ノルウェー/ノルウェーの絶景・自然

ジャンプ台からは絶景!スキーの聖地ホルメンコーレン

雪国ノルウェーのスポーツといえばスキー!その聖地となるのが、オスロにあるホルメンコーレンスキージャンプ台と世界最古のスキー博物館です。世界的なスキー大会が開催され、世界中からの旅人が訪れる人気の観光スポット。アクセス途中の車窓や、建物の頂上からは市内が一望できます。館内には無料Wi-Fiもあるので、記念撮影の後はすぐにSNSに投稿も可能!

鐙 麻樹

執筆者:鐙 麻樹

ノルウェーガイド

ノルウェーの冬の聖地といえばここ!

1424130603

 

スキージャンプ台

オスロ中心地から北西に向かって地下鉄で移動。目の前に広がるのは、大自然の中にある美しい建物 Hagelund/Birdseyepix.com - Visitnorway.com

オスロならではの人気の観光スポットといえば、「ホルメンコーレン」と呼ばれるスキージャンプ台と博物館! 「ノルウェー人はスキー板を履いて生まれてくる」といわれるほど、スキーというスポーツはノルウェー国民とは気っても切り離すことができません。世界大会のスキーの競技種目で、金メダルを総なめにするのもノルウェー。ちなみに、日本のスキージャンプ選手の葛西 紀明選手は、ノルウェーでは多くの人が知る有名人でもあるのです。
スキージャンプ台

スキー大会がある時期には驚くほど多くの市民が訪れます Photo: VISITOSLO/Tord Baklund

そのスキー国家の「聖地」ともいえる場所が、オスロ中心地から地下鉄1本で約26分のところにあるホルメンコーレンスキージャンプ台と博物館です。

スキージャンプヒルを間近で見学

スキージャンプ台

上から眺めるスキージャンプ台。夏や冬のどの季節に見ても迫力がある Photo: Asaki Abumi

地下鉄駅から徒歩で10分ほど歩くと目的地にたどり着きます。館内に入る前に、すでに目の前に広がるのがこの景色! スキー選手が実際に飛ぶ目線で会場をみおろすことができます。このエリアは入場料もいらないので、自由にアクセス可能です。

世界的にも珍しい!世界最古のスキー博物館

スキー博物館

世界最古のスキー博物館、昔のスキー用具やスキー板が飾られている Photo: Asaki Abumi

1923年にオープンしたスキー博物館は、スキーだけを特集した世界初のスキー博物館です。6000年のスキーの歴史が、展示されている貴重なスキー用具とともに紹介されています。とくに、世界最古のスキーを含む、数々の歴史あるスキー板の展示は必見。ノルウェーでは、かつてはスキーは狩猟、通信・移動手段として使われていました。

絶好の写真撮影スポット!頂上からのオスロの景色

オスロ市内を一望

頂上から見下ろす景色は、思い出に残る旅のワンシーンとなること確実! Photo: Asaki Abumi

「たとえ博物館やスポーツに興味があまりなくても、ホルメンコーレンはぜひ訪れてほしい」。ガイドがそうおすすめする大きな理由が、建物の頂上から見下ろせるオスロ市のランドスケープです。実は、ここは最高の写真撮影スポット! 雪や霧がたくさんある冬、緑の新緑と青いオスロフィヨルドが色濃く出る夏、紅葉の美しい秋、どの季節に来ても、素晴らしい景色が目の前に広がります。

写真撮影に夢中になる旅行者も多く、無料Wi-Fiあり(パスワードは館内で張り出されています)。素敵なワンシーンが撮れたら、すぐにSNSで旅の感動をシェアできますね。

素晴らしい景色は頂上からだけではなく、建物周辺やオスロ中心地からアクセスするまでの地下鉄の車窓からも見られます。地下鉄ではぜひ窓際に座ってみてくださいね。

ジェットコースター好きなら、ジップラインに挑戦!

ジップライン

オスロで一番スリル満点のアクティビティ Photo: Andreas Bache Wiig

ワイヤーロープで滑車を使って滑り降りるジップラインは人気のアトラクション。スキー選手と同じ目線で、361メートルの高さからジャンプヒルを飛んで体験することができます。2015年は3月後半から11月まで開催中。入場料とは別料金で、追加大人1人590ノルウェークローネ。

詳細は
ホルメンコーレンの公式HP「Fly Holmenkollen - Zipline
運営をしているKollensvevetの公式HP

ショップとカフェも一緒に楽しもう!

ミュージアムショップ

ノルウェー出身のスキー選手が寄贈したトロフィーなども飾られているショップ Photo: Asaki Abumi

博物館がある場所の楽しみのひとつといえば、ミュージアムショップ。その場所ならではの限定お土産や、旅行者が喜びそうなノルウェー国旗がついたお土産がたくさんあります。ノルディック柄のセーターや帽子など、質のいいファッション系のグッズが多いのが特徴です。
スキージャンプ台のカフェ

フレンドリーなカフェ店員さんが出迎えてくれます Photo: Asaki Abumi

スキージャンプ台&博物館を出ると、入り口のすぐ横にカフェがあります。ちょっと一息したい時は、ここでリラックス。ノルウェーの伝統的なおやつであるワッフル(30ノルウェークローネ)もあります(コーヒーは1杯30ノルウェークローネ)。

<DATA>
スキージャンプ台&博物館

地下鉄駅からは徒歩で坂を上りながら10分で到着 Photo: Asaki Abumi

Holmenkollen Skimuseum & hopptårn (ホルメンコーレン スキージャンプ台&博物館) 
住所:Kongeveien 5, 0787 Oslo
エリア:オスロ中心地より北西
TEL:+47 91 67 19 47
営業時間:10~4月の月~日曜10:00~16:00、5月と9月は10:00~17:00、6~8月は9:00~20:00
定休日:無休
料金:博物館とスキージャンプ台は共通。大人1人120ノルウェークローネ
オスロ観光券「Oslo Pass」で無料。別記事「オスロ観光案内所と節約旅行に役立つ観光カード」
アクセス:トラム1番線Holmenkollen駅から徒歩10分。駅のホームが小さいことから、地下鉄の「扉が開くのは1両車と2両車目のみ」です。後ろの車両に乗っていると、扉が開かず、ほかの車両へ急いで移動しないと、下車できないのでご注意ください。

※1ノルウェークローネは2015年2月現在、約15.6円。おおむね16円前後で推移。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます