食育/食卓でできる子育て

1才からできる!子供を伸ばす食のお手伝い4ステップ

小さいころから家事をはじめとするお手伝いをよくしている子供は、時間を有効活用している、家族の一員としての自覚と自信を持っていて、将来についても明るいイメージを抱いているなどという調査結果があります。子供の能力をぐんぐん伸ばす食のお手伝い4ステップをご紹介します。

浜田 峰子

執筆者:浜田 峰子

食育ガイド

食のお手伝いが子供の能力を伸ばし明るい未来を作る

お手伝いで子供は伸びる

お手伝いで子供は伸びる

小さいころから家事をはじめとする食のお手伝いをよくしている子供を、1984年から約27年間にわたって大人になるまで追跡調査した生活者研究センター※によると、『家事に前向きな子供は、時間を有効活用しており、家族の一員としての自覚と自信を持ち、将来の自分の家庭に明るい展望を抱いている。家事をよく手伝っている子供は、あまりしない子と比べ勉強時間が長く、テレビを見る時間が少ない傾向で、自己に対する評価は高く、将来についても「よい父・母になれる」「幸せな家庭がつくれる」という回答が多く、自分の未来に対して明るいイメージを抱いている。』という調査結果が出ています。

毎日の暮らしの中でできるお手伝いが、こんなにも子供の能力を伸ばし、健やかな心と体を作るだけでなく、明るい未来まで作り出すなんてすばらしいですね! 今回は、1才からできる!子供の能力をぐんぐん伸ばす食のお手伝い4ステップについてご紹介します。

【参考引用文献】
※花王株式会社 生活者研究センター調査結果 「子供のお手伝い」

子供の能力をぐんぐん伸ばすお手伝い4ステップ

何才からどんなことをさせるといいの? そんな質問を受けることも少なくありません。下記の「お手伝い年齢別調査」表※は、子供の年齢の特徴に合わせて4つの発達段階に分けられているので、分かりやすい目安です。
年齢別4つの発達段階

年齢別4つの発達段階

【参考引用文献】
※ミサワホーム株式会社 「子どもの行動特性調査 お手伝い」 表一部改変

この4つのステップでお手伝いを進めていくと、子供の持つ能力が伸びて8才になるころにはしっかりと家族の一員として役割を果たせます。しかし、お手伝い年齢別調査では、親がやった方が早い、子どもが上手にできない、教えるのが面倒などの理由により、忙しい中子どもに寄り添ってお手伝いをさせるのはなかなか大変だと感じている親御さんも少なくないようです。

食育ガイドである筆者の主宰する「おもてなし料理教室」に通ってくださる方々からも、小さいころからお手伝いを続けていたところ、小学生・中学生になった子供が、根気強く我慢強くなった、約束を守るようになった、責任感が生まれた、家族の会話が増えた、家族を気遣うようになった、家族に感謝の言葉を言うようになった、兄弟姉妹で協力するようになった、時間の使い方が上手になった、段取りがよく工夫するようになった、残さず食べるようになった、などのうれしい成長があるという話をたくさん聞きます。子供が大きくなったときにこんなにうれしい変化が待っているのなら、忍耐強くお手伝いを続けさせる価値は十分ありますね。

次のページでは、子供の能力をぐんぐん伸ばすお手伝い4ステップの内容を詳しく説明します。

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