京都・祇園に新たなレストランが誕生!「山地陽介」

「山地undefined陽介」の外観。

「山地陽介」の外観。

祇園、殊に花見小路の入口からみて南東に広がる祇園甲部の一画は、江戸末期~明治・大正期からの端正な町家建築(多くは元お茶屋)が軒を連ね、通りに面した格子の奥に潜む世界には入り込める機会も限られます。古きよき時代の佇まいが大切に保存されている祇園は、私達京都人に取ってもいわば「ふるさと」。「祇園で食事をしよう」という時には、何か特別な郷愁を抱いて席に着くことが多いものです。

暖簾

お店は風情のある祇園町南側にあります。

そんな祇園の格調高い町家の奥に、2015年6月、この界隈にはなかったグローバルな感性のフランス料理店「山地陽介」が誕生しました。シェフは埼玉県出身の山地 陽介さん。昨年帰国されるまで11年間ものあいだ、フランスで修業並びにシェフとして活躍されていました。

一階のテーブル席

一階のテーブル席

ポールボキューズ学院の2年間を皮切りに、アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネでフレンチのあらゆる基礎を身に着けられ、パスカル・バルボの「アストランス」では当意即妙の即興調理にも触れられ、さらにはサンジェルマンのロブションではスーシェフを務められるなど、当時のフランスの最先端のガストロノミックシーンに身を置かれていました。そしてフランス時代最後の2年間はパリにある「9区を美食の街に変えた」とまで言われた「ロフィス(L'Office)」で立ち上げから二年間、腕を揮われていたという超実力派シェフなのです。

一階の半個室風テーブル

一階の半個室風テーブル

祇園の奥深くの細い路地に面した外観はどう見ても「一見さんお断り」風の祇園のお茶屋。ただ、新しい木組みが出来上がったばかりの店であることを教えてくれます。ガラリ戸を開けて中に入ると、奥の庭から差し込む光でとても明るく清潔なモダンそのもののダイニングルームが目に入ります。

二階の個室。

二階の個室。窓を開けると簾越しに祇園の路地が見下ろせます。

1階はヨーロピアン・オーク製の9席のカウンターとテーブル8席+通りに面した半個室テーブル、2階には通りを見下ろせる2室の個室が設けられています。

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