ついついやってしまう…「あとで聞く聞く詐欺」

女の子

ホントは今すぐ聞いてあげたいのだけれど……

バタバタと夕食を作っていたら「ねえ、聞いて!」「ちょっとこっち来て!」「これってどういうこと?」「どうやったらいいのかわかんない~」矢継ぎ早に子どもから放たれる、かまって攻撃。

対する忙しい親たちは、「あとでね」を繰り返したり、「上の空で返事」をしたりといった対応をしてしまうことが多いのではないでしょうか。

「ちょっと待って!」
「今、手が離せないからあとでね!」

「これがこうでね」「ふんふん」
「ねえ、聞いてる?」「聞いてるよ、それで?」
「じゃあ、さっき何言ったか言ってみて」「えーっと……」
「聞いてないじゃん!!!」「ごめん、あとで聞くね」

……その時は本当に思っているのです。あとで落ち着いたらじっくり話を聞いてあげようと。

でも、時間は容赦なく流れ、お風呂だ、歯みがきだ、ああもうこんな時間!寝なさい!と、気がつけば子どもは夢の中。子どもの寝顔を見ながら「あ、しまった。またやっちゃった」「この子、いったい何を聞いてほしかったんだろう?」と思ってしまう。

「あとで聞く聞く詐欺」、やっちゃっていますよね……。


生活は、大人の時間で動いている

私たち大人は、1日をいかに効率よく回していくかに重点を置きがちです。仕事をしている人は、家事を「タスク」として処理しようとする傾向も強いかもしれません。

しかし、子育て期は、子どもの突然の発熱やケガなど、予測できないことが盛りだくさん。そのために、平穏な日には「なるべく早く、家事を終わらせて、子どもとの時間を持ちたい」なんて思っています。「たまには、自分の時間もほしい」とも思います。「今ココで中断すれば、余計に時間がかかる」という判断から、言ってしまうわけです。「あとにして」。

「子ども中心の生活をしています」なんて言いながら、実は大人の都合に子どもが合わせていることのほうが多いかもしれませんね。もちろんそれは一概に悪いこととは言えません。なんでも子どもに合わせた生活が、子どもの成長にとって良いことだとも思えません。でも、「聞いて聞いて」と言ってくるのは、子どもの感情が大きく揺れることがあった時。しっかり受け止めて共感することで、子どもの心は育っていきます。「子どもの話、最近あまり聞いてあげていないな……」と思ったら、少し工夫をしてみましょう。

>> 時間がない時の、話の聞き方