エクシーガの派生モデル「クロスオーバー7 」

クロスオーバー7

正式名称は「EXIGA CROSSOVER 7」


スバルから面白いクルマが出てきた。といっても基本的に『エクシーガ』という乗用車タイプの3列シート7人乗りミニバンの派生モデルなのだけれど、ジックリとスペックや装備内容を見てると「あらら? これは面白いかもしれません」と興味が沸いてくる。使い勝手が良さそうで、その割にリーズナブルな価格設定なのだ。

チャイルドシートが必要な子供のいる世帯なら、やはり親子3代で移動できるクルマを持っていたい。かといって5ナンバーサイズのトヨタ・ノア/ヴォクシーやホンダ・ステップワゴンだと、少しばかり「クルマ好き度」という点で物足りない感じ。3ナンバーサイズのトヨタ・アルファードや日産エルグランドは、都市部だとサイズ的に持てあます。

そう考えてる人が(私もそうです)、今回紹介する『クロスオーバー7』を見ると、なかなか魅力的だったりする。まずエクステリア。最低地上高を170mm確保し、雪道はもちろん多少の悪路も走れるだけ確保。このあたりのクルマ作りはスバルの得意分野だ。というか世界中で人気になっている「クロスオーバータイプ」の本家です。

加えてクロスオーバー風に仕上げると、見慣れたはずのエクシーガのデザインも新鮮に感じるから不思議。黒いホイールアーチを加えたり、アンダーガード風のガーニッシュなど装着し雰囲気を出している。結果、上質で高価なクルマに見えるようになった。ホンダ・ジェイドやトヨタ・ウイッシュよりワンランク上の車格に感じることだろう。

アイサイトも標準装備され、自動ブレーキ性能は世界TOPクラス

クロスオーバー7

オレンジ基調で統一されていたインテリア


インテリアも凝っている。ドアを開けると、オレンジ(革だとタンと呼ばれる色)基調で、普通の日本車と全く違う。シートだけでなくハンドルや助手席のダッシュ、ドアパネルなどもオレンジ系を使っており、相当アグレッシブである。エクシーガを最初からこういったインテリアにすればよかったのに、と突っ込みたくなるほど。

肝心の3列目シートは、エクシーガ時代から「割にしっかり座れますね」という評価を得てきた。全く使い物にならないジェイドの3列目シートと対照的だ。身長183cmの私さえ座れるほど。しかも3列目シートの座面は2列目より高くなっており、圧迫感が無い。160cmくらいまでのゲストなら2~3時間のドライブだって余裕。

2列目は3人掛けだから、チャイルドシートを左右2つ装着した状態で、細いお母さんなら中央に座ることだって出来る。プラス大人が3人乗れると言うことです。もちろん背高のスライドドア式ミニバンと比べれば若干狭いものの、実車をチェックしてみたら思ったより使えそう。このあたりは皆さん判断して頂きたい。

嬉しいのはアイサイトが標準装備されていること。残念ながら最新の『アイサイト3』ではないけれど、機能性能に決定的な差無し。自動ブレーキの性能も世界TOPクラスである。さらに3列目までカバーするサイド&カーテンエアバッグも付く。安全に対する対応は素晴らしい。なんたって全て標準装備ですから。

クロスオーバー7

使い勝手を考えると、リーズナブルな一台と考えて良さそう


価格は275万4千円。前述の通り、何から何までフル装備(ディーラーオプションのナビを付ければ全て揃う)。アイドリングストップ付き2.5リッター水平対向エンジン+スバル自慢のフルタイム4WDということを考えれば納得出来る。値引きが拡大してくれば、なかなか面白い買い物だと思う。


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