イタリア語

誕生会は自腹!イタリア流誕生会の習慣(2ページ目)

歳がいくつになっても、毎年必ずやってくる誕生日に周りの人に「おめでとう!」と祝われるのはくすぐったくも嬉しいものですよね。特に、子供のうちは日本でもイタリアでもまだ親が誕生会をしてくれたとしても、イタリアでは大人になるにつれてその習慣が変わってきます。その違いや、お祝いのメッセージなどをご紹介したいと思います。

西村 清佳

執筆者:西村 清佳

イタリア語ガイド

イタリア語の誕生日のお祝いの言葉

バースデーケーキ

イタリア流の誕生会とは?

イタリア語で誕生日を祝う言葉を口で伝えるには、次のような言い方が一般的です。

Auguri! アウグーリ
(おめでとう!)
Buon compleanno! ブォン コンプレアンノ
(お誕生日おめでとう!)

また、カードに書き添える時には少し長めの言葉もあります。
Tanti auguri di buon compleanno! タンティ アウグーリ ディ ブォンコンプレアンノ!

イタリア独特の誕生日の習慣って?

誕生会でローソクを立てたケーキが出てきて主役が吹き消すのは、イタリアでも同じです。ここでイタリアでは、ローソクを消してしまう前に何か願い事をすることになっています。
ハッピーバースデーの曲も、メロディーは全く同じです。

Tanti auguri a te タンティ アウグーリ ア テ
Tanti auguri a te, タンティ アウグーリ ア テ
Tanti auguri a xxxx タンティ アウグーリ ア(名前)
Tanti auguri a te. タンティ アウグーリ ア テ


また、招待客は主役の耳を左右交互に歳の数だけ引っ張るという習慣もあります。

本当に喜ばれる誕生日プレゼントとは?

招待客にとって悩ましいのは、「どんなお祝いを持って行ったらいいの?」ということでしょう。特に主役とそんなに近しい間柄ではない場合には、相手の好みもわからず悩みの種です。そんな時には女性なら花束やスイーツ、男性ならお酒のボトルなどが無難でしょう。

どうしても悩む場合には、「手ぶらで行く」ことも選択肢のひとつです。主役は何もプレゼントが欲しくて招待しているのではありません。普段、自分の周りにいる大切な人たちとの楽しいひと時を過ごせることが一番大事なのです。ですから、主役が一年で一番楽しい思い出が作れるよう、招待客みんながその場に参加して会を盛り上げてくれることが何より大切です。例えば誕生会の写真を撮って、楽しかった会の思い出に主役に後で送ってあげたらきっと喜ばれるでしょう。

次の誕生日には、イタリア流に自らパーティーを企画してみてはどうでしょう?

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