再婚/シングルマザーの再婚

不安なシングルマザーだからこそ、やるべきこと

シングルマザーは、経済的に不安を抱えています。だからこそ、やるべきことがあるのです。それが助けを求めること。遠慮なんてしてちゃダメですよ。

佐竹 悦子

執筆者:佐竹 悦子

再婚ガイド

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前回の記事で、シングルマザーが経済的に苦しい傾向にあることを紹介しました。もちろん、なかにはシングルでも生活できることを見越して離婚をする人もいるのは事実。そういう人は、とても恵まれていると言えるのかもしれません。

とはいえ、実際のところ、生活に窮することが多いシングルマザー。生活が苦しいから子供にあたってしまうこともあるかもしれません。そうなる前に、あなたがやるべきことは1つ。助けを求めることです。

両親に助けてもらうことは恥ずかしくない

シングルマザーになる人の多くは、一人で子どもを育てていくという覚悟を持っています。でもいざ生活が始まってみると、仕事と育児を一人で行うのはかなりの負担です。でも、そこで妙なプライドを持ってしまうと、「一人で頑張ることが大切」と思い込んでしまい、それが自分を追いつめることになるのです。

一番頼りになるのでは?と思うのが両親。遠慮せずに相談してみては?

一番頼りになるのでは?と思うのが両親。遠慮せずに相談してみては?

なので、ぜひ助けを求めて欲しいと思います。助けを求めるのは、恥ずかしいことではありません。たとえば、実家に戻って両親に子供を見てもらうというのが、一番多いパターンでしょう。そうすれば、その間は子供の心配をすることなく、思い切り働くことができます。両親に負担がかかるから…と心配になるかもしれませんが、孫の面倒を見ることが両親の老後の生き甲斐になることだって多々あるのです。

子供にとっても、父親と母親両方の役割をしているお母さんが忙しいことはちゃんとわかっています。でも、寂しいと感じるのは事実でしょう。だったら、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒にいてお母さんの帰りを待てば、寂しさはかなり軽減されるはず。つまり、両親に甘えるということは、三方良しになるというわけです。

地域の支援を遠慮なく受ける

地域の支援や友達の助けがあるならば、それも遠慮なく利用しましょう。今はシングルマザーが増えてきているので、シングルマザー同士が助け合うことも多いようです。お互いに悩みを分かち合えるという点で、このつながりは大切だと思います。

また地域に何らかの支援団体などがあれば、それを活用するのも手です。たとえば、大阪の飲屋街には、昔から朝食とお弁当のサービスをしている定食屋さんがあるそうです。飲屋街で働く人は、深夜、明け方まで仕事をしているので、子供達の朝食やお弁当に手が回りません。なので、子供たちは、朝起きると近所の定食屋さんに行って、みんなで朝ご飯を食べて学校に行きます。そうすれば、朝ご飯を食べずに学校に行くということもありません。私は、この話を聞いたときに、なんて素敵なシステムだろうと思いました。

仕事をする以上、その間、家に誰もいないという事実を認めることは大切なことです。そして、シングルマザーがたった一人で子供を育てて行くことがどれだけ大変かを知るのもとても大切なこと。その上で、限界を迎える前にSOSを出すことが、子供にとっても自分にとっても一番いい方法になるのです。

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