ニンジャ250Rとニンジャ250、どちらを選ぶ?

リリース後、飛ぶように売れたモデルなのでタマ数は豊富。しかも程度も中~上のものが多いのも特徴です。それでもさらに失敗しない中古車の選び方、ニンジャ250の相場観を、カワサキ専門のバイクショップで聞いてきました。

◆現在流通しているニンジャ250/Rの割合は、SE(Special Edition)が6割、ABS Special Editionが2割、プレーンカラーが1割となっており、探しやすいのはSE。どのモデルも定価の7万円引き程度の乗り出し価格であれば、安心して購入できるレベル。

◆ニンジャ250Rの単色は同じカラーが続けてリリースされていたため、カラーで年式は判別しづらい。

◆SE、ABS Special Editionは人気もあるので相場自体が高く、変動も少ない。

◆ニンジャ250は増税の影響もあり、2000km程度の車両が多い。

◆ABS Special Editionは、購入層の年齢が高く、丁寧に扱うので程度がよい。

◆SEはカラーグラフィックで年式が区別でき、人気のあるカラー(特にグリーン系)は価格が高い。

◆購入時のままの古いタイヤを装着している場合があるので、サイドウォール(側面)の表記を確認し、二年以上古いものなら交換を要検討。

タイヤ

2013年の35週(8月29日~9月4日)に生産されたタイヤという表記。どんなタイヤでもこの表記は変わらないそう


◆フロントフォークのオイルシールが劣化していないかを確認。
フロントフォークシール

オイルシールなどのゴム部品は消耗品なのでヒビがあるようなら交換すべき


◆リアサスペンションのゴムブッシュをチェックする。
リアサスペンション

リアサスペンションのブッシュが劣化していると、オイル滲みの原因となる


◆フロントスプロケットのシール部分からのオイル漏れが見られるので、
シフトペダル周辺をチェックする。
フロントスプロケット

フロントスプロケットのシール部分(左赤矢印)からオイルが漏れると、シフトペダル(右赤丸部分)周辺がオイルまみれになる


上記の内容を加味すると、ニンジャ250ABS付きモデルかSEが価格は高めながらも失敗は少なそうでオススメです。2015年モデルのスリッパークラッチを装備しているモデルがさらに乗りやすいので、予算に余裕があるならこちらを検討してみてはいかがでしょう。

売れているのには理由がある。ニンジャ250のいいところ

世界戦略バイクと銘打ってリリースされたニンジャ250。販売店が、ユーザーに勧めるポイントをまとめてみます。

  • タンク容量18L(ニンジャ250Rは17L)と大きく、航続距離が長いので初心者に優しい。
  • 250ccなのでメンテナンスなど維持のランニングコストが安い。
  • ドレスアップパーツ、カスタムパーツが豊富。
  • ETCやナビゲーションが装着しやすく、スタイリッシュ。
  • 車格の調整もしやすい(パーツが豊富)。
  • 2015年モデルはスリッパ—クラッチを装備しているのでクラッチ操作が軽いため、女性でも操作がしやすい。

世界市場をターゲットに、乗りやすさを主軸に設計されたニンジャ250Rとニンジャ250。中古車としては割高なイメージが拭えませんが、それだけ程度のいいものが多く流通しているということ。逆を返せば、価格が極端に安い車両は何かしらあると疑って吉です。

ニンジャ250 ABS Spesial Edition

人気のABS Special Edition、30周年アニバーサリーのロゴが入った人気のカラーリング



パワー至上主義だったバイクブームを経験したユーザー層が、車両のスペックを机上の数字で見ると非力に感じると思います。ところが、実際に乗ると軽さとパワーのバランスが取れており、必要にして十分なサイズ、乗り心地で、購入したユーザーの心を満足させているというのが現状です。人気があってリセールの価格も安定しているので、大型へステップアップの足がかりにもなるでしょう。色々な側面から見て、今、広い層に受け入れられている250cc新時代を切り開いたのがニンジャ250なのですね。

取材協力
モーターハウスアサノ
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