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49日法要に出席するときのマナー……知っておきたい5つのポイント

49日法要は忌明けの大切な法要。故人を慈しむ心を持ってできる限り出席することが大切ですが、日程によって出席できない可能性もあるはずです。今回は、出欠の伝え方から礼拝の作法まで、49日法要の出席における5つのポイント・マナーを解説します。

中山 みゆき

執筆者:中山 みゆき

冠婚葬祭ガイド

49法要

49日法要

四十九日法要は忌明けの大切な法要です。故人をしのんで遺族や親族が集まり、故人を供養するためのもの。招かれたらできる限り出席します。
忌明けの宴を開く「四十九日法要」の迎え方
   

49日法要の案内状を受け取ったら「出席・欠席」の連絡を

49日の意味を理解した上で法要に参加しましょう

49日は故人をしのんで遺族や親族が集まり供養するもの

・出席する→案内状が届いたらすぐに出欠の返事を出すように。施主側には準備の都合(法事後の宴席の手配など)があるからです。一般的に返信用ハガキが同封されているので、遅くとも一週間前までに出しましょう。

・欠席する→どうしても出席出来ない場合も早めに返事を出します。電話や返信用のハガキにお詫びの言葉を添えましょう。また、三回忌までの法事なら「御仏前」と表書きした供物料を現金書留に入れて送ります。先方の都合を聞いて別の日にあらためてお参りするのもよいでしょう。
 

49日法要に出席するときの服装

一般的に一周忌の法事までは喪服を着ます。

・男性→ブラックスーツ。ワイシャツは白、黒ネクタイ、靴と靴下は黒。
・女性→黒のワンピースやスーツ、黒のストッキング、黒のバッグと靴。
・子供→学校の制服が喪服に代用できますので、制服を着用します、幼児などは黒、紺など落ち着いた色の服。靴も地味な色。汚れていないか確認も忘れずに。
 

法事に持参するもの(供物料の目安と表書き)

本来、せんこう、ろうそく、菓子などの供物や供花を持参するものでしたが、最近は供物料(現金)を包むのが一般的。供物料の金額は、地方によっても違いますが、「お斎(料理)代」+「引き物(みやげ)代」で1万円くらいなので、それを見込んで1万円から2万円程度を包むのが、一般的です。身内などは、供物と現金の両方を供える場合も。

・表書き
仏式は「御仏前」「御供物料」など。神式は「御玉串料」「御霊前」など。キリスト教式はカトリック、プロテスタントとも「御花料」
 

49日法要当日のマナー

時間厳守です。会場に到着したら施主や家族にあいさつをして供物や供物料を差し出します。最後まで退席しないのがマナーです。

供物や供物料は、いきなり仏壇や祭壇にお供えしないで、必ず施主に「御仏前にお供えください」と直接差し出すことがマナー。始まる10分前には会場に到着。参列者は鎮座して僧侶を迎えます。読経中は故人と付き合いの深い順に全員が焼香します。
 

法要当日の流れ

1.僧侶の読経 → 焼香 → 僧侶の法話 
この日に納骨を行う場合は、法要の後に墓地に行き、僧侶の立会いのもとで、納骨を行います。
※一般的に納骨は四十九日に行なわれることが多い。

2. 法要後の参列者をおもてなす会席(お齋=おとき)
自宅の場合は別室での会席をしますが、場所を移動する場合もあります。お寺で法要をした後、近くの料亭やレストランでする例も多い。故人をしのびながら会食となります。

・神式の場合
「霊祭」「式年祭」の流れは、清祓(きよはらい)→献饌(けんせん)→祝詞奏上→玉串奉奠と進行します。

・キリスト教式の場合
仏式の法要にあたるものを、カトリックでは追悼ミサといいます。 故人の死後、三日目、七日目、三十日目に教会で、親族や知人・友人を招いて追悼ミサが行われます。

プロテスタントの場合は、故人の死後、1カ月後の昇天記念日に自宅や教会で記念集会を行います。

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