食べるだけじゃない!ココナッツオイルの摂取方法

ミランダ・カーの美しさの秘密にココナッツオイルあり!
実は、ココナッツオイルの摂取方法は食べるだけではありません!香りや味が苦手な方は、アロマテラピーで取り入れてみてはいかがでしょうか?
アロマテラピーのオイルトリートメントは、ホホバ油などの植物油にアロマオイルを垂らし、皮膚に擦りこんでトリートメントすることで「皮膚から植物油とアロマオイルを体に摂りいれること」を目的としており、ココナッツオイルに関しても同じ事が言えます。
そしてココナッツオイルの独特の香りと相性の良いアロマオイル(精油)をピックアップすれば、香りの調整もしながら摂りいれることが出来ますよ!
またココナッツオイルは、ヘアからネイルまで塗布することで全身の美容ケアに活用可能!そこで今回は、ココナッツオイルをアロマテラピー流に活用する方法を紹介していきます。
ココナッツオイルの効能について

ココナッツオイルは精製されていないエキストラヴァージンオイルを使いましょう
■ココナッツオイル(ココナッツ油)
学名 Cocos nucifera L
科名 ヤシ科
ココナッツオイルは約25℃の温度で溶ける高飽和脂肪酸です。通常、飽和脂肪酸は室温で固体である油脂が多いのですが、ココナッツオイルは融点が低いので夏場の外気温が25度を超える季節は液体になります。
アロマテラピーでは、精製されていないエキストラヴァージンココナッツオイルを使用するのが好ましいです。エキストラヴァージンココナッツオイルはココナッツ独特の甘い香りがします。不飽和脂肪酸ではなく、飽和脂肪酸なので液体になっても通常液体のオイルより酸化に強く、安定性があるのが特徴です。
アロマテラピーとして、皮膚に塗布することで肌を柔らかくする効果があると言われていることから、マッサージクリームの材料としても用いられています。中鎖脂肪酸のラウリン酸の含有が50%であり、これは母乳にも多く含まれている脂肪酸であることから、体にも美容にも良いと言われている根拠の1つ。中鎖脂肪酸は摂取しても体脂肪にならず、脂肪を燃焼するための燃料にもなるといわれていることからも、ダイエットにも役立つと言われています。
また、昔から髪に役立つといわれ、ヘアケア製品の材料としても重宝されています。熱帯地方の民族は、幼少時から髪にココナッツオイルを擦りこんでいるため、白髪や脱毛が少ないと言われているそうです。また、天然の日焼け止め効果ものぞめ、SPF5程度の効果があります。
<参考文献>『アロマオイルとマッサージの為のキャリアオイル事典』 レン・プライス、シャーリー・プライス、イアン・スミス著 翻訳 ケイ佐藤
皮膚からココナッツオイルを摂取するメカニズム

室温17℃~20℃では液体と固体が混ざった状態
そういう「脂」の化学的性質を活用しているのが「アロマテラピートリートメント」です。アロマオイル(精油)も脂溶性の物質なので、植物油に溶けて希釈されて、皮膚に擦りこむことで植物油と一緒に皮膚から吸収されるというメカニズムです。
植物油は食べられるものもありますが、アロマオイル(精油)は口から摂取できません。しかし、皮膚からは摂取できるので植物油に混ぜてセラピーを行うのがアロマテラピートリートメントの理論の1つとなっています。
>次のページでは「ココナッツオイルの活用法」を紹介します。