はコンクールの受賞作がインターネットで気軽に見られますし、様々な対策本やキットも販売されています。それらを見ることで、お子さんにも自由研究のイメージが伝わり、「面白そう」とやる気につながることもあります。

見たものを丸写ししてはまるで意味がありませんが、イメージのストックを増やすのも大切なことです。
 

人とかぶらない自由研究のテーマ探し
親に必要なのは「先入観を捨てること」と「引き返す勇気」

自由研究と言うと、「アサガオ」「カブトムシ」「色の変化」「温暖化」「少子高齢化」など、ちょっと固めで定番のテーマが浮かんできませんか? この際、そのイメージはここで全て捨ててしまいましょう!

なぜなら何より大事なのは、知りたい、調べたいという子どもの気持ちだから。お子さんによっては「本当にこんなこと調べるの……?」というような、親から見るとちょっぴり残念なテーマを設定することがあるかもしれません。

それでも、まずはお子さんがしてみたいと思うことを自由研究のテーマにしてみるのがベストです。いずれものを見る目や考える力が鍛えられ、テーマの質も自然と上がっていきます。
自由研究テーマ決め

知りたいという気持ちが、研究を進める原動力になります

また、テーマを決めて自由研究を始めてから、「調べても意味がない」「難しすぎる」ということが判明した場合は、固執せずに新しいテーマを探しましょう。同様に、途中で新たなテーマが見つかったときにも、一からやり直すことをおすすめします。本当に学びたいことは調べる過程でゆっくりと姿を現すことも多いもの。ぜひ、引き返す勇気を持ってください。

遠回りなようでも、本当に好きなテーマにじっくり取り組めたという体験は、必ず大きな収穫になるはずです。

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