WRX S4の年次改良、最大のポイントは?

WRX S4

スバルのスポーツ4ドアセダン・WRX S4が初の年次改良


今や日本車では希少な存在になったスポーツモデル『WRX S4』が早くも年次改良を行った。マイナーチェンジというほど大きな変更でこそないものの、かといって未発表で行うとモンクが出るといった内容。スバルの場合、20年近く年次改良を行っているため、ユーザーは覚悟が出来てます。

今回、最大のポイントが側方&後方の安全を確保できる装備の追加だ。WRX S4はデビュー時から前方の安全を守る『アイサイト3』を装備している。説明するまでもなく世界最高性能クラスの自動ブレーキ機能を持つシステムで「50km/hで走行中、前方の停止車両に気づかず接近しても追突しない」。

もちろん路面が滑りやすいなどの条件では停止できないこともあるが、通常の走行条件なら相当の事故防止性能を持つ。稼働走行域も全速度域。80km/hで走行していた場合、仮に衝突となってしまった場合も急ブレーキをかけながら追突するため、事故の被害を大幅に低減できる。歩行者だって認識し、ブレーキをかけます。

現在スポーツモデルとして世界唯一の高性能自動ブレーキ付きということで私もWRX S4を購入したのだけれど、残念ながら側方や後方に対する「備え」は十分と言えなかった。この点、スバルも鋭意開発していたらしく、発売から1年も経たないタイミングで年次改良を行った次第。

クルマ好きからすればWRX S4は現在「最も魅力的な存在」

追加されたシステムは、いわゆるブラインドスポット警報と呼ばれるもの。斜め後方から接近してくる車両や、死角と呼ばれるバックミラーに見えない場所に存在しているクルマを検知し(隠れている白バイも教えてくれる?)、バックミラー部分の警告灯で注意喚起してくれます。

WRX S4

レヴォーグにも採用されていた「アドバンスドセイフティパッケージ」をオプションで用意


私が現在乗っているボルボV40にも装備されているのだけれど、自動ブレーキより高い頻度で「素晴らしい!」と感じる。車線変更時の接触事故は、みなさんが考えているよりずっと多い。特に首を捻って安全確認するクセのない人は、ブランドスポット警報がすごく役立つ。

後方は車庫や駐車上から一般道にバックで出るような時に便利。左右方向から接近してくる車両やバイク、自転車、歩行者まで検知し「ポー!」という警報音を鳴らす。ちなみにブラインドスポット警報は警告灯の点灯のみ。後方は警報音出るためわかりやすい。この2点で側方と後方の安全性は格段に上がる。

安全性と関係ないが、一段と高い性能を持つタイヤを選べるようになったり、乗り心地が大幅に改善されたりするなど、クルマとしての魅力度も向上している。言うまでも無くミッションはAT(CVT)。毎日の相棒として使うことだって可能。奥様にも気軽に乗ってもらえる。

WRX S4と同じくらいの性能を持つ輸入車を買おうとすれば、下を見ても800万円くらいする(というかWRX S4も海外では600万超え)。クルマ好きからすれば現在「最も魅力的な存在」かもしれません。参考までに書いておくと私はWRX S4で海外ラリーに参戦する予定。それくらい高い性能を持っています。

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