top

結婚を考えている相手やその両親が年金の保険料を未納していたら、将来の経済的な負担はどの位いるでしょうか

日本の公的年金制度の特徴の1つに「国民皆年金」があります。日本に住んでいる人は、原則20歳になると国民年金に加入し、保険料を納付することが義務付けられています。20代・30代の若い世代では、「年金制度に入りたくない」「年金は高齢者のものだから保険料を払いたくない」という考えがあるかもしれませんが、年金制度に加入し、保険料を納付することは若い世代にとっても重要なことです。保険料を払っていないことで、将来、どうなってしまうのかをみていきましょう。

<INDEX>
公的年金の特徴(1)~国民皆年金と種別
公的年金の保険料納付状況
公的年金の特徴(2)~世代間扶養
家族が未納の場合、私的扶養はどのくらい?
 

公的年金の特徴(1)~国民皆年金と種別

国民年金には種別というものがあります。民間企業の会社員や公務員は第2号被保険者として国民年金と厚生年金(現在、公務員などが加入する共済年金は2015年10月に厚生年金に統合されます)の2つの制度に加入し、第2号被保険者に扶養される配偶者は第3号被保険者として国民年金に加入します。第2号・第3号被保険者に該当しないフリーランスや自営業者、学生などは第1号被保険者として国民年金に加入します。
undefined

※共済年金は、2015年10月に厚生年金へ統合されます。

第2号被保険者は給与や賞与から厚生年金の保険料が天引きされ、事業主の負担分とともに事業主が納付します(保険料は被保険者と事業主の折半負担です)。納付した厚生年金の保険料から国民年金の給付に必要な分を制度全体で拠出しているため、個人で国民年金の保険料は負担する必要がありません。この第2号被保険者の拠出金の中には第3号被保険者の給付に必要な分を含んでいるので、第3号被保険者は個別に国民年金の保険料を負担する必要がないのです。

これに対して、第1号被保険者は国民年金の保険料(月額15,590円、2015年度額)を自分で負担・納付します。公的年金に加入して決められた保険料を負担することが義務付けられていますが、保険料を自分で納付しなければならない第1号被保険者の中には保険料が未納となっている人が見受けられます。公的年金に対する不安要素として、保険料の未納により将来公的年金の財源が不足するのではないかということを挙げられる場合があります。公的年金の加入者に占める未納率と保険料未納が及ぼす公的年金への影響をみてみましょう。