体重が変わらない人こそ注意したい「かくれ肥満」

かくれ肥満

自覚のないまま進むかくれ肥満

特別な努力をしなくても、昔からあまり体重が変わらないという方は意外と多いのではないでしょうか?

しかし、そんな方こそ油断は禁物です。ずっと体重が変わらないからといって、その体質にあぐらをかいていると、気付かないうちに体の中でジワジワと恐ろしい変化が起こっていきます。それは、ズバリ「かくれ肥満」です!

「最近、筋力が落ちてきた気がする」「お腹が出てきた気がする」という自覚のある方は要注意!もしかしたら、既にかくれ肥満の予備軍かもしれません。


自覚しにくいからこそ危険

肥満とは、体重や体脂肪が増加した状態のことを指します。一方、かくれ肥満は、「体重はさほど増加していないにも関わらず、体脂肪率が高くなっている状態」で、自覚しにくいのが特徴です。

体脂肪を過剰にため込んだ体は、体型が崩れるだけでなく、動脈硬化、高血圧、糖尿病といった健康被害も起こりやすくなるため、早めに対策を打つ必要があります。

かくれ肥満に陥るの原因

何故、かくれ肥満に陥ってしまうのでしょうか? そのしくみを簡単に説明していきましょう。

筋トレなどの、筋肉量を増やす努力をしていなければ、個人差もあるものの20代をピークとして、年々筋肉量が約1%ずつ減少していきます。
例えば、体重70kgの男性の標準的な筋肉率は約33%前後となりますので、単純計算すると筋肉量は、約23kg程度。その場合、加齢と共に毎年200g以上もの筋肉が減少していくことになるのです。

筋肉はカロリー消費が高い部位なので、筋肉量が減ることで、基礎代謝量が低下します。結果、摂取したエネルギーは消費されないまま蓄えられ、気付かないうちに体の中の脂肪と筋肉のバランスがジワジワと変化していきます。

「筋肉量が減り、脂肪がどんどん増加していく」という怖い変化を知っても、「体重が増えていないから自分は大丈夫」と安心していられますか?


かくれ肥満はどうやって自覚する?

かくれ肥満は、何年もかけて緩やかに体内の脂肪が増えていくので、気づくのは難しいもの。では、どうやって自覚をしたらよいのでしょうか? 

実は、その兆候は体型に顕著に表れます。 脂肪は筋肉に比べて重さが軽いので、脂肪量が増えると、体重は変らなくとも見た目に変化が起きます。

男性の場合、かくれ肥満のサインが最も出やすいのはお腹周り。男性にメタボリック症候群が多いのもこのためです。一方、女性はお腹からヒップにかけて、主に下半身に変化が出やすくなります。

次のページで、かくれ肥満の対策について紹介します。