毎日の野菜・フルーツレシピ/野菜の下ごしらえ・保存法

4種のレタスの選び方・保存方法……種類によって異なる!

色んな種類のあるレタス。形状や種類が違えば、味わいも選び方も保存方法も違ってきます。ここではよく食べられているレタスを4つ取り上げて、どこよりも詳しく選び方・保存方法を紹介します。種類ごとのおすすめレシピも紹介していますので、是非参考にしてくださいね。

江戸野 陽子

執筆者:江戸野 陽子

毎日の野菜・フルーツレシピガイド

4種のレタスの選び方・保存方法

4種のレタスの選び方・保存方法

玉レタスと葉レタス、同じレタスでも形も味わいも違うものなのです。

国内でレタスと言うと、丸く巻いている淡いグリーンの玉レタスがおなじみですが、葉がワサワサと開いているリーフレタスや、葉がしっとりしているサラダ菜など、色んな種類があります。形状や種類が違えば、味わいも選び方も保存方法も違ってくるレタス。今回は、種類ごとにレタスの選び方・保存方法・食べ方を紹介したいと思います。
   

最も食べられているレタス -玉レタス-

レタスは形で玉レタス、葉レタス、掻きレタス、立ちレタスの4種類に分けられますが、一般的なのが結球している玉レタスです。

国内でレタスと言うと、この玉レタスのことを言います。ツヤのある葉がパリパリしており、クリスプレタスとも呼ばれています。

■玉レタス選び方
玉レタス

玉レタスは切り口の白さをまずチェックします。

  • 葉の色は淡いグリーンでツヤがあり、しなびていないものを。
  • 巻きがゆるやかで、軽いもの。これは、葉がやわらかな方が苦みが少ないからです。
  • 切り口が白く、みずみずしく、10円玉ほどの大きさのもの。乳白色の汁が出ててもも、ピンク色に変色していないものなら◎。
※切り口が褐色なのは避けます。これは日が経って鮮度が落ちている可能性があります。また、切り口が大きすぎるものも避けます。水分が蒸発しやすく、鮮度が落ちやすいからです。

※レタスの乳白色の汁は、ポリフェノールの一種です。葉の全体に乳管が発達しているので、切ることで断面から白い乳液がにじみ出てきます。汁が酸化すると、レタスがピンクや褐色に変色し、苦みが生じます。


■玉レタスの保存方法
玉レタスの保存

玉レタスは乾燥しないよう、包んでからビニール袋へ。

暑さに弱いレタスは、収穫後に冷蔵した状態で運ぶほど、暑さに弱い野菜です。できることなら、すぐ食べることをおすすめします。保存する時は、水分を逃さないこと、暑さに弱いことを踏まえて適切な環境を作って、保存してあげましょう。
 
  • 外葉か固く絞ったキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れ、芯を下にして野菜室で保存します。3-4日以内に食べきるようにしましょう。
  • 芯に湿らせたキッチンペーパーを当てると、水分の蒸発を防ぐことができます。
  • 野菜売り場のレタスは、普通のビニールよりパリパリした素材のレタスシートに包まれていることがあります。このシートは鮮度と湿度を適度に保持してくれるので、このシートに包んでも◎。
  • 葉に少しでも水分がついていると、そこから傷み、腐る場合があります。濡れたまま保存しないように気をつけましょう。
  • カットレタスを買う場合、切り口が褐色に変色しているものは避けましょう
 

結球レタスの仲間 -サラダ菜-

巻きがゆるく、葉が濃い緑色で、葉が厚くて柔らかいサラダ菜も玉レタスの仲間です。しんなりとした歯ごたえで、光沢がないことからバターヘッドレタスとも呼ばれています。
 
サラダ菜

葉がふんわりと軽いサラダ菜

■サラダ菜の選び方
 
  • 葉の色がグリーンで、厚いものを選びましょう。鮮度が落ちてくると、黄色くしなびてきますので、避けましょう。
  • 葉がふんわりとしていて、軽いものを選びます。
■サラダ菜の保存方法
水分を逃さぬよう、固く絞ったキッチンペーパーなどで覆い、ビニール袋に入れたものを、立てた状態で野菜室で保存します。3-4日以内に食べきるようにしましょう。
 

葉が巻かないタイプ -葉レタス(リーフレタス)-

葉レタス

同じ葉レタスでも色や葉の厚みが違います。お好みのレタスはどちら?

葉が巻かないタイプのレタスを葉レタス(リーフレタス)と呼びます。葉が縮れて、ワサワサとしており、このレタスでサラダを作ると、ボリューム感のある豪華なものに仕上がります。ここでは特によく食べられているサニーレタスグリーンレタスを取り上げます。 
 

葉レタスの選び方

  • 切り口が10円玉大で、みずみずしく、いびつでないものを選びます。
  • 葉先はしなびていないものを選びます。
 
リーフレタス

リーフレタスは葉の色のコントラストをチェック!

■サニーレタスの選び方
 
  • 葉先が色濃く、葉先の赤紫・葉の中間の緑・芯の白の3色のコントラストがはっきりとしているものを選びます。
  • 葉は柔らかく、弾力があるものを選びます。
グリーンレタス

葉がしっかりと厚く、ボリュームたっぷりのグリーンレタス

■グリーンレタスの選び方
 
  • 外葉の緑色が鮮やかで、濃いものを選びます。
  • 一般的なグリーンレタスは、葉が厚く、1枚1枚がしっかりとしています。ボリューム感があるものを選びます。
  • グリーンレタスは、種類が多彩です。葉の縮れ方や柔らかさなど、その種類に合わせて選ぶようにしましょう。
 

葉レタスの保存方法

葉レタスは、葉が巻いていない分、水分が蒸発しやすく、しなびるのが早いので、なるべく早めに食べることを特におすすめします。
  • 切り口に湿らせたキッチンペーパーを当てて、水分の蒸発を防止。
  • 葉全体がしなびるのを予防するために湿らせたキッチンペーパーや新聞紙などで包んだものをビニール袋に入れます。
  • 葉自身に水滴がついていると、傷むので、1日ごとに取り出して、様子を確認。蒸れによる傷みを防止します。
  • 野菜室に立てて保存し、2-3日以内に食べきるようにします。
 
 

レタスの冷凍保存について

レタスの冷凍保存

レタスを一口大にちぎったものを密閉袋に。

レタスを1個まるまる買ってきた場合、新鮮なまま食べきれないことはないでしょうか? そんな場合は、一口大に手でちぎったレタスを、密閉袋に入れて、空気を抜いてから冷凍保存しましょう。食べるときは、冷凍したものをそのままスープや煮物に投入してください。自然解凍して食べることはおすすめしません。
 

レタスの種類ごとおすすめレシピ

レタスの食べ方はサラダだけではありません。加熱調理ならしゃぶしゃぶ、スープ、炒め物などにしてもおいしくいただけます。ここではレタスの味・形・食感の特徴に合わせたおすすめのレシピを紹介したいと思います。
 
レタスしゃぶしゃぶ

レタスたっぷりの塩麹しゃぶしゃぶ

レタス : パリパリの食感のレタスは、サッとお湯にくぐらせると、しっとりとした食感に。しゃぶしゃぶにすれと、一度にたくさんのレタスが食べられる、ヘルシーメニューに。

レシピはこちら >> 野菜たっぷり! まろやか仕上げの塩麹しゃぶしゃぶ
サラダ菜おむすび

サラダ菜を海苔替わりにしたにんじんむすび

サラダ菜 : 柔らかくてしなやかなサラダ菜は、サラダむすびの海苔替わりに! くせのない味わいです。

レシピはこちら >> ベジむすびで、野菜たっぷり春のおむすび
 
メイソンジャーサラダ

赤紫は千切りにし、葉はたっぷりて詰めて作るメイソンジャーサラダ

サニーレタス : 色合いが3種類あって、葉が柔らかく、ほんのり苦みのあるサニーレタス。色合いを活かしてメイソンジャーサラダに。紫色の部分は千切りにして入れれば、見た目もよくなります。

レシピはこちら >> 基本のメイソンジャーサラダの作り方
 
サニーレタスのレシピ

肉そぼろをグリーンレタスで巻いてみて

グリーンレタス : 大きな葉がボリュームたっぷりのグリーンレタス。グリーンの葉は苦みが少ないので食べやすさは◎。肉そぼろを巻いていただきます!

レシピはこちら >> れんこんそぼろ
 

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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