歴史的勝利!ついに全米で結婚の平等が達成されました!

6月26日、アメリカの連邦最高裁が結婚の平等(同性婚)をすべての州で認める判決を下し、全米で同性婚が認められることとなりました(本当におめでとうございます…涙)

同性婚についてはゴトウもこちらとかこちらの記事で熱く語ってきましたし、また、ゴトウだけでなくAll Aboutのいろんなガイドの方(ストレートの方も含めて)が同性婚について書いていらっしゃいます(たとえばこちらとか、こちらとか、こちら

ゴトウがAll About[同性愛]のガイドになった2008年には、アメリカで同性婚が認められている州はまだ2州しかありませんでした(カリフォルニア州でも認められたのですが、オバマ大統領が当選した時に住民投票で禁止されてしまったのでした…)。それ以降、折にふれて、アメリカの「結婚の平等」を求める闘いについて書いてきましたし、微力ながら応援してきたつもりです。

こちらの記事にも書きましたが、世界で最初に同性婚ができるようになったのはオランダですが、1970年代にいち早く同性パートナーの権利をドメスティック・パートナーという言葉で提唱したのは、カリフォルニア州の人たちでしたので(もっと言うと、ゲイ解放運動が本格化したのは1969年のニューヨークでしたので)、やはり、アメリカという国でついに夢がかなったのは本当に喜ばしいこと。これまで尽力してきた方たちに心から拍手を贈りたい気持ちになります。

さて、連邦最高裁がどのような判決を下したのか、簡単に見てみましょう。今回の訴訟(高裁で同性婚禁止の判決が出た州の同性カップルが原告です)では、市民の平等を否定する州法を無効とする合衆国憲法修正第14条に基づき、(1)同性婚が全州に共通する権利か、(2)共通ではなくても他の州が受理した同性婚を認める必要があるか、が問われていました。審理の結果、同性婚は「法の下の平等な保護」を定めた合衆国憲法上の権利であり、州は同性婚を認めなくてはならないとの判断が下されました。婚姻が社会の重要な基盤であり、同性カップルだけにその受益を認めないのは憲法の「法の下の平等」に照らして差別だと結論づけるものでした(判決は5対4で、以前と同様、中道派のケネディ判事が同性婚支持に回りました)。宗教や倫理ではなく、誰もが結婚する権利を認められなくてはならないという人権問題だと宣言されたのです。

この判決が出た直後、オバマ大統領はTwitterで「平等な社会に向けた大きな前進だ。同性愛者は、ほかの人たちと同じように、結婚する権利を持てるようになった」とコメント。その後、あらためてホワイトハウスで「米国は平等の原則のもとに建国された。(判決は)アメリカにとっての勝利だ。完全な融和に向けて一歩近づいた」との声明を発表しました。 

オバマ大統領も当選した直後は「シビルユニオンでいいじゃん」というスタンスでした。しかし、2012年にアメリカの大統領として初めて同性婚支持を表明し、2013年の大統領就任式では「ゲイの同胞たちが完全に平等になるまでは、私たちの旅は終わらない」とスピーチするなど、全面的に支援するスタンスへと転じ、感動を与えてきました(それだけでなく、米軍での同性愛者のカムアウトを禁じる政策を撤廃したり、連邦職員に関して同性パートナーへの福利厚生を認めたり、毎年6月にLGBT支援の声明を発表してホワイトハウスでレセプションを催したりもしてきました)。きっとオバマ政権じゃなかったら同性婚は実現してなかったんじゃないかな……と思いますし、間違いなく歴史に名を刻みましたよね。拍手!