ハダンゲルフィヨルド地帯で立ち寄る、可愛いウトネ村

 

ノルウェーの絶景「トロルの舌」や、自然の中での癒しの旅を求めて旅行者やノルウェーに住む人々に愛されている小さな村ウトネ。「トロルの舌へアクセスが簡単なオッダ町」からバスで約50~70分でたどり着くことができます(フェリーでもアクセス可能)。
ウトネ村

ハダンゲル民族博物館の丘の上から眺める村 Photo:Asaki Abumi

村の人口はおよそ200人ほど。田舎にある小さな村なので、ザブーンと波立つフィヨルドの音と、鳥の声しか聞こえてこないほど、静かでゆったりとした場所です。丘の上には果樹園、反対側にはフィヨルドの青い海原、高山の上には雪や氷河が残ります。都会とは真逆の大自然に囲まれた環境は、旅人の疲れた心と身体を癒してくれることでしょう。

ノルウェーの猫

ノルウェージャンフォレストキャットの面影がある村の猫に遭遇 Photo:Asaki Abumi

小さなウトネ村に観光客が絶えることなく訪れるのには理由があります。その目的は、日本でも人気がある美しいハーダンガー刺繍や、民族楽器「ハルダンゲル ヴァイオリン」にまつわるアクティビティが頻繁に開催されている「ハダンゲル民族博物館」。そして、素敵な宿泊先として評判が高い「ウトネ・ホテル」です。絶景の岩場「トロルの舌」を目指す登山客も訪れます。

別記事
「ノルウェーデザインを伝えるハダンゲル民族博物館」
「ノルウェーのフィヨルド旅、ハーダンガー刺繍を作ろう」


可愛い伝統デザイン!ノルウェーで最も古いホテルのひとつ、ウトネ・ホテル

 


バスやフェリーの停留所は同じ場所にあり、そこから徒歩数十秒の場所に立っているのがウトネ村にある唯一のホテル「ウトネ・ホテル」です。北欧デザインや北欧の可愛いカラフルなお家が好きな旅人であれば、きっとここでの宿泊を楽しむことができるでしょう。食事やサービスのレベルは高級ホテル並みで、宿泊料金に見合った待遇と環境が揃います。かつてはノルウェーのソニア王妃も足を運んでいた場所でした。
ウトネホテル

暖炉や木材家具に囲まれたレセプションは居心地がいい Photo:Asaki Abumi

ウトネホテル

ホテルマネージャーのシェーティルさん Photo:Asaki Abumi

小さな階段を上がって、入り口を開けると、カラフルなペンキで施された受付へとつながります。1722年より歴史が続く宿泊施設で、時間が止まったかのように1800年代の雰囲気に包まれています。

ノルウェーの文化遺産協会の管理リストにも登録されており、所有者は大幅に改装をすることはせずに、昔ながらの建築物の面影を今も守り続けているのです。

「携帯電話やパソコンで仕事をし過ぎて、リラックスをしたいノルウェー人のカップルなどがよく訪れます。そのために、このホテルにはテレビをわざとつけていません」と話すのはホテルマネージャーであるシェ-ティルさん。宿泊者の多くはトロルの舌の登山客やフィヨルド観光客、そして街での仕事に疲れたノルウェーに住む人々なのだそうです。

ウトネホテルのおいしいノルウェー料理

ノルウェー料理

ホテルの料理は格別、ラム料理 Photo:Asaki Abumi

ノルウェーのお酒

ハダンゲルフィヨルド地帯の地酒といえば、りんご酒 Photo:Asaki Abumi

自然に囲まれたウトネ村を散歩したら、お腹が空いてきました。レストランの料理も、食べる者の舌をうならせる美食料理。ディナーのお供のお酒は、果樹園が美しいハダンゲルフィヨルド地帯の自慢のりんご酒をどうぞ。

ガイドは今まで色々な村を訪れてきましたが、その中でもウトネ村は、良い意味で、静かで落ち着いた村です。この村では、ゆっくりと、ぶらりと周辺を散歩してみてください。都会に戻った時に、この村の静けさをなつかしく感じる日もあるかもしれません。


ノルウェーのホテル

白い木造の外観が目印 Photo:Asaki Abumi

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Utne Hotel(ウトネホテル)
住所:Utne Hotel, 5778 Utne
電話:+47 53 66 64 00
客室料金:シングルルーム大人1人あたり朝食付き1490ノルウェークローネ、朝食・夕食付き2015ノルウェークローネ
ダブルルーム大人2人あたり朝食付き1890ノルウェークローネ、朝食・夕食付き2940ノルウェークローネ

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※1ノルウェークローネは2015年5月現在、約16.1円。おおむね16円前後で推移。

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